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5歳の娘に子ども用包丁をつくった夫

今日は、子ども用に包丁を削り出した夫の話。

子ども用の小さい包丁探し

ごはん作りにお手伝いしてくれる娘、最近包丁も握るようになったが、大人用の包丁は持て余し、フルーツナイフも何だか違う

確かに手の大きさに合ったサイズの包丁がいい

子ども用の包丁もあるが、我が家的には切れ味がいい本格包丁の方がいい(安心)


料理をつくる道具としての包丁

我が家では、安全を考えて切れない包丁より、ちゃんと良く切れる切れ味の良い包丁の方がむしろ安全であると考えています

切れ味が悪いと変に力がかかって逆に危ない、変な癖もついてしまうとそれも良くないので、ハサミもそうだけれど、包丁もどうしようかと考えていた

以前、子ども用のハサミを買って工作に使わせていたけれど、逆に使いにくくて私のハサミをしょっちゅう引っ張り出すのであげてしまった

使う時はもちろん大人が近くで見るので、ただ与えている訳ではありませんよ🤚🏻

そんな子ども用包丁問題、
夫が「作ろうかと思ってる」と言い出し、私はそのまま受け流しておりました

ら、

できた。
(正確にはまだ工程あるが、形になった)


夫が作った子ども用包丁

試し切りで、娘、バナナを切ってみる

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バナナとの対比で大きさが伝わるだろうか🤔


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切ったバナナはおやつに🍌

確認した夫は、早々にもうひと研ぎしに出かけて行った

ちなみに柄はクロモジだそうです
(いい香りする、お茶にもする木だよ〜☺️)

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家で研ぐ時はこんなかんじ

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△今こんなかんじ。ここから更に調整

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△夫の研ぎ石たち(私が買ったものも入っている)

夫、何者?と思う方もいると思うので、
ちょぃ解説


包丁をつくる夫って何者!?

夫は一般人です(包丁職人でも何でもないです😂)

が、何でそんなこと知ってるの⁉︎ってことが多い
変わった人です

刃物を作ることが好き(危ない意味ではない🤚🏻)
コレクターでも危ない趣味でもないです!
大丈夫です!くれぐれも誤解なきように‼︎

刃物を飾ったり集めたりではなく、『つくる』とか構造とか、金属とか、料理の実用性とか、そのあたりの趣味です(鋳造とかも多分できる)

使うためにあるもので「つくる」派だそうで、
小学生の時は弓をつくるのにハマっていたらしく、弓の矢尻を作るため釘から作っていたらしい

シンプルに、買ってもらえないから自分で作ったそうです

(15少年漂流記に憧れていたらしい)

だからこんなものも作れるそうです
(いらんスキルが高いそうな)


子ども用包丁づくりの工程

使わないヤスリ(鋼)からつくります
“ヤスリからナイフをつくる”で検索すると出てくるらしく、割とよくあることだそうです
(ヤスリなら何でもいいわけではないので、そこはご注意を)

その後、さらに研磨

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溝を残すことで、穴あき包丁の様に身離れがよくなる。溝に空気が入るのことで、食材がペタッと吸い付くことを防ぎ、離れやすくなる

研磨したら黒染め(錆止め)加工を行います

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≪家庭でできる黒染めの方法≫
お酢 1/4
濃く煮出した紅茶 3/4

刃が浸るまで注ぎ、置く

紅茶は美味しく入れる方法の真逆(超濃くするため)美味しい入れ方は沸騰したお湯でさっといれる、が、この場合は水から煮出す。パックは3つ

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試し切りしたカブが後ろに...
確かにスルスルと剥けて、切れ味がいい

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台所の片隅に、黒染めのビン
30分以上放置

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こんなに黒くなりました

私:炭治郎(鬼滅の刃)の刀って黒だよね

と、入れ知恵。

以降「鬼滅仕様の包丁」と呼ばれるようになる

しかし、真っ黒だと刃物感に欠ける...

むしろキラッとした方が「刃物だぞ!」感があり、良い意味での危機感が増すので、ギラつかせることになる

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やはり真っ黒より刃物感が増しました

他の包丁と比べるとこんなかんじ

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一番下が娘用の包丁。ちっちゃいね!

下から2番目がフルーツナイフ、
その上が出刃包丁です

そして出来上がったのがこちら▽

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おぉ!良く切れる!使いやすい!
実際、娘がきゅうりを切るところを横で見ていましたが、やはり小さい方が取り回しやすいみたい

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使いやすそう✨
娘、よかったね👍✨

夫、将来娘に子どもが産まれたら、この包丁を研ぎ直してあげると計画しているが「それまであるかな?」と冷静なツッコミを入れる嫁

そんな我が家の記録でした✌️


※補足
子ども用の包丁を自家製することを勧めるわけではありません。市販の包丁を使用させることを否定するわけでもありませんので、誤解ないようにと思って補足します。

実際私も作れないのでw 稀なケースとして、こんなこともあるのね、程度にご覧いただけると幸いです。

ご家庭によって、環境も考え方も教育方針も状況も違う中、それぞれが選択したい方法を取れたらいいな、と思っております。
一つの方法が正解で、それ以外は間違っているとの考え方は子育てには当てはまらないと思っているので、お子さんのこと、ご自身のことを考えた上で選択させることは、他の家庭と違う形であっても素敵なことだと思っています☺️

なので、ご自身の方針とうちが違っていたとしても、ご指摘は不要です。

安全面、衛生面その他、考慮しておりますので、ご心配・ご配慮は不要であることもお伝えしておきますね☺️ご理解くださいませ

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