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子育てにおける、現代ももたろう論

絵本でおなじみ、ももたろう。

こどもたちへ読む昔話の中でも定番中の定番。

ド定番の物語です。

私は娘へ読み聞かせながら思った、

おじいさんとおばぁさんって、すごいなー

なぜなら、

“おじぃさんとおばぁさんは桃太郎が可愛くてしかたがありません”

で、あるにも関わらず、鬼ヶ島へ行くももたろうを止めず、行かせてやるのです

できる??

村を荒らす鬼の巣窟へ、一人で、可愛くてしょうがない一人息子の我が子を送り出すのよ??

できますか??

現代にしてみれば、

こんな危ない場所へ一人で鬼退治になんて、やめておきなさい!

って、言いそうではないか...

それをですよ、きびだんごを作って、持たせて、送り出すなんて、
なんてすごいメンタルなんだ(!)

心配じゃないのかなぁ...
でもそれより、
ももたろうを信じているのだろうなぁ...
だから最大限きびだんごを作って、持たせて、応援したのだろうか

「可愛い子には旅をさせよ」

まさにこれではないか...‼︎

できる?できますか??

「おじぃさん」と「おばぁさん」なのですよ?
いくら昔のおじぃさんとおばぁさんの年齢は今より若かったといっても、若い男の子の一人息子を、鬼ヶ島へ渡すのですよ?貴重な老後の、唯一の働き手でもある男の子を。
しかも、帰ってこない可能性もある

昔の人は、肝が座っていたのだなぁ...


そしてそして、犬・猿・キジは、
現代で言う社員じゃない??

そう、ももたろうは、きびだんご(給料)を渡して、犬・猿・キジを雇って仕事(鬼退治)をさせる、さながら経営者だ!

それで言うなら、きびだんごは資本である。
創業の資本資金。

昔の記憶ではきびだんごは1匹につき1つだったけれど、今の絵本はお腹いっぱいあげています(時代!)それは、さながらお給料じゃないかと思ったのです。継続的にもらえる対価。対価(きびだんご)に対する労働(鬼退治)。

優秀な社員、犬・猿・キジの協力により、鬼退治という大仕事を成し遂げたももたろう...

犬・猿・キジが、ももたろうに着いていったのは、ももたろうのことを信頼していたからなのだろうと思う。いくら給料(食)をもらえたとしても、鬼ヶ島まで着いていくにはリスクもある。

人任せにせず、自分が率先して進む、リーダーシップがあったに違いない。だから彼らも着いて行ったと思われる。

着いて行った犬・猿・キジもすごいよね。


昔話を読みながら、いろいろと思うことが多い私でありました。

めでたし、めでたし。


じゅんぐり回していきます☺️ 忘れた頃に、大きく育ってあなたのもとにも還りますように🙌🏼