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マイストーリー③「自分の作ったごはんが美味しい!」

(マイストーリー②はこちらから)

半年間温めて…からの受講


マーシャン祥子さんのブログに出会って衝撃を受けるとともに、『子育てを楽にするFood Therapy』というオンラインの食育プログラムの存在を知った私。

受講料は決して「出せない」わけではないけれど、いち主婦にとってはかなりまとまった金額でした。


「レシピだけならいくらでも無料で検索できてしまうこのご時世に、本当にそんなに出す価値があるのかな?ちゃんと得られるものがある??」


そんな確信のなさに加えて、当時は「稼いでいないのに、自分のことにお金を使うなんて…」という引け目もあり、一度は参加を見送りました。


けれど、半年経っても受講してみたい気持ちに少しも変わりはなくて

次の期(※当時は半年に一度の開催だった)の募集がスタートするのと同時に、「えいやっ」と申し込みボタンを押したのでした。


料理の何がしんどかった?


マイストーリー①でも触れたけれど、炊事スキルほぼゼロのまま、出産・子育てをスタートしてしまった私。

産後は一応ほぼ毎日料理していたので、この頃までにはさすがにレシピをみれば、大抵のものは作れるようにはなっていたけれど

  • メニューがきわめてワンパターン

  • レシピ通りには作れるけれど、自分でうまく加減したり、アレンジすることができない(完全にクッ○パッド頼り)

  • 「体にいいもの、子どもが好きでよく食べるもの」のみが軸になっていて、自分の希望や満足度は度外視

  • 味がイマイチ決まらない


と料理に対する苦手意識や「腰ひけ感」は相変わらず。


加えて、ネットでヘルシー情報を検索しては「〜は体に悪いからダメ」というNG事項ばかりが自分の中に増えていき

「知れば知るほど、しんどくなってしまう」という負のループに、完全にハマっていました。


変化が現れた、料理に対する気持ち


そんな私がFood Therapyに参加して最初に衝撃を受けたのは、第1週目に出てくるミートソースを作ったとき。

『ずぼらレシピ』はその名の通り、ざっくりしていて、工程も少なく

祥子さんの料理ライブみたら「あーここ順番どっちでもいいよ」とか言ってるのに(座長が本当に「ザ・テケトー」)

とにかくそれ通りに作ってみたら、ばっちり味が決まるという不思議!!

自分の作ったものを心から「美味しい」と感じられたことは、ずっと料理が下手だと思ってきた私にとって、それこそ涙が出るくらい嬉しかった。

「私だって、やればできる子!」

と久しぶりに自分を褒めたい気持ちが湧き上がってきて

そうなると「あ、このレシピも試してみよう」と「あれも作ってみたいかも!」と、自然とどんどんやってみたくなる。


長いことずっと、義務感や「こうあるべき」にばかり縛られて苦痛だった料理の時間に、ふわっと一筋の白い光がさしこんだように感じました。


唯一無二のコミュニティーの存在


そしてもうひとつ、私が自分のFood Therapy体験を語る上で絶対に外すことができないのが、受講仲間たちの存在。

講座のスタートとともにフェイスブックの専用グループに参加して、祥子さんや他の受講生たちとコメントで交流しながら進めていくのだけれど

これが「学生時代のゆる〜い部活」のような感じで、ものすごく楽しかった。

  • つくれぽや質問を投稿したら、世界中に散らばる仲間たちから必ずコメントがつく

  • 投稿内容は、決して「こんな上手にできました!」じゃなくてもいい

  • むしろ失敗ネタの方が盛り上がったり、「次はこうすればうまくいくよ」とアドバイスをもらえたりして、学びや気づきの循環が生まれる

  • 最初から全てが順調にいかないことも想定内


せっかく作ったのに家族からのウケがイマイチだったり、だんだんスタート当初のテンションが落ちてきて、途中離脱しそうになっても大丈夫。

そのたびに、正直な気持ちをありのままにアウトプットすることで

「あるある!」「わかるー!」と共感してもらえたり、悩みを分かち合えたりする。


「失敗してもいいんだよ」と言ってもらえる絶大な安心感。

誰にもジャッジされることなく、できない自分やかっこ悪い自分もひっくるめて、すべてを見せられる安全基地。


世界中から参加している仲間たちと、しがらみのない本音で繋がれる場所で
最初は、ちょっと遠慮がちに。

そして、徐々に大胆に自分の胸の内をさらけ出せるようになっていき

もう「Food Therapyなしでは乗り切っていけない!」と思うほど、そのコミュニティーの魅力の虜になっていきました。

そんなふうに、まるでお祭りに参加しているような気分でワイワイ楽しんでいるうちに、約2ヶ月間の受講期間はあっという間に終了。

「私にもヘルシーで美味しいものが作れる!」という経験を重ねていく中で料理に対する苦手意識が少しずつ薄れ、料理をするのが楽しいとすら感じられる瞬間が出てきた。

その上、受講前にはまったく予想していなかった、愉快で愛しい仲間たちとの出会いにも恵まれた。

この時点で、既に「受講料以上の価値を十分に受け取ることができたなあ」と感じていた私。


…けれど、私の中に起きた変化はこれだけにとどまらなかった。

この後、何度もリピート受講することで、Food Therapyの真髄を体感することになるのです。

Food Therapyが別名「スルメセラピー」と呼ばれる所以とは、果たして…?


(マイストーリー④に続く)