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小学生の私からの宿題

40年の時を超えて、小学生の私からの宿題が届いた。小説のプロットである。小学生の頃から物を書くのが好きだった私は、「アイデアノート」に書きたい作品の構想を記していた。その「アイデアノート」が出てきたのである。
眠れぬ深夜、20年以上開かずの箱だった箱を開けてみた。そこに「アイデアノート」が眠っていた。存在を覚えてはいたがとっくに無くなったと思っていたノートが、40年の時を経て突然登場したのである。

見てみると、ひらがなだらけの文字。ところどころ読みにくい子どもの字であれこれ書き込んである。懐かしいような、くすぐったいような感じがする。
内容はファンタジーのプロットがいくつか作ってある。今の私なら書かないジャンルである。壮大な物語を書きたかったようで、あらすじの他に人物相関図などもある。大人になった今だからわかる。これを書くのは大変だ。私は何を書きたかったのだろう?

短編のプロットが一本あったので、小学生の私のために小説化してみた。今の私には長編ファンタジーを書く実力がない。なので大幅にエピソードを削った。それでも結末までちゃんと書いた。完成させることが大事なのだ。
小学生だった私が読んだら、何と言うだろうか。短い!と言われそうな気がする。いろいろ文句は言われそうだが、大人の私は書いていて楽しかったよ。このプロットを作ってくれてありがとうね。

今回書き上げた小説はこちら


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