【第1章目次】親権のない私のラブレター子育て
日本の子どもたちが
両親から愛を注がれますように
親子関係と夫婦関係を
分離できる日本人が増えますように
日本人の家族の価値観が
もっと豊かになりますように
子どもを一個人として向き合う大人で
世界が満たされますように
子どもたちの未来が
愛に溢れた世界になりますように
何があろうと親は子どもを想っています
▼第1章【タロジロと私。ときどきお父ちゃん】
▽⓪stand.fm音声編タロジロラブレター
▽①ジロウ誕生
ジロウ誕生により、365日24時間毎日一緒だった私とタロウに大きな変化が生まれたお話です。
ジロウ出産後の私に心の余裕は一切なし。
たった8つのタスクで瞬殺で過行く一日。
幼いタロウを抱っこしない日々が始まる。
タロジロを抱きしめられる日々が永遠に続くと勘違いしてたな。
▽②日常の病
ジロウの病気でタロウに想いを馳せつつも、ただただ時間が過ぎゆくお話です。
黄疸の治療で真っ黒になるジロウ。
心臓に穴の開いたままのジロウ。
川崎病で全身腫れ上がるジロウ。
私がジロウにかかりっきりの時期、タロウはどうしていたんだろう。
▽③社会デビュー
タロウ4歳ジロウ3歳での、ふたり対照的な社会デビューのお話です。
ジロウはタロウがいるから強い。
タロウがいるからジロウは羽ばたけるんだ。
幼いタロウはいつもジロウを誇らしく褒めていた。私はどうしてタロウをもっと褒めてやらなかったのかな。
▽番外編①モノサシとお母ちゃん
おそらくお母ちゃんお疲れが溜まり、攻撃的になってる時期のお話です。
子育ては一瞬で終わる。
注げる愛を今子どもたちへ。
そして大切な人へ。
誰かのために生きられる瞬間はきっと儚く尊い。
▽④誕生の理由
タロジロの誕生の順番について、ふたりの特性から想像を膨らませるお話です。
タロウは「ジロウ。ジロウ」とお世話をし、ジロウは「タロウ。タロウ」とまとわりつく。
タロウは私をお母さんにするために、ジロウはタロウをお兄ちゃんにさせるために誕生したのかな。
▽⑤絵本と新世界
夢見心地の毎晩の読み聞かせで、三人一緒に新世界へ入り込むお話です。
2017年12月8日、タロウ8歳、ジロウ4歳。
絵本をめくる私の日常は突然途絶えた。
あれからタロジロはどんな夜を過ごして今にいたるのかな。次、一緒に寝れる時がくれば聞いてみよう。
▽⑥狂気と慈愛の食生活
完璧な家事育児に苦笑いしつつ、サラダに想いを馳せたお話です。
おやつもほとんど手作り。
外出にはほぼお弁当持参。
チリ一つ落ちていない部屋。
溜めるのが気に食わない洗濯物とゴミ。
全力投球する育児合間のお仕事。
今から思えば、半ば狂気じみている。
私の狂気的な行動は、きっとお父ちゃんも疲弊させていたかもしれないな。
▽⑦記憶の食と旅
旅による子育てと日常・非日常の食事の思い出のお話です。
初めての体験にクルクル飛び込むタロジロ。
吸い込まれそうになるキラキラ輝く目。
旅先での食事の記憶。
お家での食事の記憶。
タロジロと一緒にいる時間が永遠に続くと勘違いしていたな。
▽番外編②奇跡のラブレター
お母さん11年目にして初めてもらう我が子からのラブレターのお話です。
クリスマスレターを書く国語の授業。
作成できる手紙は一通。
究極の選択をするジロウ。
ジロウのメッセージに想いの重なりを実感する私。
親は子どもたちに何ができるのでしょうか?
▽番外編③祝い旅と12歳タロウの夢
2020年のタロウ12歳の誕生日にまつわるお話です。
タロウ誕生日の定番は「旅」。
タロウ好物は3歳から「お蕎麦」。
12歳タロウが話してくれた『夢』とは?
子どもの夢を潰すのも育むのも大人なんだ。
そもそも夢を持たせてあげるのも大人なんだ。
子どもの夢を一緒に眺められる大人はどれくらいいるんだろう。
▽⑧家族の崩壊
自分の弱さがタロジロに向かって現実から逃げ出し、親子分断へのカウントダウンが始まりだした頃のお話です。
理想の妻。
理想の母。
理想の私。
夫婦関係構築能力のなさ。
うまくいかない子育て。
受け入れがたい現実の私。
あまりに「自律」していないあの頃の私を抱きしめてあげたいです。
あなたの「自律」の概念はなんでしょうか?
▽⑨新天地の光と影
タロジロとマレーシアに降り立ち、自分と家族を見つめ直すお話です。
戸惑う8歳タロウ。
有頂天4歳ジロウ。
震えて内省する私。
三者三様に異国を楽しむ。
私は新天地で気づく自身の醜い心に苛まれます。
あなたは溺れる日常からどうやって自分を救い出しますか?
▽最終話⑩絶望と信じる勇気
タロジロとの離別と日本社会の闇を体感し、絶望から希望をみいだしてゆくお話です。
絶望は希望と紙一重。
逆境の人生に出くわしたとき、立ち向かい続けるには何が大切なのでしょうか?
2022年の今、生きてタロジロラブレターをまとめられる私はとても幸せです。
▼タロジロと子の連れ去りから学んだこと
タロジロラブレター第1章を凝縮させて、約13年間の子育てとタロジロからの学びを綴った物語です。
家庭の崩壊。
我が子との離別。
歪んだ社会。
親権喪失。
伝わらない想い。
未熟な自分。
破滅寸前の母親の心が、人として育まれていく過程も記録しています。
人って何歳からでも成長できるものですね。
いつかタロジロに届くといいな。
▽目次
①見失う自分と崩壊する家族
②異世界での自省と戸惑いと有頂天
③喪失と吐き気
④信じる勇気との出逢い
⑤子どもに優しい世界
⑥タロジロと親権
⑦絶望と希望の社会
自由に会えない私とタロジロは
今日もなんだか幸せです
あなたは大切な人と
どれだけ幸せな今を過ごしていますか
あらゆる出来事とすべてのご縁に
感謝しています
タロジロ
今日も明日も愛してんで!!
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