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結果を出すことは大切、そしてプロセスを楽しむことも忘れない!

こんにちは、久福ブルーイング本島の久保田です。今日は、信頼するトレーナーからの学びを紹介したいと思います。

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ブルワリーをスタートして半年経った頃、夫婦でコンディショニングスタジオに通い始めました。
コンディショニングってあまり聞きなれない言葉ですよね?

コンディショニング
ー運動競技において最高の能力を発揮できるように精神面・肉体面・健康面などから状態を整えることー

厚生労働省 e-ヘルスネット


で、これをアスリートじゃない一般の人も取り入れていきましょうみたいな話です。私たちがお世話になっているスタジオがこちら👇🏻

公式サイトの中にも、こんな記載が。

コンディショニングとは日常生活をより快適に、より豊かに送るために行う「カラダを整える」アクションのこと。

Conditioning Studio Nico HP



きっかけはボトリング(瓶詰め)

そもそも、コンディショニングに通い始めたのは「ボトリング(瓶詰め)後の腰痛をどうにかしたい」というのがきっかけでした。

私たちの醸造所では、製造工程でビールを詰めたボトルを、段ボールケースに戻し、熟成室へ移動させるという工程があります。

この段ボールが重いったりゃありゃしません。
いったい私はどのくらいの重さを持ってるんだろう? と気になったことがあり、測ってみたらなんと、25㎏ほど…!!!

もちろん台車は使うものの、担ぐ、降ろす、積み上げるなどの作業は台車にお願いすることはできず、今も「ヨイショ!」と運んでいるわけです。

ヨイショ!

そうすると何が起きるかって、これまで運動らしい運動をしてこなかった私たちは、見事に翌日身体が痛くなるのです。朝起きた時に身体が痛い… 腰が悲鳴をあげている…重いー!!!

なんとなく身体のあちこちが気になって、そのちょっとのストレスが目の前の仕事のパフォーマンスを下げている感じがしました。

よく考えてみたら、自らが学びにいこうとしない限り、誰も身体の使い方なんて教えてくれないんですよね。とりわけ反り腰で腹筋もない私は「そのうちやるな(ぎっくり腰とかその類)…」と思っていました。

そうなる前に、何か手を打たねば。
乗りかかった船、どうせなら心地よく操縦したいものです。

そんなこんなで、冒頭のスタジオ・Nicoのトレーナー藤田さんにお世話になることに。
藤田さんは、過去にオリンピックの科学強化スタッフなど、世界のトップアスリートのサポートをされてきた経歴を持つ方で、いわゆるトップのサポートをするプロ。

初回から心地よい距離感で、必要なことを必要なだけ言ってくれるそのスタンスが気持ちよくて、気が付けば間もなく1年が経とうとしています。
藤田さんはめちゃくちゃプロなわけですが、めちゃくちゃプロだからこそフラットに向き合ってくれていると思っていて、ただただ尊敬。

身体の心地よさも然ることながら、精神的な心地よさも提供してくれる、安心感が半端ない方で、私たちの大好きな人の1人です。おかげさまでNicoにお世話になる前は使用していたサポーター(コルセット)が今では不要になりました🙌🏻



「バランスがとれることが大事なんじゃないんです」


さて、前置きが長くなりましたが(笑)

先日、ストレッチポールの上に寝た状態で両手両足を上げるというポーズをやりました。

ストレッチポール

「寝た状態で、そのまま足を上げて、
(足を)上げた状態で、ゆっくり手も上げてみてください」


これがなかなか難しい!

それでもなんとかできないか…
あっ!できるか…?
いや、やっぱりダメか…

を繰り返す私たち夫婦を見て、さらに藤田さんはこう言いました。

「ちなみに僕はこれ、できません。これまでたくさんの方にやってみてもらいましたが、できたのは1人だけですね」

「バランスがとれることがいいんではないんです、バランスをとろうとしているこの感じが大事なんですーー」


そう言われた瞬間、私の意識がフッと別の方に向けられたのが分かりました。バランスをとろうとしていることには変わらないんですが、バランスがとれるという結果よりも、もっと手前のまだ分からない不確かなもの。言葉では上手く表現できないのですが、意識の場所がそっち側にスライドした感じです。

もちろん、バランスはとれません。
体がぐらついて、手や足が付いてしまいます。
でも、意識を体に集中させて感覚を掴もうとすることがなんだか楽しい!


この体感や感覚の話って、実はどの世界に置いても通ずるなぁと思います。

結果を出すことはとっても大切。
2年目に入りヒシヒシとその大変さを痛感しています。

ただ、まだまだ結果の数が足りていない私たちにとっては、それよりもその過程で得る感覚を掴んでいくこともまた大切な気がしています。

この感覚が積み重なっていくことで、望む結果の再現性はずっと高くなるのかなぁ、なんて。


そう思うと、ビール造りのことも、経営のことももっと今のこの過程をもっとジタバタ楽しんでみようと思いました。

こっちはどうかな
このパターンだとどうかな
チャレンジを楽しみながら、今の目標に近づいていきたいです。


それでは、
幾「久」しく「福」を届ける久福より
愛を込めて

あなたのスキ♡やサポートがとても励みになります!私たちのビールは1バッチごとに個性が出てくると考え、商品にナンバリングをしています。あなたが手に取るビールは何バッチ目のビールになるでしょうか?この一期一会を大切にしたいと思います。