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「探究」ってなあに?

こんにちは。
探究schoolつくつく塾長のゆきむです。

探究schoolつくつくでは、教室の名前にもあるように、
子どもたちの「探究心」を育てていくことが一つの大きなテーマです。

デザイナー、エンジニア、絵本作家、YouTuberなどなど様々なお仕事体験を通して、楽しみながら「探究心」を育んでいきます。

では、この「探究心」ってなに?
なんで「探究心」を育むことが重要なのか?
「探究心」ってどんな時に役立つの?

そんなことを今日は書いていこうと思います。

1.「探究心」ってなに?


「探究心」を辞書で調べるとこんな風に載っています。

ー 物事について、深い知識得たり原因解明したりしようという気持ちのこと

簡単に言い換えると、「物事の本質を明らかにしようとする気持ち」のことです。「なんで?」とか「どうしてこれはこうなっているの?」など、疑問に思ったことを自分から調べたり、探ってみたり、仮説を試してみたりする行動はこの「探究心」からきています。

赤ちゃんがいろんなものを口に入れたり、触ったりするのも、「これはいったい何なんだ?」という「探究心」からくる行動が多いですね。


2. 「探究心」がなぜ注目されているの?


今、時代は「VUCA(ブカ)」になっていると最近、言われています。
「VUCA」とは将来の予測が困難な状況を示す造語で「Volatility(ボラティリティ:変動性)」「Uncertainty(アンサートゥンティ:不確実性)」「Complexity(コムプレクシティ:複雑性)」「Ambiguity(アムビギュイティ:曖昧性)」の頭文字を並べたもの。
これだけ、英語を並べられるとよくわからないですよね、、💦

今、「VUCA時代」に社会は突入しているといわれていて、色々な新しい技術が生まれては消えて変動していき、情報が複雑になって何が良いのか悪いのか不確実で曖昧な場面が増えてきました。

そんな1年前まで当たり前と思っていたことが、当たり前でなくなってしまう時代に「探究心」を育てていくことはとても大切なのでは?と考えています。

どんなに技術が変動してもそれに興味を持って、探究する
どんなに情報が複雑でも解明しようと、探究する
どんなにリスクがあるか不確実でもそれに対してどう対処するか、探究する
どんなに物事の価値観があいまいになっても自分なりの答えを、探究する

「探究心」という点数では評価しにくいけれども、応用の効く力を持っているとこの「VUCA時代」に自分らしく自分から社会を変えていける人になるのではないでしょうか?


3.「探究心」と「好奇心」


「探究心」とよく混同されがちなのが「好奇心」です。

2つの単語は同じような意味ですが、少しだけニュアンスが違います。

「好奇心」は、珍しいこと、未知なものに単純に興味を持つことを意味します。「探究心」は、好奇心を持ったものを深く理解しようと検索をしたり、調査したりするような気持ちを意味します。

「好奇心」を持つことはきっかけであって、そこから興味を持ったものを突き詰めたいと思える心を「探究心」と呼びます。

「好奇心」だけでなく「探究心」まで深められるといいのかもしれませんね。


4. 「探究心」が芽生えるとなにが起こる?


東京都三鷹市で「探究学舎」を開校する宝槻泰伸さんは、「探究心に火がつけば子どもは自ら学び始める」と言います。

「探究心」を持つことで人は、
・自分で考えて行動し、
・自分をマネージメント(管理)する能力が高まり、
・学ぶ意識が育ち、
・洞察力が育つ
と言われています。

「探究心」が芽生えるとその人の自発性や積極性が増します。
それによって「VUCA時代」を自分らしく生きていくベースとなっていくのです。


5. 「探究心」はどうしたら身に付くのか?


「探究心」のきっかけにあるのが「好奇心」だと言いましたが、何もしないでも好奇心をくすぐられる人はほとんどいないのではないでしょうか。

特に、子どもたちは、自分が何を知りたいかも知らない状態です。大人ができることは、まず、きっかけを作ってあげることです。子どもが興味を持てることを見つける手伝いをしてあげることです。

その状態のことを『探究心に火がともる』と例えることもあります。火を大きくし、火を消さないことが、「探究心」を育てていく上でとても大切です。というのも、火は簡単に消えるからです!

子どもが動物園に行って、「もっといろんな動物を知りたい!」と言って図鑑を買ってあげたとします。探究心の火がついた子どもに対してその探究心の火を大きくする良いツールですね。
ただ、これだけでは探究心の火は消えてしまうかもしれません。
図鑑を買って渡すだけでなく、それにしっかりと寄り添い、
一緒に図鑑を観てみる、動物に関する問いをなげかける、またもう一度動物園に行ってみる、などその後に探究心の火を灯しつづけられるような働きかけを続けることが重要です。

ただ、日々の生活で忙しい家庭の中でこれを実践し続けるのは至難の業かもしれません。

【探究schoolつくつく】では、お仕事体験というツールを通して子どもたちの「探究心」に火をつけ→それを大きくし→灯し続ける、そんな仕組みをたくさんプログラムの中にちりばめています。
さらにご家庭でも気軽に「探究学習」を実践して頂けるような、宿題やワークシートなどをご用意していますので、保護者の皆様も手軽に探究学習に取り組めるようになっています。

これからの時代にキーポイントとなってくる「探究心」。

お子さんの探究心に火をともしてみませんか?


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