見出し画像

24歳独身OL東京一人暮らし、私にあるものは

起きた瞬間に頭に思い浮かぶことを大切にしている。
思考が働く前のホンネだと思っているから。

今朝はこうだった。
「○○くんには音楽があるけど、私には何があるんだろう。」

今日は“感じる”時間が短かった。隣で眠る友人のアラームが鳴り響いてたから、強制終了。

友達にコーヒー飲む?と。濃い目が好きだから小さいカップにモーニングブレンドを手に取り淹れる。
私のはお湯多め。1日2.3杯のコーヒーが常なんだけど、最近どうも3杯目あたりから胃の調子がおかしいのだ。それで、アメリカーノを選んだりでカフェを選ぶようにしている。別の友人には一人の人生で飲んでいい量を超えたんじゃないのと言われた。

朝風呂が終わり洗面所で髪を乾かしている友人の斜め後ろのドア横にもたれかかりながら聞く。
「**には何がある?」
友人に問えば勿論、え?と返ってくるので朝こう思ったのだと話すと
「そりゃ音楽でしょ」という。
そう思った理由はここでは割愛して、兎も角友人は自分があるものを即答したのだ。

即答できるものがあるのはいいなあ。

「あんたはなんなの」
「ない」
そうするとあたかも自分のことかのように えー、うーん、なんだろうなあと即座に考えてくれる。
「本は?」
ああ〜!と私が感嘆すると、敢えて外してるんだと思ってたと言われる。

私は本を良かれと思って読んでない。確かに月15冊読むのは人より読んでいるだろうね。でも分からないから読んでたり、逃げたいから読んでたり。あまり誇れる物だと思ってない。本を読んでできることは増えたけど裏返せば本を読んでやっとできるようになった。
わたしの人としてのマナーも話しもビジネスでの立ち回りも効果測定も本が教えてくれた。
ううん。書いてみると人がやっていたらそれは十分誇れることだよ!と言えるのだから、自分に厳しいのだろうか。

「でもアピールポイントだとは思えない、それで誰かに寄与してるわけじゃない」

例えば○○くんは音楽で人を救っているのだ、文字通り。

「又吉もそうだったらしいよ、本の虫であることは恥ずべきことだって」
同感だ
「又吉は古本屋さんがあったらどんなに時間が無くても入るらしいけど、店前にある本でその古本屋さんがどんな本を揃えてるか分かるらしいよ」
私もわかる
「それってすごいと思ったの」


友達に言う。口にしたのは初めてだ。それを言えるほどの友人なのだ。
「私がこんなこと言うのおかしいって思うかも知れないんだけどね。人のために生きたいんだ。自分と自分の周りが幸せだけじゃもう足りない。」
「周りも含めてなんだ」
「自分と自分の周りが幸せならそれでいいって思えなくなった。もっと..もっとみんなの役に立ちたい。もう自分のためだけには生きれない。この規模で生きてたくない。」
なんだろう、私もっと違う言葉を選んでいた気がするけど。
「そういう人が政治家になるんだなあ〜」とそのあと何度か繰り返す友人。


私は誰かに何ができるんだろう。
しばらくはこれを題材にぼんやり生きるんだろうなあ。



最近、小説を書いているからなんだか小説みたいな文体になってしまった。
そうそう、小説。小説って大体10万字〜らしい。今書いてるものが10万字超えたら公開しようと思ってる。自慰みたいなものだけど。

この記事が参加している募集

#多様性を考える

27,991件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?