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【ランニングと地域コミュニティの関わり方】 〜旅行のスペシャリストがつくるスポーツイベントとは!?〜

こんにちは!
少し汗ばむくらい暖かい日が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

今回のnoteは先日行われたオンライントークイベント、
スポタビ!【ランニングと地域コミュニティの関わり方】
 〜旅行のスペシャリストがつくるスポーツイベントとは!?〜

のダイジェストになります!

今回はご自身でトレイルランニングレースも運営されている
HISスポーツ事業所長の来住裕也(きし ゆうや)さんをゲストにお招きし、
「スポーツイベントの立ち上げや運営」
「スポーツイベントと地域コミュニティ」
といったテーマで、MCを務めるマラソンランナーの須河 宏紀と対談しました!

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来住裕也(きし・ゆうや)
HISスポーツ事業所長
Shioya Mountain Club主宰
@his_sports.travel_offcial
@shioyamountainclub
@mesuchiso

兵庫県神戸市出身。中学から陸上競技を始め、高校時代では兵庫県高校jr1500m4位の実績を持つ。
現在はHISスポーツ事業所長として、スポーツチームの合宿や遠征のコーディネート、企業や自治体と連携したスポーツに関連する案件を手がける傍ら、神戸市塩屋にて「Shioya Mountain Club」を立ち上げ、地域密着型のトレイルランレースも運営する。

1.来住さんの経歴

須河)来住さん、本日は宜しくお願いします!
まず、ご経歴からお伺いしたいのですが、大学まで陸上競技に取り組まれて、卒業後に旅行代理店に入社されていますが、当時なにか入社するきっかけ等はあったんですか?

来住)高校から大学に進学する際に、競技面で色々悩む部分もあり、当時一浪してから大学へ進学しました。
入学後は一度もっと広い世界を経験してみたいという気持ちもあり、すぐ大学の陸上部には入部せず、世界10ヵ国ほどバックパッカーで放浪しました。
それが今の仕事に取り組んでいるひとつのきっかけです。放浪後に大学陸上部に入部したのですが、当時のコーチの方が民間企業でも活躍されていた見識の広い方で、自分の取り組みに関してもすごく理解していただいていましたね。
今思えば放浪した経験があったからこそ、競技に関しても物事を広い視野でみながら取り組めたと思います。だらだらと競技に取り組むのではなく、「選択と集中」を意識して当時から競技にも取り組んでいました。

須河)10ヵ国、、、すごいですね(笑)
当時まだそこまで海外の情報も今のように手に入る感じではなかったと思うのですが、どうされていたんですか?

来住)インドやアフリカを回ったことは今でも良い思い出ですね!かなり危ない体験もあったのですが、それも含めて良い思い出です。
「地球の歩き方」を片手に、3-4万円の航空チケットを握り締めて海外を旅していました。沢木耕太郎さんの「深夜特急」が大好きで、そのあたりもひとつの情報として参考にしていましたが、「トラブルも含めて旅だ」というような心持ちで当時は放浪していましたよ(笑)

2.スポーツイベントを立ち上げた経緯

須河)来住さんの経歴で1時間は話せそうな勢いの中、申し訳ないですが、現在取り組まれている神戸市の塩屋地区でのお話を伺ってもいいでしょうか?

来住)もちろんです!現在本業である HISのスポーツ事業でもスポーツイベントには関わっているのですが、個人的な取り組みとして神戸市の塩屋地区でのトレイルランクラブとトレイルランレースの運営に関わらせていただいています。
この動きを始めた理由として、きっかけはコロナウイルスによる旅行業界全体の売上縮小ですね。旅行業界全体にいえることなのですが、日々のタスクに追われて自分のやりたいことに時間と労力を割ける余裕がありませんでした。
元々塩屋地区はトレイルラン仲間とよく走っていて訪れていた場所なのですが、ここでいずれなにかしたいねと仲間と話す程度でした。ただそこで時間の余裕が生まれたので、これを機にやってみようと日頃から付き合いのある仲間と一緒に取り組みをはじめたことが今に繋がっています。やっぱり最初はどうしても小さくはなってしまうのですが、誰かが旗を掲げて行動を起こすことが大切だと思っています。「えいや!」の精神ですね(笑)

また弊社は元々海外の売上比率が高いということもあり、国内のツアーはそれほど注力してきていなかったので、個人的にも今は国内の魅力を知ってそれを伸ばしていくときかなと思っています。

3.スポーツイベントと地域コミュニティの関係性

須河)実際にイベントを開始してから反響はありますか?

来住)おかげさまで塩屋地区の皆さんに快く協力いただいていますし、地域外の方からもすごく良い場所だと満足いただいています。塩屋地区にあるカレー屋さん、チョコレート屋さん、ピザ屋さん、カフェの方々からもすごく応援いただいてイベントを盛り上げていただいています。
最近イベント以外の時でも、走るために塩屋地区を訪れている方が増えているので、少しずつ町の存在も認知されるようになってきていますね。やっぱり海も山も町もすぐ近くにあるというところが塩屋地区の魅力なので、皆さんそこを気に入っていただいているのではないでしょうか。

須河)話をお聞きしているだけで行ってみたくなる、そんな魅力に溢れる地域だと感じます。今後の取り組みに関してもお伺いしてもよろしいですか?

来住)来られた時はぜひ案内しますよ(笑)
今後の取り組みに関しても、そこの地域の方がなにを望んでおられるかをしっかり聞いて一緒に取り組んでいくことが大切だと思っています。
個人的には、塩屋地区から日本を代表するトレイルランナーを輩出したいと思っています。スター選手が輩出できれば、その地域も盛り上がると思いますし、選手も応援してもらえていいのではないかと思います。
また、エリート層だけでなく、一般の方や子どもたちも気軽に山を走って楽しめるようにもなってほしいので、そのあたりの取り組みもしていきたいと考えていますね。

4.旅行業のスペシャリストからみた「日本の地域の魅力」

須河)旅行のスペシャリストとして、日本各地を回られてきていると思うのですが、改めて「日本の地域の魅力」についてお伺いできますか?また現在事業として、地域と取り組まれている事例もあればぜひお聞きしたいです。

来住)その地域によって強みが異なると思うのですが、「自然」や「食」、「文化」といったところは今後可能性に溢れていますよね。時代の変化とともに、都市部の一極集中の時代ではなくなってきているので、今後より地方の存在感は増していくと思います。

事例としてはいくつかあるのですが、
現在弊社のスポーツ事業の一つとして神戸での自転車ツーリズムを企画させていただいています。神戸の体験資源と自転車でのツーリングを掛け合わせた企画で、自転車経験のない方にも楽しんでいただけるように設定させていただいています。コロナ渦ということもあり、屋外でも楽しめるような体験として提供させていただいますね。

他にも奄美大島でのバレーボールの取り組みや、
奈良県の農家さんとの取り組みなど、いろいろな方とご縁をいただいて地域との取り組みをさせていただいています。

5.今年の夏のリアルイベント in 利賀村(富山県南砺市)

須河)今年の夏に私の地元で開催予定のランニング合宿についてもお聞きしていきたいと思います。先日一緒に富山県南砺市利賀村へ視察に行かせていただきましたが、率直な印象を含めてお聞きしてもよろしいでしょうか?

来住)私も国内外含めて色々なところに行かせていただいているんですけど、実際に来て良さを感じてほしい場所だなと感じました。自然や食は言うまでもなく良いところなのですが、そこに住まわれている人も含めてすごくエネルギッシュで、とても魅力的な場所だと思います。これは夏のイベントに参加される方にはぜひ味わっていただきたいですね!

須河)地元をここまで褒めていただいて恐縮です(笑)
今後も準備等含めて引き続き宜しくお願いします!

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回スポーツイベントについて様々なお話をしていただいた来住さんでした。自分で事業を動かして現場で取り組まれている姿勢から、多くのことを学ばせていただきました。今後も来住さんのご活躍に期待しています!

それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

前回までのイベント内容はこちらから↓

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この記事を書いた人は
須河 宏紀
スポーツツーリズムを勉強中

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