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アメリカの大学院入学までの流れ #3 追加必要書類:academic writing sample

#1では、
● 事前に受けるべきテスト
● 専攻と受験先の選び方
● 受験先の情報確認
の3点について書きました。

#2では、
● 指導教授の選び方
● 推薦書の依頼
● 志望理由書の注意点
の3点について書きました。

今回は、
#1で少し紹介した必要書類に
1つ欠けていた書類があるので、
その追加をしたいと思います。

必要書類:Academic Writing Sample

#1で紹介した時には
失念していました。

修士号課程受験の場合
学科や大学にもよりますが、
まれに提出を求められることが
あるようです。
博士号課程受験の場合
必ずAcademic Writing Sampleを
提出するように要求されます。

理想としては
修士号課程受験でも博士号課程受験でも、
研究しようと考えている分野について
英語で書いた文章
がいいのですが、
特に修士課程受験の場合は、
学部生時代に専門の授業を
英語で受けていないことが
ほとんどだと思います。

私の修士号課程受験では
提出を求められませんでした。
なので、
もし皆さんが修士号受験で
提出を求められたが、
大学時代に専門的な内容について
英文で書いたことがない場合、
受験担当の部署あるいは
希望指導教授に連絡して
聞いた方が確実ですね。

私の博士号課程受験の時には
修士号課程の授業で書いた
研究プロジェクトを提出しました。
この研究プロジェクトは
学会のpaper presentationに
acceptされたものでしたが、
今読んでみると、
色々と稚拙なところがあります。
それでも受かったので、
やはり関連性があることが重要
だということでしょう。

皆さんの中には
学会発表をしていない人も
いるかと思います。
そういう場合は、
博士号課程で学ぼうとしている分野に
一番近い授業で書いたもの
提出するといいと思います。

「いや、ライティングの質を考えると、
分野的に関係はあまりないけど、
こっちの方が良いから
こっちを提出しよう」
と思う方もいるかもしれませんが、
それはお勧めしません。
何度も言いますが、
博士号課程受験において大切なことは
自分の研究興味と学部(教授)の研究内容の一致
です。
なので、
もし近い分野でのwritign sampleがあるなら
それを使いましょう。

前回も少し触れましたが、
もし提出しようとしているエッセイが、
生成AIを使って書いた文章なら
提出は考え直した方がいいでしょう。
授業で提出してバレなかった
と思っているかもしれませんが、
教授たちは疑っていても
そんなこと聞きません。
授業においては確実な証拠がない限り
罰せられる確率は低いですが、
受験においては
疑われた時点で終了です。
生成AIなどの使用は
文法ミスなどの訂正といった
最低限の使用に留めましょう。

かといって、
わざと変な風に書き直すのも
お勧めしません。
前回も述べたように、
1つ目の理由としては、
そのわざと変に書いた部分とその他の部分で
ライティングの質に差がありすぎて、
余計に怪しくなります。
2つ目の理由としては、
文法ミスやスペルミスは単純に
しっかり書かれていない」、
確認もしないで提出している
と評価されるのでやってはいけません。

色々と書きましたが、
Academic Writing Sampleは
志望理由書や推薦書に比べれば
重要度はかなり低いです。
なので、
こちらに気を取られているよりも、
志望理由書に力を注ぐことを
強くお勧めします。

今回はこれで。
ではまた次回。


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