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ひょうげまつ日和 Vol.2 当日の様子&報告

12月9日(土)「コチカニカイ」にて開催した、トークイベントの第 2回目「ひょうげまつ日和 Vol.2」。
スピーカーから普段は聞けない話をたくさんお聞きし、参加者の方からも質問が飛び交い、美味しいパンとスープを味わい、アットホームで中身の濃いイベントとなりました。
それぞれのスピーカーから飛び出したお話とトークの感想を、簡単にご報告いたします。

開催前のスピーカーの方々


スピーカー 出雲かんべの里 企画員 池尻由香さん

松江市大庭町の丘の上にある「出雲かんべの里」の工芸館。来年で30周年を迎える同施設の企画員・池尻さんには、工芸の作り手を支援する仕組みや、「インキュベーション工房」(プロを目指す作り手が安価で借りられる工房)の紹介、工芸館のみならず民話館、自然の森で行われるイベントについてお聞きしました。

ユーモアあふれる口調と身振り手振りで、施設の魅力や作り手さんへの想いを語ってくださった池尻さん。取り組みも興味深く「出雲かんべの里」についてもっと知りたくなりました。「いつでも気軽に来てもらいたい!」とウエルカムなので、気になる方は是非訪れてみてほしいです。


スピーカー HakuSen 仲田ゆかりさん

パンや焼き菓子を初めて丸11年になる、という仲田ゆかりさんからは、「とにかく作るのが好き」な気持ちが今につながっている、というお話や、Instagramのみの告知で行うゲリラ販売について。これまでの歴史と「今、このときにできること、やりたいこと」を大切にパンを焼き続けている、ことなどを語っていただきました。

今回、「ひょうげまつ日和」のために焼いていただいたパンは2種類。天然酵母パンとして初めて作った「マカダミアナッツとうぐいす豆のパン」と、ベーグルをメインに扱う転機となった「大山こむぎのベーグル」です。そんな思い出のパンをいただきながら11年の歴史を聞くと、ウルッとしてしまう場面も…。仲田さんのあたたかいお人柄があふれるトークになりました。


スピーカー 石像彫刻家 坪内正史さん ×
来待ストーン学芸員・来待石灯ろう協同組合 事務局 古川寛子さん

坪内さんからは、彫刻家としての経歴や活動、地元の学生向けの彫刻体験について。古川さんからは、来待石の特徴や用途、これから来待石を残していくためにどうしていくか、というお話を伺いました。なかなか聞けない「石」についての素朴なギモンも聞くことができました。

坪内さんの「石を削る際の思い切り」のお話、そして古川さんの「少量でも取り続けないと、石材としての『来待石』という存在はなくなってしまう」というお話が印象的でした。水をきれいにしてくれたり、苔がつきやすかったり、滑りにくい構造という特徴のある来待石の可能性を感じました。

坪内さんの作品


スピーカー しじみちょう 中嶋正恵さん

八雲村に生まれ、松江市内で育った中嶋さんは現在、二拠点生活を視野に入れつつ関東で活動中。中嶋さんが関東に根をおろした後、松江のしじみアクセサリーを作るに至った経緯や、使用する貝殻や生地へのこだわり、入手方法、さらには海外出展の際に学んだこと、東京と島根での活動方針の違いなど、盛りだくさんで伺いました。

「おばあちゃんの手仕事・しじみの根付」が原点と語ってくれた中嶋さん。幼い頃のクリエイティブなエピソードもたくさん飛び出しておもしろかったです。また、ものづくりに対する真摯さ、伝えたいメッセージの明確さからも、学ぶところがたくさんありました。そして言葉の端々から、島根・松江への深い愛を感じたのが何より印象的でした。

中嶋さんの作品


Special Thanks トークのお供

Bistro Coeur さんのウエルカムドリンク
Bistro Coeurさんのスープと、HakuSenさんの大山こむぎのベーグル
うぐいす豆とマカデミアナッツのパン

松江のフレンチレストラン Bistro Coeur さんのウェルカムドリンクとあつあつ具沢山スープ、今回のスピーカーでもある HakuSen さんのパンはどれも大好評! 感動ものの美味しさでした。

閉会後はHakusenさんのパンの販売も


今回、第2回目の開催でしたがまだまだ慣れないことばかり…。ただ、今回もスピーカーの皆さんと美味しいトークのお供、そしてあたたかいお客様
に助けられて、アットホームな雰囲気で、「へー!」「おもしろい!」があふれるイベントになりました。

スピーカーを囲んで記念撮影

ご参加の皆さま、ありがとうございました。

次回の開催は未定ですが、開催が決定したらこのnoteでお知らせします!
どんなスピーカーで、どんな話が出てくるのか?
次回もぜひ、お楽しみに!


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