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恋はいらないの。欲しいのは尊重されること〜「マダム・イン・ニューヨーク」みてみた

⚠ネタバレあり⚠


実はお探しものはメン・イン・ブラックだった。

何故いま?

YouTubeが……
この動画をつくねにオススメしてきたからだ。

トミー・リー・ジョーンズさん……
BOSSのCMのイメージが強過ぎる。

そーいや、メン・イン・ブラック見た事ないな。

(もしかして……図書館にあったりして……)

検索すると……
ある!
(逆に何で?)

でも、貸出中だったので……

セクシー田中さんの5巻に出てきて、ずーっと気になってた……

こちらを見ることにした。


あらすじ
シャシは、二人の子供と夫のために尽くす、ごく普通の主婦。彼女の悩みは、家族の中で自分だけ英語ができないこと。夫や子供たちにからかわれるたびに、傷ついていた。姪の結婚式の手伝いで一人NYへ旅立つも、英語ができず打ちひしがれてしまう。そんな彼女の目に飛び込んできたのは「4週間で英語が話せる」という英会話学校の広告。仲間とともに英語を学んでいくうちに、夫に頼るだけの主婦から、ひとりの人間としての自信を取り戻していく……

一見幸せそうに見える、家族の日常は……

主人公のシャシが雑に扱われてて
ちょっと切ないんじゃけど?


という所から始まる。

JAZZの発音がおかしかったとかで、夫と娘がイヤーな感じでクスクス、ニヤニヤしてんだ。

皆の為に働いてるおかーさんを、馬鹿にすんなよ!



この動画見たばっかじゃから……
余計に、な。
サチコの爪の垢、煎じて飲むがいい。


インドの人……
自己主張の強い人が多いイメージじゃけど、そりゃ皆が皆そんな訳ない上、ここで

「何だ、その態度!やんのかゴルァーーっ!」

って喧嘩してたらな?

マダム・イン・ニューヨーク
〜完


ってなりますもんな……

少しずつメンタル削られて、自己肯定感低子ひくこになったシャシ。

単身乗り込んだNYのカフェで
ビクビクしてオドオドしてしまうシャシ。

店員は
「早くして」

後ろの客も
「早くしろよ」

もう……
もうやめて!!


あたすのライフもほぼゼロよ!

あー……
うぅ……

しかし、もう大丈夫。

彼女は英会話教室に通い始めるんだ。
勇気を振り絞って。

これだ。
これなんだ。


はじめの一歩を踏み出す瞬間。
それが見たかったんだ。

個性豊かな先生と生徒に囲まれ
楽しく日々を過ごすうちに

気づけばカフェで自然に流暢な英会話で注文してるっ!!

そして。
結婚式でスピーチをする事になるのだけど。

ヤツが。
夫が。

「妻は英語が得意でないので……」

って、遮ってしゃべろうとしやがって。
はっはー!
何も知らねえでやんの!

夫の腕に手をかけ座らせ椅子から立ち上がるシャシ。

オマエは引っ込んどけと……
そういう事じゃな?


最初はつかえながら……
彼女は話し出す。


「家族はきめつけない。
家族は傷つけない。
家族は引け目を感じさせない。
家族だけよ、あなたの弱みを笑わないのは。
家族だけは与えてくれるわ、愛と敬意を」


立派な英語で!!


厳しい顔の夫。
涙を流す娘。


割れんばかりの拍手。


やー……
胸のモヤモヤが……
流れ出ました。

メイキング映像もあって、面白かったんじゃけど……

夫役の男性が……
いい人そう!

「物議を醸している夫役を演じてます。彼は……色々と配慮が足りない」

みたいな事、言ってて……
いい人そう!

すごいな、俳優さん!
娘役の女の子も!

ヒンドゥー語は全く分からんし
英語も字幕がなけりゃほとんど分からんのに。

イヤな感じなのだけはヒシヒシと伝わりますもの。



ラストのシーンで。
シャシがラドゥ(おまんじゅう?みたいなスイーツ)をそれぞれのテーブルに配ってる時に

「まだ私を愛しているか?」

って夫が尋ねるんだ。
するとシャシは

「愛してなければラドゥを二つあげないわ」

って。


つくねは……
すっごい言いたい。


ラドゥを眼鏡にくっつけて

「ほうら、心行くまで食べな!」

って……

メガァーーー!!!

やー……
面白い映画だったな。

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