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「つくねは大阪に行くのか?神とネコと人間と〜前日譚を添えて」の話

13日の夜。

「15日、はじめさん仕事になったって。とりま報告まで」

とアポロ君からラインがきた。

(えっ、とりま……女子高生か、いや。メインイベント……『つくね、中岡はじめさんに出会う編』がまるまる消滅したな?クッソウ、楽しみにしてたのに……くぅぅ〜……すごい残念なんじゃけど!えっと……私は月曜日も仕事を休む気マンマンですが、今回のイベント自体……消滅の予感かー?)


かっちゃんに報告すると

「どっちにしても……大阪フラフラしてきなよ!」

「そうじゃな!!」

一人でも二人でも
大阪は楽しかろうからな!

待ってろ、大阪!!

そして……
14日の夜。

再びアポロ君から。

「明日は来るー?」
「行く予定やで!」

そして……
かっちゃんの友人S氏が泊まりにきた。
S氏は音楽は澤野弘之とか好きで、漫画も好みが似ていて、私と話がめちゃ合うのだ。

案の定

「SLAM DUNK見ました?」
「見たーっ!!」

大いに盛り上がる。

「オレ、FFシリーズはⅦが一番好きで……」
「私もーーっ!!」

大いに……
S氏は語り始める!

「〇〇が△△で□□が☆☆で……」

ノンストップもドン引きする程に
S氏は止まらない!!

息子「すげえっ!そうなんじゃ〜!」
かっちゃん「へぇ〜っ」
つくね「…………」


「そんで♤♤が◇◇で◐◐が✝✝で……」


S氏無双!!



「……。あたし……眠なってきたわぁ……オヤスミナ」

二階の寝室へ。


一階から聞こえる
キャイキャイ盛り上がる声。

つくねは……
眠れない!!

それでも何とか、やっとウトウトしかける…… 


「うぉーっ!!」
「イェーッ!!」


息子とS氏のでっかい声。


(やっべ……イラつきそう)

いや、ちょっと待てよ。
私は……
環境が変わると眠れないんだ。

だから前に決めた。

「次に泊まりでどっか行く時は……
前日徹夜すればいいんじゃない!?」


そうだ……
忘れてたわ。

一階に降りる私。

すると
息子とS氏はスマブラで盛り上がっている。

かっちゃんはソファに転がりスマホでドラマを見ていた。

「めちゃ盛り上がってるな」
「楽しい〜」
「4人でしようや」
「コントローラーが足りんのんよ」
「3個しかないし、一個はバグるやつ」
「買っとけば良かったな……」


しばらくすると眠気が襲ってきた。


次の日の朝。

「5時か……」
 
さて、どうするか……
何時に出発すらも決めてない。

取り敢えず、いつも通りの行動。
そして06:55。

「かっちゃーん!駅まで送ってほしい!7:05と07:30があるけど……どっちが良い?」

「7:30で〜」

「うぃ〜」

 
そして……
10時に大阪は心斎橋に到着。

無事にアポロ君と再会を果たす。

「おー」
「久しぶりー」

空腹だったので、腹ごしらえをして
「ネコリパブリック」さんへ。


ちょうちんが並ぶ和風な佇まい……

(すごい……予想外!)

私は猫カフェ的なモノ、本当にはじめましてだったので何もかんも新鮮。

そんな広くはない空間に

「すげぇ……めちゃ猫がおる……」

先客のカップルの男性がずっと一匹のにゃんこを抱っこしてナデナデしている。

差し出された座布団を好きな位置に置いて座っていると

猫たちがすり寄ってくる。

「うわぁ……すげぇ寄ってくる!」

膝下丈のワンピースを着てたのだが……
猫が入り込んでくるよ?

猫を虜にするフェロモン的なもんが……
出てたんだろうかな……

置いてあった猫じゃらしを一つ手にとり、猫たちの気に入りそうな動きをすると……

マジで

猫まっしぐら!

フッフッフ……

実はつくねはな……
にゃんこを育ててたんだ。

妹が。

それを見ていたので、知ってるんだ。


「えぇ……ヤバい、楽しい〜」
「良かった〜」



かっちゃんに写真を送信。


めっっっちゃいい反応をしてくれた。

実はかっちゃんもその昔、実家でにゃんこと暮らしていて、ネコ好きなのだ。

ちなみに、つくねは動物のお医者さんが好きなのでシベリアンハスキーが推しなのだけど


日本で一番有名(?)なシベリアンハスキーのチョビ


毎日の散歩は無理だ。
走りたい時に走りたい。
休みたい時だってありますもの。

だから、毎日散歩は……無理なんだ。
 
息子がおっきくなって家を出たら……
保護猫を家族にとか、アリじゃない?

ってコッソリ思ってたんだ。

帰宅後その話をすると、息子が

「猫飼いた〜い」

と気軽に言うので

「イヤイヤ、ちょっと待て」

と止めたけど、息子が家にいるうちでもいいかもなぁ……
 
とか思ったり。


ネコリパブリックさんの何が素晴らしいって

保護猫を保護して、新しい家族の元へという活動をボランティアとかでなく(ボランティアが悪いとかいうのでは勿論ないよ)ビジネスとして成立させている所だと思うんだよ。



地元にもこんな団体がありました。


楽しい時間はあっという間に過ぎる。

お会計の時に
「ペイペイ使える?」 
「うん」
「じゃ、後で」

と、店を出た後で、ペイペイのワリカン?
の機能を使おうとするも

「PINコード(とやら)を入力シテクダサイ」
「えっ……?」

しばらく挑むも……

「スマン、無理だわ。現金で払う……あ、おっきいのしかないわ。後で払うわなぁ」

って……
どうなったでしょうか?

①忘れてそのまま帰った
②忘れてそのまま帰った上に、結局アポロ君が出してくれる事になった
③忘れてそのまま帰った上に、結局アポロ君が出してくれる事になった上に、その後ラインで
「ネコリパさんの代金はいらないよ」と言われ
「???」となり、しばらくして「うわっ!お金に払ってないやん!私は……ほんま、あっはっは!ごめん!マジでありがとう!!」って、そんなに反省しなかった

(ちなみに2222文字)














 






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