Around Seventy

IT/デジタル/DXについて考えるヒントとなる情報を提供しています

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マガジン

  • ベテラン経済記者の目

    経済分野に軸足を置いて取材歴30年超のベテラン記者がスポンサーに忖度せず忌憚なく本音ベースで書いたコラムです。

  • やぶにらみ

    エンタープライズ系IT界隈で聞いた・調べたことをまとめました。

  • 深読みヒストリア

    この国の古代史について、すでに登場している緒論を改めて紹介していきます。

  • 今日行った場所

    1日8千〜1万歩を目標に出歩いたとき目についたモノやコトの記録です。

  • 昨日の続き

    今日は昨日の続き。今日は明日に続きます。

最近の記事

ロッキード事件の闇 今こそ政治改革を「いでよ、政治家」

毎週月曜日「経済記者シニアの会」サイトに掲載される「経済記者OBの目」。今回は高橋成知記者のコラムです。  ロッキード事件と言えば、「田中角栄」という名前が出てくる世代は多いだろう。しかし、今の「Z世代」にとって田中は?なのであろう。一国の首相が米国のロッキード社から民間航空機の売り込みのため5億円を受け取った疑惑。前代未聞の大疑獄事件に発展し、マスコミの報道は過熱、毎日事件のニュースが載らない日はなかった。  しかし、本当に首相にそんな権限があるのか?検察の主張は、証言の

    • IT産業業績調査2023 なんでもベスト100(4) 売上高伸び率

      売上高前年比(伸び率)の高い順に並べました。 原則は小数点1けたですが、同率の場合、有価証券報告書の千円単位まで確認のうえ、下3けたで示しています。 売上高、営業利益、当期利益のベスト100から顔ぶれがガラッと変わっていることに気が付きます。ランクインした100社の平均設立年は2005.7年、平均上場年は2016.5年ですので、創業10年強の伸び盛りが集まっています。 ちなみに最古参は第99位のホシデン:1950年設立、最大規模は第76位のNTTデータ:3兆4,901億82百

      • 人手不足も相まって東京・新橋界隈に人型ロボット ちょっと気になり始めた技術と現実の乖離

          コロナ禍3年の空白が明けた直後に生成AIが話題となり、デジタル田園都市構想でドローンや自動走行トラックの社会実装が進むなど、IT/デジタルが社会・経済の変革エンジンになっています。もうシンギュラリティ(singularity)なの? 想定年は2045年じゃなかったっけ? と焦った向きもあるようです。  シンギュラリティとほぼ同期して進展しそうなのがロボットです。モノ作りや建設・土木、物流の現場では珍しくありませんし、最近は遠隔操作で手術もできるようになっています。しかしそ

        • IT産業業績調査2023=目次=

          1 859社の内訳 2 859社の2023年〜概況1〜 3 859社の2023年〜概況2〜 4 859社の2023年〜概況3〜 集計表 5 通信サービス/モバイル通信サービス 6 通信サービス/ICT補足 7 機械・装置製造メーカー77社 カテゴリー別の従業員数 8 機械・装置製造メーカー77社の業績 9 機械・装置製造メーカー77社の売上高ランキング 10 機械・装置製造メーカーの1人あたり売上高ランキング 11 機械・装置製造メーカー 正規雇用者の年収ランキング 12

        ロッキード事件の闇 今こそ政治改革を「いでよ、政治家」

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        記事

          経済安全保障の目的はどこにあるのか?

          経済記者シニアの会(https://www.pr-konwakai.com/) 毎週月曜日に掲載されるベテラン経済記者のコラム 今回は元日刊工業新聞/日本不動産ジャーナリスト会議代表・千葉利宏さんのコラムを紹介します。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  岸田文雄政権が2021年10月に発足して以来、日本政府は経済安全保障政策を強化してきた。2022年5月に「経済安全保障推進法」が成立し、今年5月に全面施行となる。今国会では「セキュリティ・クリアランス制度」を導入する

          経済安全保障の目的はどこにあるのか?

          関心集める「言語化」と「言語」/生成AIが何をどう変える? 山下 郁雄の“目”

           書店を覗くと、入り口周辺や主要な導線付近で、自己啓発ものコーナーに良く出くわす。瞬考、1分で話せ、1秒で答えをつくる力、アウトプット思考、パラドックス思考、反集中、意思決定入門、発想の回路、賢くしなやかに生きる脳の使い方100、世界最高の伝え方-といったタイトルの書籍がズラリと並んでいる。それら自己啓発もののテーマ、キーワードにも流行り廃りがあり、いま、目に飛び込むのが「言語化」なるワードだ。ライターの端くれとして、思わず手に取りページをめくってしまう本が何冊も平積みされて

          関心集める「言語化」と「言語」/生成AIが何をどう変える? 山下 郁雄の“目”

          倒産・休廃業が頻発―時代のニーズに応え躍進する企業は?

           中小企業の倒産件数が増加している。補助金・特別融資をはじめとするコロナ禍対応の手厚い支援策が一区切りしたことや、人手不足、物価高が、多くの中小企業にダメージを与え存続を困難にしている。同様に休廃業・解散件数も増えており、こちらは経営者の高齢化&後継者不在が響いている。倒産・休廃業・解散が頻発するという世の流れ。そこには、その時代ならではのニーズ=ビジネスチャンスが創出される側面もあり、ニーズを捉えた企業が台頭している。  2023年上半期(1~6月)倒産件数は、前年同期の

          倒産・休廃業が頻発―時代のニーズに応え躍進する企業は?

          MLB 日本人選手が大活躍 「あっぱれ」はないのか、の声にお応えしてではないのですが

           社会・経済活動の不祥事ではない「番外」を入れたのは、7月初旬、訪問した北海道・北広島市のESCONフィールドでカメラに収めた写真=上=を使いたかったからにほかなりません。プロ野球「日本ハム・ファイターズ」のホームグラウンドではあるのですが、北海道で最も旬なスポットをファイターズガールの案内で見学してきました。  ということで、無茶振りするテーマは「米プロ野球リーグ(いわゆるメジャーリーグ:MLB)で日本人選手の活躍報道について」です。「喝!」「注目」のほかに、「あっぱれ」

          MLB 日本人選手が大活躍 「あっぱれ」はないのか、の声にお応えしてではないのですが

          国民の信頼を裏切る重大証言だ 大川原化工機事件で、警視庁警部補が「捏造」と証言

           筆者はずっと経済記者だったが、オレオレ詐欺の防止からロッキード事件、リクルート事件など巨悪を懲らしめる警察・検察には、密かな信頼を寄せてきた。実際、助けられたことがある。2013年暮れ、資料の入ったバッグを盗まれた。すぐに丸の内警察署に届け出たところ、4ヶ月後に犯人逮捕となった。日本の警察力の高さに感激し、小さな事件でも真剣に取り組んでくれた警察に感謝したものだ。  ところが今度の捏造証言は、捜査した現職警察官が裁判所内で発言したもので、まさに驚天動地の大事件。捏造とは「

          国民の信頼を裏切る重大証言だ 大川原化工機事件で、警視庁警部補が「捏造」と証言

          モバイルSuicaでもシステムトラブル  原因は電源工事マニュアルの間違いというオソマツ

           システムトラブルが発生したのは、6月24日でした。  JR東日本の発表によると、システムトラブルは同日深夜の0:37分に発生し、①同社のホームページ(06:33復旧)、②ビューカードによるクレジット決済(みどりの窓口、エキナカ・駅ビル内店舗:09:20復旧)、③モバイルSuicaの利用(入金チャージ、定期券・グリーン券の購入、クレジットカード登録操作等:午後12:44復旧)、④えきねっと・旅行業システム(えきねっと・JR東日本びゅうダイナミックレールパックでの新規予約、乗

          モバイルSuicaでもシステムトラブル  原因は電源工事マニュアルの間違いというオソマツ

          米取引委、Amazon提訴 プライム会員「同意なく登録」

          #経済記者シニアの会 千葉記者のコラムです  米連邦取引委員会(FTC)が6月21日、米アマゾン・ドット・コムを不当な手法で消費者を有料会員に誘導していたとして提訴した。有料会員サービス「アマゾンプライム」で顧客の同意なく登録させようとしたほか、解約手続きも意図的に複雑な仕組みになっていると訴えた。このニュースを取り上げたのは筆者自身、FTCが主張するような体験をしたことがあったからだ。 ■アマゾンプライム会員を解約して判ったこと  約3年前に日本で起こったAmazonプ

          米取引委、Amazon提訴 プライム会員「同意なく登録」

          ITサービス業2022年3月期 1人あたり営業利益ランキング

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          ITサービス業2022年3月期 営業利益ランキング

          ITサービス業2022年3月期 営業利益ランキング

          ITサービス業2022年3月期 259社売上高ランキング

          ビジネスモデルの分類や対象企業に異論がある——かもしれませんが。

          ITサービス業2022年3月期 259社売上高ランキング

          3月期/ポータルサービス64社 5年ぶり2けた増の背景に巣ごもり需要と非接触指向

           個人向けポータルサービス64社の2022年3月期通期業績は、売上高が前年同期比△15.6%と5年ぶりの2けた増となった。新型コロナ対策に伴う巣ごもり需要と非接触指向が業績を押し上げた。それに連動して営業利益、純利益も大幅に増加している。ブロックチェーンやビッグデータ、人工知能(AI)などを駆使した複雑なデータ処理が視野に入ってきた現在、情報の検索・表示に代表される単純なポータルサービスからWebアプリに移行し、最終的にB―B―C型Webサービスに向かうことが予想される。

          3月期/ポータルサービス64社 5年ぶり2けた増の背景に巣ごもり需要と非接触指向

          3月期決算/Webサービス50社 コロナ下で急伸 サブスクのメリットとニーズが好循環

           3月期決算の法人向けWebサービスの2021年度通期業績は、売上高が前年同期比△23.1%、営業利益が△83.7%、営業利益率は19.1%と好調が続いている。なかでもASP/SaaSは売上高が△35.7%、営業利益が倍増となっており、市場形成が本格化してきた。業務アプリケーションのサブスク利用への理解と、ニーズにフィットするサービスの登場が好循環を作っている。サービス利用手順のデジタル度が利益率を左右するとともに、就業者への最適な利益配分を検討する時期が近づいている。 「

          3月期決算/Webサービス50社 コロナ下で急伸 サブスクのメリットとニーズが好循環