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お世話になった看護師・助産師のみなさんへ『女性管理職が悩んだ時に読む本』いくみ著

看護師・助産師のみなさん、お元気ですか。

病院は相変わらず忙しいとお聞きしています。しばらくお会いしていませんが、お身体はお変わりありませんでしょうか。

女性管理職であるいくみさんが書かれた『女性管理職が悩んだ時に読む本』を手にしたとき、みなさんのことを思い出しました。

私は今年37歳になるので、先輩や同期、少し下の後輩も、師長、主任になっているのかもしれませんね。

正直な話をしますと、私は人を率いることも、マネジメントも、得意ではありません。「いやいや、できてたじゃん」と言われそうですが、性に合わないのです。だからこそ、管理職の適性を持つ人のことが分かるのです。

先輩のAさんは、いつも冷静だから、トラブルが起きても一緒に解決へと導いてくれるだろうなとか、同期のBちゃんは頭が良くて患者さんのために情熱を注いでいたから、きっとこの道で活躍するだろうなとか、後輩のCちゃんはしっかり者だから、目上の人にも自分の意見を伝えられるだろうなとか…この人が主任や師長だたら素敵だろうなと考えずにはいられません。

患者さん、ドクター、メンバー間の人間関係、仕事の責任や重圧、ワークライフバランス。管理職になれば、さらにこれらの課題は重くのしかかることでしょう。もし、どれかに悩んでいるのなら、もし、これから役職につくかもしれないのなら、この本を読んでみてください。

管理職の研修も多くあるかとは思いますが、本書はワーママ30年、女性管理職18年の経歴を持つ著者が、管理職のよくある悩み60についてお答えしています。自分が今必要としている情報を効率よく学ぶことができます。

女性は結婚や出産でキャリアが途絶えることがあります。著者は、この道のプロとして突き進んでいきたいという思いがあるのなら、つぎはぎだらけでもいいから継続していきましょうと背中を押してくれています。

人生は長い。
私は今現場から離れていますが、形は違えど、看護師としてのキャリアをつないでいきたいと思っています。共に、家族や友人、仲間を大切にしながら、目の前にいる患者さんのために精進していきましょう。

お読みいただき、ありがとうございました。


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