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3.11は8つの点じゃない

3月11日。8年前、東日本大震災が起こった日。いろんなことを考える日。

被災した人、していない人、この日を思い出したくない人、この日だけはしっかり震災について考えたい人、いろんな人がいて、3.11に対していろんな思いを持った人がいることは私なりに理解しているつもりです。私が何を考え、想いを馳せようと、過去は何も変わらない。でも、考えなきゃ。未来をつくるのは私たちなはずだから。

私を含め、1年中震災のことを考えている人は多くは無いと思う。被災していない人は尚更。そんな人にとって、3.11は一年に一度やってくる点。今日が、8つ目の点を打つ日なんじゃないかなって思います。

でも、被災した人、今も仮設住宅に住んでいる人、避難先で生活している人、身体的、精神的、経済的に苦しんでいる人たちにとっての3.11はきっと点じゃない。普通だった生活を、8年前の1日のたった一つの出来事が、その後を大きく変えた。何の罪もない人たちの人生を変えた。3.11はその日から8回の3.11を経た今もずっと続いていて、いつ終わるかも分からない不安な線なんだってことを、私たちは心に留めておくべきなんじゃないかと思います。

どんなに細くても、その線が続いている限り、風化させちゃいけないんだと思います。たとえ多くを考えるのは一年に一度だとしても、東日本大震災が多くの人にとってずっと「じぶんごと」であり続けるように。必要な人の元へ支援が続くように。同じ過ちは繰り返さない未来の選択をできるように。個々の備えをおろそかにしないように。


応援、支援、善意、偽善、自己満足
どこからそうなるのか、線引きが難しい。いつも思う。

そのバランスを見つけながら、大したことはできないけど、私にできることはしたい。

直接の被災者ではないけど、私は東日本大震災を「じぶんごと」にします。



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