永遠がはじまる
ぶわっと光を広げたあなたが
わたしの魂をくるりと包んで
ふたりという永遠がはじまる
そんな夢を見ていた
愛の温度がいつも不安定で
一定を保てないことが欠点だった
あなたの愛の欠片を拾うたびに
一枚の紙切れのようなわたしは
ぼろぼろにちぎれていく
こんな自分をとても不幸だと
ずっと思っていたから
いつまでたっても不幸のままだった
あなたと離れて
わたしは毎日
わたしだけのために
幸せの欠片をあつめた
そうしていたら
不思議ね
離れているのに
あなたがいつもとなりにいるの
永遠って
そういうもの
永遠のはじまり / 月乃
今夜もあなたに星が降りますように。
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