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代償

薄給で質の高い仕事を要求されることに不満を抱く人間は多い。対して、安価で質の良い製品が溢れる環境に疑念を抱く人間は少ないように見える。限られた需要の中で行われる競争によって価格に対する合目的品質ばかりが上昇し、一つのものを長く大切に使い続けるという心情が人々から失われてしまったからだろう。価値の本質がずれたことで払い続けている代償を我々は認識すべきだ。

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