津木田 政也

自作小説を連載するために開設しましたが、最近は専ら韓国ドラマの視聴記録など。 今のところ最も好きなドラマは『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~ 』です。

津木田 政也

自作小説を連載するために開設しましたが、最近は専ら韓国ドラマの視聴記録など。 今のところ最も好きなドラマは『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~ 』です。

マガジン

  • 思うところあり

    韓ドラ、小説以外の雑感的なものを。

  • 韓国ドラマ・映画の感想など

    #韓国ドラマ #韓国映画 #マイディアミスター #私のおじさん #十八の瞬間 #五月の青春 #ライブ #ミセン #シュリ #建築学概論 #ヒョリの民泊 #ヒョリの民宿 #ミスターサンシャイン #1987 #三食ごはん #ホテルデルーナ

  • 「マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~」 特集

    (私の、とは誰も言ってくれない)おじさんが、初老のこの歳になって嵌ってしまったドラマについての感想・考察

  • 小説「小春日和のセーラムドライブ」

    拙著『それぞれの夕暮れ』からスピンオフした短編小説。主な舞台はオグリキャップが駆け抜けた昭和最後の年の東京競馬場。

  • 小説「それぞれの夕暮れ」

    ケータイもネットもない'80年代の終り、昭和から平成にかけての、不器用で切ない恋愛小説です。

最近の記事

安否確認と7年後

「逃げ恥」のみくりさんもいいが、「空飛ぶ広報室」の稲葉リカが好きだ。  このドラマの最終回では、主人公の自衛隊員が大地震発生時に、自分の無事をメールで真っ先に恋人のリカに伝える。   その後、離れ離れになってしまった二人だが、2年後に彼女が当時使用していた携帯電話を仕舞っていた箱から取り出して、彼からのメールを読み返す場面がある。  ドラマの設定では2年だが、現実は既に7年経ってしまった。  四十代半ばだった私も五十代半ばになり、当時それなりには抱いていた夢も徐々に削ぎ落

    • 【マイディアミスター について】  私がアカウントを開設した2020年11月以降の、このドラマに関する感想・考察・ビハインド・サイドストーリー等のツイート(X)を min.t にまとめました。 https://min.togetter.com/pdFlB51

      • 想像していた日

         若い頃から「将来のある特定の日が実際に到来したら、その時はどんな感想を持つのだろう?」と想像することが多かったように思う。  それは「ノストラダムスの大予言」のような皆が知っているような話ではなく、もっとパーソナルなトピックで、例えば幼少の頃でいえば「将来母親が亡くなった日というのは、どんなに悲しいのだろう?」といった類の話である。  二十代の一時期の時間を共有し、その後離れてしまった人がいた。  暫くして「もし何年後かに偶然会ったら、その時のお互いはどんな境遇なんだろう

        • 「Youth of May のない五月は嫌です」

          ※注意※ ネタバレ満載!  周囲では高評価なので早く観たかったが、私の視聴環境ではなかなか機会がなかった「五月の青春」を、やっと観ることができた。  前半のセリフの数々が、一気にドラマの舞台の1980年…よりはもう少し後だが、私をタイムワープさせた。  私の場合は、幸い登場人物が亡くなったわけでも、もちろん国家公安が登場(笑)したりするわけでもなく、このドラマ同様の経験をしたとは全くもって言えないし、事の軽重でいえば並列で語ることさえ烏滸がましいとも思う。  それでも、

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        記事

          映画「ハッピーニューイヤー」

          まさに韓国版「ラブ・アクチュアリー」でした。 これでもかというぐらいの豪華キャストの出演ですが、個人的には「君の結婚式」以来のキム・ヨングァンとカン・ハヌルがよかったです。 肩肘張らずに観ることができ、とても楽しめました。 というか、開始早々、フェラーリから降りてくる人のカメオで、いやでも肩の力が抜けるかもしれません。気を悪くする有名俳優のカメオも。 ハッピーニューイヤーといえば、ユーミンの同タイトル(正確には A HAPPY NEW YEAR)がサウンドトラックに使用さ

          映画「ハッピーニューイヤー」

          イースターとハロウィン

           ユーミンはイースターの頃が「一番好きな季節」と歌いましたが、私はハロウィン前後の秋の今頃が最も好きです。 https://open.spotify.com/playlist/1TqhXGKisvI7ejk5Cia3EM #ハロウィン #イースター #一番好きな季節 #ユーミン #松任谷由実 #りんごのにおいと風の国 #ベルベットイースター

          イースターとハロウィン

          空に近い週末

           高度経済成長期に宅地造成、分譲された東京郊外の私の居宅周辺も、確実に世代交代の波が押し寄せている。いや、正確には世代は交代せずに衰退しているだけかもしれない。  以前、この近辺の市町村には我が国の経済成長を支えていた大会社の事業所、工場も多く存在していたが、そのほとんどは移転や閉鎖となり、代わって跡地に次々と林立しているマンションには、それなりに若い世帯も多く入居しているはずだが、それでも学校の統廃合は進み、産婦人科は閉院した。  日中の路地には、背中の丸くなった姿や、杖

          空に近い週末

          今この時期だからこそ「1987、ある闘いの真実」

           韓国ドラマ・韓国映画を観る上で「光州事件」や「民主化運動」についての知見を得ておくことは欠かせないことの一つだと考えている。  私はこれまで「タクシー運転手」や「ペパーミント・キャンディー」「光州5・18」などの、当時の時代を背景にした映画は数本観ていたが、先日、ライターの桑畑優香氏のツイッターで JAIHO という映画配信サイトで、「激動の韓国現代史~光州事件と民主化運動を描いた4つの作品~」という特集のあることを知った。  4つのうち2つは視聴済みで、まず未視聴のう

          今この時期だからこそ「1987、ある闘いの真実」

          韓国長期滞在が困難な理由

           韓国ドラマ好きで、早く韓国旅行に行きたい私ですが、ホテルを利用した数日間が限界で、それ以上の長期にわたる韓国滞在は厳しいと考えています。  理由は下記の3つです。 ① 正座や胡坐、長座が、致命的に苦手  股関節、足の筋が尋常でなく硬いので。立位体前屈は△30cm。 ② 箸の使い方が下手  日本の箸でさえそうなのに、あの金属のツルツル箸を使える自信が全くありません。 ③ 辛いもの、特に唐辛子系が得意ではない  胃腸もそうですが、数口食べただけで顔面から滝汗が噴き出しま

          韓国長期滞在が困難な理由

          ◆ 韓国ドラマ・映画 視聴記録 ◆

          【 2024/07/01 更新】  これまでの韓国ドラマ・映画の視聴リストです。  今のところ(というか、きっとこの先もずっと)、  「マイ・ディア・ミスター ~ 私のおじさん」 が殿堂入りの私の人生ドラマです。  他のドラマでは「五月の青春」「十八の瞬間」「ライブ」など、バラエティは「ヒョリの民宿」「三食ごはん」など、映画では「シュリ」や「建築学概論」「1987ある闘いの真実」などがお気に入りです。  基本的に、市井の人々の日常を描いた系が好きです。  時空を飛び越

          ◆ 韓国ドラマ・映画 視聴記録 ◆

          ラス前の瞬間

          視聴メモ: 十八の瞬間  こんなに最終回を観たくない、このままずっと観続けていたいと、ラス前の回を観終わった瞬間に思ったドラマは久しぶりである。  韓国では数え年が普通なので、日本の満17歳の時のストーリーだが、私は自身が18歳の時を思い出しながら観ていた。  今でも覚えているが、私は18歳になる年の年賀状に「今年の目標」として、『モラトリアムからの脱出』という標語を書いた。  ちょうどその頃に「モラトリアム人間の時代」という書籍が広く読まれていたことと、「勝利への脱出」

          ラス前の瞬間

          誕生日をそっと祝う

           彼は、今では会えなくなってしまった人の誕生日を、自分の心の中だけでそっと祝う。  そうするようになってからの歳月は、「一昔」と言われる単位を超えてしまった。  彼は、その相手の人は、何も便りがなくても彼がいつまでも自分の誕生日を覚えていてくれて、毎年心の中でお祝いしてくれている、と信じているはずだ、と考えている。  なぜなら、毎年何の便りもない、半年違いの自分の誕生日に、彼は同じように信じているからだ。    単なる思い過ごしかもしれない。  しかし、彼はその空想を心の

          誕生日をそっと祝う

          「時に悪いことはいい人のもとに訪れる」- 賢い医師生活2 -

           シーズン1を経て、一層愛おしくなった「賢い医師生活シーズン2」。  きっと多くの文才溢れる方が感想なり、レビューなりを書くと思うので(例えば mintさんのこちら など)、私は特に印象に残った2つの場面の紹介にとどめたいと思う。  一つ目は、 ユンボクがチューブの抜き忘れのミスをしてしまった患者さんの対応。  同じように、きっと多くのミスをしているであろう社会人1年目の自分の娘のこともあって、ギョウルに 「私は平気だから、あまり叱らないで」 と伝える、思いやりのある態

          「時に悪いことはいい人のもとに訪れる」- 賢い医師生活2 -

          「建築学概論」を受講して

          各論Ⅰ 「初恋」 遅ればせながら、2012年の韓国映画「建築学概論」をネット配信で観た。 さすがに「恋愛映画としては韓国史上1位の興行記録」というだけあって、心に染み入るものがあった。  ちょうど最近、在宅の時間が増え、一人で自身の人生を振り返り、様々な出来事に思いを馳せる機会も多いので、その点でもタイムリーな鑑賞だった。  ネット上のレビューを読み漁ると「同じような体験をした」「他人事とは思えない」という、主に男性からの感想を多く読んだ。  この映画の公開当時のキャッチ

          「建築学概論」を受講して

          視聴メモ: エクストリーム・ジョブ / 恋愛体質(メロが体質)

          映画【エクストリーム・ジョブ】● 主役5人のうち、イ・ハニ(パスタ以来)、イ・ドンフィ(88以来。暫く気づかなかった)以外の3人は初見で、他も、キム・ジョンス(ミセン以来で嬉しかった)、オ・ジョンセ(初めわからなかった)、ソン・ヨンギュ程度しか馴染みなく、楽しめるかと心配したが、終わってみればそれなりに面白かった。 ※ ネタバレあり ※ 【恋愛体質(メロが体質)】 ● イ・ビョンホン監督の縁で、いきなり「エクストリーム・ジョブ」のカメオから始まったり、「カルビ味のチキン店

          視聴メモ: エクストリーム・ジョブ / 恋愛体質(メロが体質)

          視聴メモ: ホテルデルーナ

          ※ ネタバレあり ※ ● IUの華やかなファッションショーを愛でるためだけのドラマかと思ったら、ラブコメとしてなかなか面白かった。  ただ、このストーリーなら「幽霊設定にしなくても、普通に高慢な女社長と支配人でよかったのでは?」と、ファンタジー嫌いは思う。 ● そのファンタジー嫌いの私が、終盤のスタッフがそれぞれ去っていく場面では、不覚にも涙が出そうになった。  ただ、ラストの再会場面は少し期待外れだった。  マンウォルが客室長を見送る時の「抱き締めても?」と手のポンポン

          視聴メモ: ホテルデルーナ