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第83回|鮎の不思議のトリコ!@夏 日常編

那須の夏の涼といえば清流
夏の清流といえば
夏の季語でもある
夏の風物詩 鮎の天然・養殖見分け方をご紹介♩

too much NASU LIFE!な夏だけの旬の味わい!

\ 今しかたべられない!夏の味 /

全国的に鮎釣りは禁漁期間があります!  
産卵期・稚鮎の時期
を避けた夏だけ釣ることで、自然の資源が守られるようになっているのです。

海の漁と違い大量漁獲できない・傷みが早いことなどからウナギと同程度の高級食材として飲食店で見かけることも!

那須の鮎は、那須岳山麓から那須野が原の大地を流れる那珂川へ海から100kmも遡上しています。
そしてなんと那珂川は鮎の漁獲高日本一

ぜひこの夏は鮎の名所 那須
遡上して飛び跳ねる鮎を川で眺めたり
鮎を味わってみてほしいです♩

ちなみに鮎は美しい川でしか生きられないそう!

※このあと調理前の魚がたくさんでてきます

\ 天然じゃないとだめ? /

天然・養殖どちらもおいしいです!
食の雑学は食事の楽しみのひとつですよね♩  
食べ比べする機会があれば、じっくり観察して
ぜひ大人の自由研究を楽しんでみてください◎

さて、この中に天然・養殖が混じっています。
違いが見つかりますか?

上が天然下が養殖でした!
比べやすい2尾をさらに並べてみます。

\ 天然・養殖の見分け方7選! /

那須では子どもも常識!?天然のしるし♩

①胸に星!
黄色模様「星・追星」と呼ばれる天然のしるし。
色鮮やかなほど攻撃性の強い元気な鮎だとか!

さわるとポコっとしてることも

②体も黄色!
黄色の体「黄色い鮎」と呼ばれる天然のしるし。
天然ものを「黄色い鮎」と愛称でよぶ人も!

食べるものに影響された色なのだとか

③ヒレが橙!
橙色の「背鰭・脂鰭・臀鰭・尾鰭・胸鰭・腹鰭」が天然のしるし。
鮮やかな朱色〜橙色のポイントカラー!

天然のヒレは広げても透き通った橙色

④アゴが四角い!
険しい自然で生き発達した顎は天然のしるし。
岩の苔をこそぎ、縄張り争いで鍛えたしるし!

横向きでも下の鮎の顎が後退しているのがわかりますね

⑤アゴの穴!
顎に4個・対称に並んでいるものが天然のしるし。
なぜか養殖は非対称のものが多いのだとか!

下顎側線孔(かがくそくせんこう)というそう

⑥体が引き締まってる+ヒレが大きい!
険しい自然で生き筋肉で引き締まっています。
海から遡上してきたため鰭も大きく逞しい!

下の養殖はぽっちゃり
ヒレは写真でわかりづらくすみません!

⑦爽やかな味+身が白い+香り高い!
天然は苔を食べて育った鮎の透き通った味わい
身は純白でなめらか、香りはスイカのようと言われます(海外ではオリーブのようとも!)
「容姿端麗なさかな」「若鮎の気品を食う」とあの美食家 魯山人が称賛したように上品な唯一無二のおいしさです!

養殖は飼料で育つことが多く脂がのっています。
身は少し黄色くほろっとほどけ、香りは少なめ
ハーブで育てよい香りにする工夫をしてる養殖場もあるとか。
少しこってりほくほくの味わいもおいしい!

もちろんわた(内臓)も堪能!
よい香りが1番つまっています

いかがでしたか?
人体の不思議ならず、魚体の不思議ですね!

鮎にも個体差があるので
「星がないから絶対養殖!」
「身が純白じゃないから養殖!」
とは絶対言い切れるわけではありません
(人と同じですね!十人十色?)
豆知識として楽しんでもらえたらと思います♩

子どもでも自由研究に役立ちそうですね◎

\  鮎 おすすめの理由 /

夏をより満喫+癒し+元気になれる!

・夏を訪れを感じる味わいで、季節を満喫できる
・旬のもの・初ものは、栄養価が高く元気
・那須で見られる泳ぐ鮎の美しい姿も、癒し

TSUKIおすすめの食べ方はやっぱり塩焼き!
「やはり、鮎は、ふつうの塩焼きにして、うっかり食うと火傷するような熱い奴を、ガブッとやるのが香ばしくて最上である。」
と魯山人も太鼓判です◎

でも鮎の生きている美しい姿もぜひ見てほしい!
夏の那須を訪れた際には、那珂川または箒川を1分ほど眺めてみてください。キラッとしたものが水の中や水面から飛び跳ねていると思います。
きっとそれは鮎です!見つけてみてくださいね♩
そして鮎のためにも川もきれいに守ってくれたら嬉しいです!!

那須に観光に来たとき、
飲食店で鮎を見かけたとき、
家族や友人とぜひ話しの種にしてください◎

夏を素敵においしくに彩る鮎、ぜひご賞味を!

あなたも栃木を食べたくなる、住みたくなる。

私は、那須の鮎の不思議のトリコ!

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