3月11日 2021年
二十四節気「啓蟄」
すごもりむしとをひらく
お米の種とりをしていると、
羽ばたく蝶や地面を動き回る虫たちが「こんにちは」と言ってくれます。
羽虫たちも増えてきて、蟻たちも巣穴の建設に忙しそう。
それを知ってかトカゲが動きまわり、うちのめいは機敏な動きで追いかける。
家の裏の梅の花も咲き始め、
少し変わった鳴き声のうぐいすは、まだ練習中かな。
立春、雨水、啓蟄
と二十四節気では3つ目の節目となりました。
我が家では、
太陽熱温水器のお湯がアッツアツになってくれて、沸かさなくてもぽっかぽかのお風呂に入れるようになりました。
断熱なしの昔ながらの家やお風呂も少しずつ過ごしやすくなってきて、春を体感しています。
しかし、昼夜の寒暖差は20度以上の時もあるため、まだまだ薪ストーブは欠かせないし、曇っている日は薪風呂です。
お米つくりは、
稲穂から種をとり、来週頭の実の日に塩水選別を行う予定です。
#塩水選 #ビオディナミ
豊かな秋の実りをしっかりイメージして7回目のお米つくりが始まります。
今年もよろしくお願いします。
田舎暮らしの春は、
お米つくりだけでなく、集落の環境整備や初午祭り、神社の祈念祭、消防団の活動など忙しくなってきます。
春を自然からも社会からも暮らしからも感じられるのは、とっても贅沢な人生なんじゃないかなと思います。
ありがとうございます。
移住してから参加させてもらっている【地歌舞伎】も昨年、一昨年に引き続き岐阜県の文化遺産として、岐阜市清流文化プラザで公演があります。
3月21日なのですが、チケットは3日間で完売したそうです。
家族も取れませんでした 笑
コロナの影響があるなか。
こうして地歌舞伎に注目してくれる人が増えて、楽しみにしてくれているのは嬉しいです。
楽しんでもらえるように、一生懸命稽古をして、僕も楽しもうと思います。
そして今日は、東日本大地震が起こった日です。
当時北海道に住んでいた僕は、あまりの揺れに家の外に避難しました。
そして、インターネットで現状を知り、現実なのか何なのかわからない状況に仕事どころではありませんでした。
人生を変化させた大きなきっかけのひとつです。
いつまでも忘れないように。
まだ終わっていない災害があることを胸に。
僕自身も昨年の豪雨災害で山水の氾濫から床下浸水し、無力さや心の準備のなさを実感しました。
人生は何が起こるかわからないし、みんな何かが起き続けていると思います。
僕の田舎暮らしは、社会としっかり繋がりを持っているけれど、社会の一般的な価値観や軸や路線と少し違った生き方です。
自分を大切に自分らしく生きる。
東日本大震災は僕の心の目を開かせてくれました。
未来へ、未来の子どもたちへ。
種や想いとともに、自分の知る災害のことを伝え続けていきます。
合掌
応援お願いします。 まだ出会っていない、私のお米や私を必要とする方、 生まれてくる子どもたちの未来が楽しくわくわくするものになるように使わせてもらいます。