純文学YouTuber つかっちゃん

純文学YouTuberとして活動しています。ほとんど小説の話をしています。 「つかっち…

純文学YouTuber つかっちゃん

純文学YouTuberとして活動しています。ほとんど小説の話をしています。 「つかっちゃんの現代純文学100冊」を決め、書評記事とエッセイと詩を書く予定です。 https://www.youtube.com/channel/UCutvzRcGtbBNhtGvGihHLjA

最近の記事

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僕が最近に読んだ本970冊以上の記録・一覧です!(適宜更新します)

僕は「月に30冊読む」と縛りを決めて読書しております。 それは2021年の11月から開始しました。 現在までに以下の本を読んでおります。 純文学が多いですが、全部面白いですよ〜。 もし気になった本がありましたら調べたり、 もしくは気軽に僕に聞いたりしてみてください〜。 こちらは姉妹編の記事です。 このリストにある本の、1冊ごとの一言感想を載せています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2024年7月に読んだ30冊 01.原田ひ香『はじまらないティータイム

    • つかっちゃんの現代漫画1000冊・現代映画1000本/心ふるわされたと思ったもの

      読んだ漫画をリスト化します(2024年3月7日〜) 1000冊読んだら感想まとめて同人誌を出します。 あと見た映画もまとめようかな。(2024年3月30日〜) これも1000本見たら1冊にまとめようと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 漫画 01.逆柱いみり『ノドの迷路』 02.伊藤潤二『ギョ』 03.駕籠真太郎『ハーレムエンド』 04.蜈蚣Melibe『この世界には有機人形がいる』 05.杉山実『ガール・デバイス』 06.和山やま『カラオケ行こ!

      • つかっちゃんの文学エッセイ1000

        適宜更新します。 (YouTubeに投稿した動画の文字起こしします) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・#957「【16選】伝説の編集長・矢野優のオススメの純文学16冊を見ていこう!」 はーいこんにちはつかつです 今日もやっていきましょう今回は 何するか っていうと「新潮」矢野 前編集長の16冊先日 文芸誌の「新潮」っていう雑誌があってそれの編集長の矢野優さんっていう人が ご退任なさったっていう話なんですね矢野さんは なんと新潮の編集長を

        • 僕の投稿したYouTube動画の一覧

          適宜更新します。 903本目 【8選】僕が気になっている純文学の新刊8冊を紹介します!あらすじも!2023年11月編【小説】 https://www.youtube.com/watch?v=TM1noSDJGZc 902本目 【購入】ザ・文学という12冊の本を買ってきました!宮内勝典、黒川創、吉本隆明、高村薫、高橋源一郎、松浦寿輝、檀一雄など!こういう純文学の本が好きだよ!【純文学・オススメ小説紹介】 https://www.youtube.com/watch?v=sFq

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        僕が最近に読んだ本970冊以上の記録・一覧です!(適宜更新します)

          僕の持っている本のリスト(適宜更新)

          40. 39. 38.新井英樹『真説 ザ・ワールド・イズ・マイン』1〜5巻 37.近藤ようこ『猫の草子』 36.近藤ようこ『帰る場所』 35.近藤ようこ『水の蛇』 34.近藤ようこ『美しの首』 33.近藤ようこ『死者の書』1〜2巻 32.近藤ようこ『五色の舟』×3冊 31.丸尾末広『笑う吸血鬼』1〜2巻 30.タカノンノ『ショートショートショートさん』1巻 29.いましろたかし『ハード・コア 平成地獄ブラザーズ』1巻 28.いましろたかし『原発幻魔大戦 』 27.いましろたか

          僕の持っている本のリスト(適宜更新)

          ダイエット記録(日々のエッセイ&日記)※適宜更新

          2023年8月31日(木) 僕には友達が少ない。僕が高校生の時、軽音楽部に所属していた友人が何人かいた。基本的に陽キャ的な人と関わることなんかないのに、あれはなんでだったかな。おそらくアニメか小説の話を彼らはしていて、そこに僕が急に入ったんじゃなかったかな。それで共通の話ができて、その人たちと仲良くなった。高校時代、僕は部活動には一切入らなかったし、もちろん軽音楽部にも所属していなかったけれど、その人たちと交流があったから、何度も軽音楽部の部室に行っていた。そこでヴィジュア

          ダイエット記録(日々のエッセイ&日記)※適宜更新

          小説「存在しない川」(2016年 文藝賞 最終候補作)

          Ⅰ  彼が血液型占いを信じなくなった次の日の朝に半覚醒のまだるっこい気持ちで聞いたのは低俗なコメントが飛び交っているニュース番組での小さな殺人事件の報せだった。東京の、誰でも知っているような大学の教授が中学生になったばかりの実の娘を包丁でめった刺しにし、最終的に死に至らしめた事件は忽ちセンセーショナルな話題として巷を駆け巡った。「ひどい事件です」と番組内で報道している女性アナウンサーをよく見ると、昏い影を落としている真黒な眼窩の向こうがやたらきらきらとしていて、まるで父親の

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          小説「存在しない川」(2016年 文藝賞 最終候補作)

          小説「螺旋坂」(2018年 文藝賞 3次通過作)

                    1  薄い板壁を叩く横っ風が、まるでおとぎ話にでも登場する異国風の珍客を連想させた。  庭のオリーブが揺れ、ゴミ出し場の空缶や電化製品が飛ばされ、緩んだ電線が宙空に叩きつけられた。隣家の飼っているシェパードのとち狂った叫び声まで聞き及ぶ始末だった。  が、なるほど順応とはよく言ったもので、むしろ御座敷で催される愉快などんちゃん騒ぎにも聞こえてくるので、ここは一興、ちょっくら熱燗でも呷ってやるかと息巻いた次第であった。  幼い時分から酒癖の悪かった親父にし

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          小説「螺旋坂」(2018年 文藝賞 3次通過作)

          小説「ゾンビA」(幻の奇書短篇作)

                    1  この土地の足元には厚さ一〇〇キロメートルの大岩盤が沈んであった。誰かがわざわざ外から持ってきて莫大な費用を掛けて埋めた、というわけではなかった。そんな馬鹿げたことは誰もしない。そもそも人間が直接見られるような代物ではなく、地表付近に浮き出てくるような予定もなかった。土地にとってそれは胸にあるしこりのようなもので、彼をひどく神経質にさせていた。  しこりはもうひとつ埋まっており、一方がもう片方の真下に深く挿し込んであった。僅かずつではあるが確かに移動

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          小説「ゾンビA」(幻の奇書短篇作)

          僕つかっちゃんのプロフィールや、最近の活動記録・執筆・出演など!

          ---------------------------------------------- ◯プロフィール 純文学YouTuber つかっちゃん 1989年 大阪生まれ。関西の某大学院の臨床心理学専攻を修了。公認心理師。 1万5千冊以上の本を所有し、主に純文学を発信するYouTuberとして活動中。 最も好きな作家は筒井康隆。サブカル漫画も大好物。ウィキペディアンでもある。 月に30冊の本を読む。890冊の読書記録→@n479fad0cce93(2021年11月〜)

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          読了本970冊以上のTwitterでの呟き感想の一覧です!(適宜更新します)

          僕は2021年11月から「正式な記録」として、 現在までに970冊以上を読んでおります。 そして読了本は必ずTwitterで感想を呟いてます。 この記事ではそれらの呟きを一括で掲載します。 面白そうな本があれば、ぜひ読んでみて下さい。 こちらは姉妹編の記事です。 著者名とタイトルだけの一覧です。シンプルです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 975.九段理江『しをかくうま』 文藝春秋 2024 馬を愛する競馬実況アナの男は登録馬名の文字数が9から10になる

          読了本970冊以上のTwitterでの呟き感想の一覧です!(適宜更新します)

          つかっちゃんの現代純文学100冊

          01. いとうせいこう『小説禁止令に賛同する』 02. 舞城王太郎『好き好き大好き超愛してる。』 03. 鹿島田真希『一人の哀しみは世界の終わりに匹敵する』 04. 吉村萬壱『虚ろまんてぃっく』 05. 保坂和志『カフカ式練習帳』 06. 横山悠太『吾輩ハ猫ニナル』 07. 諏訪哲史『りすん』 08. 岡本学『アウア・エイジ(our age)』 09. 町屋良平『青が破れる』 10. 木下古栗『金を払うから素手で殴らせてくれないか?』 11. 羽田圭介『メタモルフォシス』 1

          つかっちゃんの現代純文学100冊

          詩69篇

          1 間違った街 気分が悪いのは珍しく飲んだ安酒のせいじゃない 鈍感な気分でぶらついて 入ったことのない裏道で 女が撲たれているのを見たからだ あれは あの夜の娘だったか それともいつかの… ジット見つめるだけのおれ ジット見つめるだけの ともかく護身用ピストルはどこにもない 落としたのか 盗られたのか いいや もとからそんなものはどこにもないのに 目に視えないものに尤も恐怖する と あなたが言ったのをよく憶えている 仄暗き血眼に具現化されたこの街には 熱りたった