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政治講座ⅴ586「米中間選挙に見る論点:生命の価値観をどう考えるのか?そして、民主主義の根幹の選挙は正当に機能しているのか? 今回もバイデンジャンプが起きるのか?」

 2020年の米国大統領選挙で不正選挙と思われる事象が散見された。
「バイデンジャンプ」を筆頭とする事象や郵便投票を含め投票率100%などなど北朝鮮と同じ投票率には驚いた。
色々考えたが、歴代大統領選挙ではこのような不正選挙は政界では日常茶飯事の暗黙の了解事案だったのではなかろうか。
政界経験のないビジネス界から立候補して大統領になった時点から、暗黙の慣習がある政界にとっては異端児扱いであり、ロシアゲートで引きずり降ろそうとしたり、弾劾裁判で無罪になった後も、大統領を退いたあとも議会襲撃の汚名を着せて権限の無い大統領を弾劾裁判するなどの暴挙に出たのであろう。
異常としか思えなかったのであるが、裏を返すと「バイデンジャンプ」での不正選挙の後ろめたさと正当な大統領がトランプ氏であるとの認識があり、2度の弾劾裁判となったと推測している。
中間選挙で共和党が議席をとったら2020年の不正選挙の実態が白日の下に晒されるのであろう。
 日本の民法第3条「私権の享有は出生に始まる」と規定されているが、日本の法律では胎児にも相続権を付与されている。胎児を殺す中絶は生まれてくる権利を剥奪することに通じる。
胎児には意思能力・判断能力・行為能力が無いが故に養育する義務を母親は負うのである。胎児を殺す中絶は女性の権利ではなく育てる義務があると考える。故に共和党の主張に賛同する次第である。ただし、母体に危険が及ぶなど病むを得ない場合はこの限りに在らず。
蛇足であるが、米国の議論は「善」か「悪」かの2者選択の議論が多いように思えるのである、中庸という妥協点を見つける努力も必要であろう。これが西洋と東洋の考え方の違いであろうか。

        皇紀2682年11月11日
        さいたま市桜区
        政治研究者 田村 司


中絶規制への反発が民主党善戦の一因に 住民投票は擁護派が全勝

毎日新聞 2022/11/11 04:00

© 毎日新聞 提供 人工妊娠中絶をめぐる住民投票で、中絶の権利を明記する州憲法改正が賛成多数になる見通しだとの開票速報に喜ぶ女性たち=米中西部ミシガン州デトロイトで2022年11月8日、ロイター


 米中間選挙(8日投開票)では、今年6月に州による中絶禁止を容認した連邦最高裁判決が出たことを受け、人工妊娠中絶への賛否が大きな争点となった。選挙に合わせて計5州で中絶に関する住民投票も実施され、中絶擁護派が全勝。最高裁判決に民意が猛反発した形で、中絶の権利を擁護する民主党が善戦する一因となった。

 住民投票の内容は州ごとにさまざまだ。保守的な南部ケンタッキー州では「州憲法で中絶の権利が保障されると解釈してはならない」と明文化する案が否決された。同州では最高裁判決後に中絶を原則禁止する州法が発効したが、「州憲法違反だ」と主張するグループが提訴し、州最高裁で審理が続いている。州最高裁は月内にも審理を再開するが、住民投票の結果が裁判所の判断に影響する可能性がある。

 西部モンタナ州では、中絶を希望した母親から取り出された後も生存している胎児を法的に「人」とみなし、医療ケアを義務づける案が否決された。中絶手術をした医師らが医療ケアをしない場合、刑事罰に問われる可能性がある。極端な中絶規制と言え、有権者が反発した形だ。

 一方、中西部ミシガン、西部カリフォルニア、東部バーモントの3州では、中絶の権利を保障する州憲法改正案が賛成多数で承認された。

 住民投票がなかった地域でも、中絶問題は中間選挙の大きな争点となった。主要米メディアの出口調査では、「最も重要な論点」として27%が「中絶」を挙げ、「インフレ」(31%)に次いで多かった。「中絶」と答えた人の76%が民主党に投票していた。

 中西部オハイオ州コロンバス郊外で投票した銀行員のジェシー・ヒースさん(47)は共和党支持者だが、今回は上院選で民主党候補に投票した。「私の姉は妊娠した時、中絶をしなければ死んでいたかもしれなかった。中絶するかどうかは女性と医師の間で決定されるべきで、政治が関わるべき問題ではない。政治家ではなく、専門の医師が判断する問題だ」と強調した。民主党支持者のデブラ・ハギーさん(68)も「中絶問題を最も重視した。女性の権利が抑圧されていることに強い危機感を感じる」と話した。【ワシントン秋山信一、コロンバス隅俊之】

米中間選挙 多数は未だ確定せず トランプ氏「嘘をつく時間を必要としている」

TBS NEWS DIG 2022/11/11 11:55

© TBS NEWS DIG

  8日に投票が行われたアメリカの中間選挙は開票作業が続けられていますが、連邦議会の上下両院ともに民主党・共和党のどちらが多数を取るかは確定していません。

アメリカの中間選挙はネバダ州やアリゾナ州などで開票作業が続けられています。CBSテレビによりますと、日本時間11日の午前10時現在で、上院は民主党48議席に対して共和党が49議席。下院は民主党206議席に対して共和党が213議席と、いずれも共和党がリードしていますが、過半数を取るまでには至っていません。

こうした中、バイデン大統領は…

アメリカ バイデン大統領

「火曜日はアメリカにとって民主主義にとって良い日となった。そして、民主党が力を見せた夜でした」

支持者らの集会で、中間選挙について「誰もが不可能だと思った素晴らしい結果を得ることができた」と笑顔を見せました。また、バイデン氏は議会乱入事件以降初めての選挙だったと指摘、「民主主義が試されたが試練を乗り越えた」と強調しています

一方、共和党のトランプ前大統領は開票作業が続いていることについて「腐敗したシステムだ」と批判したほか、「彼らは嘘をつく時間を必要としているのだ」と、自らが立ち上げたソーシャルメディアに書き込みました。

また、共和党が伸び悩む状況を受け、「激怒して周囲に怒鳴り散らしている」と報じられたことには「そんな報道を信じるな。私は全く怒っていない。私は安定の天才だ」と火消しを図っています。

米中間選挙 トランプ氏、自派候補敗北に不正主張か 開票続く

2022/11/11 13:58

【ワシントン=大内清】米共和党のトランプ前大統領は10日、一部の州で開票作業が続く中間選挙を巡り、東部ペンシルベニア州の上院選でトランプ派の候補が敗れたのは不正があったからだとほのめかす声明を出した。トランプ氏は2020年大統領選での敗北をいまも認めず、同州を含め「大規模な不正があった」と主張。中間選挙でも同様の不正主張が続けば、敗れたトランプ派候補らに同調者がでる恐れもある

トランプ氏はペンシルベニア州で、予備選の段階から著名テレビコメンテーターで医師のメフメト・オズ氏を支援。オズ氏は8日の本選で、民主党のフェターマン同州副知事に敗れたことを認めている。

しかしトランプ氏は声明で、同州は「選挙で非常に腐敗している」と主張。フェターマン氏には脳卒中の後遺症で発語障害があることを念頭に「2つの文章をつなげることさえできない男に、どうやったらオズが負けるというのか?」と述べた。選挙結果に不審な点があるとの根拠は示さなかった。またトランプ氏は、前回大統領選では自身が同州で「100万票を(不正で)失った」と根拠のない主張を繰り返した。

中間選挙では現在のところ、目立った混乱は起きていない。ただ、トランプ氏が不正主張を強めれば、敗れたトランプ派候補が同調することも考えられる。

激戦の西部アリゾナ州では、劣勢に立たされている共和党のトランプ派候補で元テレビキャスターのケリー・レイク氏が8日、「誠実な選挙が必要だ」「現在のシステムは機能していない」などと、開票プロセスに疑義を呈する発言を行っている。

開票作業は郵便投票の集計などが長引いている州を中心に続いており、米CNNテレビによると米東部時間10日午後11時半(日本時間11日午後1時半)までに、下院(定数435、全議席改選)では共和党が211議席、民主党が198議席を獲得した。補選を含め35議席が改選された上院(同100)は非改選を含めた議席数で共和党が49、民主党が48のままで、勢力確定は12月に行われる南部ジョージア州の決選投票までもつれ込む公算が大きくなっている。

参考文献・参考資料


中絶規制への反発が民主党善戦の一因に 住民投票は擁護派が全勝 (msn.com)

死刑は廃止すべき? 被害者遺族の感情・反対意見と廃止論者の言い分まとめ (joholinear.com)

法相「死刑のハンコ押す地味な役職」発言、自民幹部「冗談にする話題でない」…辞任論浮上 (msn.com)

米中間選挙 多数は未だ確定せず トランプ氏「嘘をつく時間を必要としている」 (msn.com)

米中間選挙 トランプ氏、自派候補敗北に不正主張か 開票続く (msn.com)

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