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政治講座ⅴ794「ウクライナの勝利へ近づく、追い詰められるロシア」

「ロシアvsウクライナ」の戦争のように見えるが実は、ロシアvs(NATO/米国の代理ウクライナ)」の実態が明らかになりつつある。孫子の兵法「戦わずして勝つ」戦略の一つ、代理戦争である。ロシアは見事に米国の孫子の兵法の策略にはまったのである。伝家の宝刀の核兵器の使用の出番なくロシアの敗北となるのである。核兵器を使うなと外交上は言っているが、本音では核兵器を使ったら、ロシアを壊滅的に破壊してロシア国家を分断し破壊する大義名分にしようと思っているに違いない。核兵器を使った時がロシアの崩壊の歴史的瞬間となるであろう。歴史からロシアは抹殺されるのであろう。ローマ帝国然り、オスマン帝国然り、秦帝国、元王朝、すべて滅亡した。
未だに存在するのは世界の四分の一を支配した英国でさえアメリカ・オーストラリアなどを独立で失い現在に至るのである。盛者必衰である。
諸君はロシア崩壊の歴史の目撃者になるのである。刮目してご覧あれ
さて、ウクライナの問題点として汚職などの政治腐敗が指摘され、支援物資の横流しも問題視されていたが、その解決に動き出したようであることは喜ばしい。世界各国によるウクライナの汚職・物資の横流しの監視も必要であろう。ウクライナは開戦以来、最新鋭の戦闘機を提供するよう西側に要請してきた。今のところ、1機も実現していない。次は戦闘機の提供でロシアのプーチン軍事政権にとどめを刺すこととなるであろう。

        皇紀2683年1月26日
        さいたま市桜区
        政治研究者 田村 司

米も戦車供与の方向

共同通信社 - 5 時間前

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は24日、米国がウクライナへ主力戦車エーブラムスを供与する方向に傾いていると報じた。

アメリカも主力戦車「エイブラムス」供与検討と米メディア “否定的”から一転…

TBS NEWS DIG - 1 時間前

アメリカはこれまでの姿勢を一転させ、主力戦車「エイブラムス」をウクライナに供与する方向で検討していると複数のメディアが報じました。

アメリカも主力戦車「エイブラムス」供与検討と米メディア “否定的”から一転…
© TBS NEWS DIG

ウォール・ストリート・ジャーナルなど複数のアメリカメディアは24日、アメリカ政府が主力戦車「エイブラムス」数十台をウクライナに供与する方向で検討していて、早ければ25日にも発表する見通しだと報じました。

アメリカ国防総省は先週、エイブラムスの供与について「他の戦車と燃料も異なり、維持にも費用がかさむため今ウクライナに送っても意味がない」と否定的でした。

しかし、ドイツ製の主力戦車「レオパルト2」の供与に慎重な姿勢を見せるドイツとの協議を経て、足並みをそろえるため方針を変更したとみられます。ホワイトハウスや国防総省の報道官は今回の報道について「今発表することは何もない」と答えています。


ドイツが戦車供与へ

共同通信社 - 

 【ベルリン共同】ドイツ有力誌シュピーゲル電子版は24日、ショルツ首相がロシアの侵攻を受けるウクライナへのドイツ製主力戦車レオパルト2の供与を決めたと報じた。ポーランドなど保有国による供与も認める

独、主力戦車供与へ=レオパルト2、ウクライナに―兵器支援加速、ロシアの反発必至

2 時間前

 【ベルリン時事】ドイツ政府は24日、攻撃力の高い独製主力戦車「レオパルト2」をウクライナに供与する方針を固めた。独メディアが一斉に報じた。他国による引き渡しも認める構えだ。すでにポーランドが自国軍の保有する戦車供与の手続きに入っているほか、フィンランドなど他の一部の保有国がウクライナへの供与に前向きな姿勢を示しており、兵器支援が加速することになる。ロシアの反発は必至だ。

ドイツ製主力戦車「レオパルト2」=2021年3月、
ラトビア中部アダジ(EPA時事)© 時事通信 提供

 ロシアは春にも大規模な攻勢を仕掛けるとみられている。ウクライナは主力戦車の供与を強く求めていた。 


ウクライナへの独製戦車供与 ポーランド 許可を申請へ

FNNプライムオンライン - 昨日 20:38

ウクライナへの戦車の供与をめぐりポーランドの首相は、保有しているドイツ製戦車の引き渡しの許可をドイツに対して正式に申請する意向を明らかにした。

ウクライナへの独製戦車供与 ポーランド 許可を申請へ© FNNプライムオンライン

ウクライナへの戦車の供与をめぐっては、ドイツ製の主力戦車「レオパルト2」の引き渡しを製造国のドイツが承認しない状況となっている。

ポーランドのモラウィエツキ首相は「何もせず、ウクライナの人が血を流すのを見たくない」と述べ、正式に許可を申請することを表明したうえで、承認がなくても「レオパルト2」の供与に踏み切る姿勢を示している。

ドイツの外相は「要請があれば阻止しない」と発言しており、今後の対応に注目が集まっている。



ベラルーシ大統領「ウクライナから不可侵条約締結の提案」 否定的な姿勢示すも詳細は不明

TBS NEWS DIG - 

ロシアと同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領は、ウクライナから不可侵条約締結の提案があったと明らかにしました。


ベラルーシ大統領「ウクライナから不可侵条約締結の提案」
否定的な姿勢示すも詳細は不明© TBS NEWS DIG

ロシアメディアなどによりますと、ルカシェンコ大統領は24日、ロシアの侵攻を受ける隣国ウクライナから互いに領土を侵さないことを約束する不可侵条約締結の提案があったと述べました。

詳しい内容や提案の時期については触れておらず、詳細は不明です。

ルカシェンコ氏は「なぜそうした提案があったのかわからない。一方ではウクライナ領土に軍を送るなと言いながら、他方でベラルーシの過激派を武装させている」などと主張し、否定的な姿勢を示しています。

ベラルーシにはロシア軍との「地域合同部隊」が駐留するほか、来月1日にかけて空軍の合同軍事演習が実施されていて、ウクライナ側からはベラルーシが侵攻への関与を強めるのではとの見方も出ています。

ロシアのペスコフ大統領報道官は24日、不可侵条約締結の提案について「何の情報も持っておらずコメントできない」としています。

こうした中、侵攻を指揮する総司令官に今月就任したゲラシモフ参謀総長は24日、ロシアの新聞のインタビューで「現代のロシアにおいてこれほどの軍事行動のレベルと激しさは前例がない。我々は事実上、西側諸国全体から敵対行為を受けている」と述べました。

そのうえで「軍事作戦の目標を達成し、わが国の安全を確保するためにあらゆる手段を講じる」として、侵攻を継続する姿勢を示しています。

また、ラブロフ外相も訪問先の南アフリカで「ウクライナで起きているのはハイブリッド戦争ではなくもはや本物の戦争だ。欧米はロシアの全てを破壊しようとしている」と主張、ウクライナへの軍事支援を続ける欧米を強くけん制しました。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、条約について直接の言及はしなかったとみられますが、「私たちは攻撃するつもりはない」「ベラルーシが独立性を失わず、この恥ずべき戦争に参加しないことは重要です」と呼びかけています。

ウクライナへの武器供与が原因? エストニアとロシアが相互に大使を国外退去処分

昨日 21:30

 【モスクワ=小柳悠志】ロシア外務省は23日、バルト3国の1つ、エストニアの駐ロシア大使に対して2月7日までに国外退去するよう通達した。これに対抗してエストニア政府も23日、ロシアの駐エストニア大使を国外退去処分にすると発表した。

 バルト3国のうちラトビアもエストニアに同調し、自国にいるロシアの大使の退去を要求した。ロシアは報復措置に出るとみられ、バルト諸国との関係が悪化するのは必至だ。

 ロシア外務省はエストニアの大使を退去させる理由について、ウクライナ侵攻後にエストニアが首都タリンにあるロシア大使館の職員数の大幅削減を求めたためとしている。一方でロシアメディアは、エストニアがウクライナに兵器を供与し、他の欧州諸国にも同調するよう求めていることが原因と分析している。


タリンのロシア大使館前を通り過ぎる人たち(AP)© 東京新聞 提供


欧州11カ国がウクライナに「前例のない支援」表明 


【モスクワ=小柳悠志】バルト3国やポーランド、英国など欧州11カ国の国防相らは19日、エストニアで会合を開き、ロシアによる侵攻が続くウクライナへの支援について協議した。ドイツとスペインを除く9カ国が「前例のない支援を目指す」との共同声明を発表。ウクライナの対ロ勝利を「確実にする」目的で、英の主力戦車の供与などを表明した。

 バルト3国ではロシアを盟主とする旧ソ連に併合された経験から「ロシアによる侵攻の標的になる」との懸念が根強く、共同声明では国際社会がウクライナ支援を継続する必要性についても盛り込まれた。

 20日にはドイツ西部ラムシュタイン米空軍基地でウクライナ支援の関係国会合を開催。ポーランドやフィンランドが供与を表明している主力戦車「レオパルト2」に関して、製造国ドイツが供与の承認を与えるかどうかが焦点だ。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は19日夜、ショルツ独首相が戦車供与に慎重な姿勢を示していることについて「ウクライナの守勢を目の当たりにしながら、政治的意思が欠けている」と批判した。

ウクライナ大統領、高官を相次ぎ解任 汚職対策強化

Reuters - 2 時間前

[キーウ 24日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、高官を相次ぎ解任した。欧州連合(EU)加盟を目指すゼレンスキー大統領は汚職対策を進めており、今後数日間でさらに決定が行われるとみられている。


ウクライナ大統領、高官を相次ぎ解任 汚職対策強化© Thomson Reuters

大統領府はティモシェンコ副長官の辞表を受理したと発表した。理由は明らかにされていない。

33歳のティモシェンコ氏はゼレンスキー大統領の選挙戦に携わり、2019年から大統領府副長官を務めていた。ロシアによる侵攻時に複数のスポーツカーを運転していたとして国内メディアから批判されていたが、同氏は不正を否定している。

ウクライナ検察もシモネンコ副検事総長を解任したと発表した。正月にスペインで10日間の休暇を家族と過ごしていたとメディアで報道されていた。

国防省のシャポワロフ次官は食料品を高額で購入していたとの報道を受けて辞表を提出した。同省は、疑惑は事実無根だが、同氏の辞任は信頼維持に役立つ「価値ある行為だ」と述べた。

ゼレンスキー大統領は「国内問題の解消に当たっており、今後も対処する」と強調した。

米議会は、ウクライナ政府による汚職対策の強化を評価。米国は今後も同国への軍事・人道支援を継続すると表明した。

このほか、ドニエプロペトロフスク州、ザポロジエ州、キーウ州、スムイ州、ヘルソン州の知事が退任することも明らかになった。

首都キーウ(キエフ)在住の政治アナリスト、ウォロディミル・フェセンコ氏は、一部の人事は以前から計画されていたものの、ここにきてマイナスのニュースが続いたことで動きが加速したと指摘。「汚職対策の強化であると同時に、批判的な報道に対するゼレンスキー氏の反応でもある」と述べた。

ウクライナへの米戦車供与、「あからさまな挑発」に=ロシア大使

Reuters - 1 時間前

[25日 ロイター] - ロシアのアントノフ駐米大使は25日、米国がウクライナに戦車を供与すれば、ロシアに対する「あからさまな挑発」になると述べた。


ウクライナへの米戦車供与、「あからさまな挑発」に=ロシア大使© Thomson Reuters

アントノフ氏はテレグラムへの投稿で「米国が意図的にわれわれに戦略的敗北をもたらそうとしているのは明らかだ」と指摘。「米国が戦車供与を決めれば、『防衛兵器』を巡る議論でそのような対応を正当化することは間違いなくできなくなる。ロシアに対する一段のあからさまな挑発行為になる」と語った。

米政府高官によると、米国は早ければ25日にも、ウクライナへの主力戦車「エイブラムス」供与を発表する見通し。

ウクライナ軍に〝切り札〟独米「最強戦車」供与へ 戦線への影響は 軍事ジャーナリスト・世良光弘氏「かなりエポックメイキングな出来事」

オピニオン 2 時間前

ドイツと米国が世界に誇る「最強戦車」が、ロシアと戦うウクライナに供与される見通しとなった。ドイツ誌シュピーゲル(電子版)は24日、ドイツ政府が主力戦車「レオパルト2」の供与を決めたと報じた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(同)も同日、ジョー・バイデン米政権が、米軍の主力戦車「M1エイブラムス」を供与する方向に傾いたとスクープした。

ロシア軍は今春に大規模攻撃を計画しているとされ、ウクライナは防衛力強化の切り札として欧米の戦車に期待を寄せていた。

戦車供与をめぐっては、ポーランドやフィンランドが自国所有のレオパルト2の提供を表明したが、製造国ドイツの承認が必要で、判断が注目されていた。

米国防総省は、M1エイブラムスの提供に消極姿勢を示していたが、ドイツと足並みをそろえるために方針転換したとみられる。ホワイトハウスと国務省が前向きだという。

レオパルト2は、世界最強レベルの攻撃力を持つほか、車体底面に地雷対策も施されて防御力も高くなっている。その能力は他国にも評価され、欧州10カ国以上が約2000両を保有しているとされる。

M1エイブラムスは、1991年の湾岸戦争でイラク軍戦車を撃破し、実力を示した劣化ウラン弾の使用で、ほぼ全ての戦車の装甲を貫徹する能力に加え、高い防御力も併せ持つ。

2つの戦車の供与は戦線にどのような影響を与えるのか。

軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「かなりエポックメイキングな出来事だ。欧州ではレオパルト2を配備している国が多く、ドイツが供与を決めたことで、ほかの国も追随する可能性がある。米国のM1エイブラムス、英国が供与を発表したチャレンジャー2も合わせた3・5世代は世界最強といっていい。各国から提供される戦車が300両ぐらいの規模になれば、ウクライナが一気に前線を押し上げることも可能になるのではないか」と話した。


アメリカとドイツ、ウクライナに戦車の供与を計画=報道

BBC News - 2 時間前

アメリカとドイツが、ウクライナへの戦車の供与を計画していることがわかった。両国のメディアが24日、報じた。


アメリカとドイツ、ウクライナに戦車の供与を計画=報道© BBCニュース 提供

アメリカのジョー・バイデン大統領府は近く、戦車「M1エイブラムス」をウクライナに送る計画を発表するとみられている。

一方、ドイツのオラフ・ショルツ首相も、同国製の戦車「レオパルト2」のウクライナへの供与と、他国による同戦車の供与の承認を決断したと報じられている。

ウクライナは、戦車が供与されれば、ロシア軍との戦闘に大きな影響を及ぼしうるとしている。

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、米独による戦車の供与は「間違いなくマイナスの結果」をもたらすと述べた。アメリカとドイツの政府は、ウクライナに戦車を供与するよう、内外から圧力を受けてきた。しかし、アメリカは戦車が大がかりな訓練やメンテナンスを必要とすることから、ドイツは北大西洋条約機構(NATO)が戦争当事者になる恐れから、そうした圧力にそれぞれ抗してきた。

米国は30~50台供与との報道米メディアは匿名の情報源の話として、早ければ25日にも、ウクライナへの戦車の供与が発表されると報じている。関係者の1人はニューヨーク・タイムズに、30〜50台の戦車が送られる可能性があると述べた。供与の時期はまだ明らかになっていない。米メディアによると、ドイツ政府関係者はレオパルト2の供与について、アメリカもM1エイブラムスを供与する場合のみ、同意すると内々に主張していたという。両国の政府関係者は、それぞれの供与に関連性はないとしている。バイデン氏の盟友のクリス・クーンズ上院議員(民主党)は24日、「もしドイツが、アメリカがエイブラムスを送る場合のみレオパルトを送ったり、(他国が供与するのを)自由にしたりすると言い続けるなら、アメリカはエイブラムスを送るべきだ」と、政治サイトのポリティコに話した。

ドイツは少なくとも14台を供与か

ドイツはこれまで、ロシアとの紛争を激化させる恐れがあるとして、自国の戦車をウクライナに供与するのをためらってきた。他国がレオパルト2をウクライナに供与することについても、ドイツは必要な承認を与えることに消極的だった。

しかし、国際的な圧力を受け、ショルツ氏は少なくとも14台のレオパルトの供与を決めたと、独メディアは伝えている。

14台という戦車の数は、典型的な中隊を構成する戦車の台数であり、ポーランドが供与を表明している台数とも一致する。また、イギリスが供与を約束している同国の戦車「チャレンジャー2」の台数とも同じだ。

英シンクタンクの国際戦略研究所によると、レオパルト2を保有するのは、ヨーロッパとNATOの少なくとも16カ国。

それらすべての国がウクライナに供与するわけではないが、報じられているショルツ氏の決断によって、各国は供与が可能になる。

ショルツ氏の決断は、ドイツ誌シュピーゲルが政府筋の話として報じた。その後、他のメディアも確認したもようだ。

ドイツ議員ら歓迎

ドイツ政府はまだ正式な声明を出していない。ショルツ氏は25日午前に、連邦議会で演説が予定されている。

議会国防委員会の委員長で、リベラル派の自由民主党(FDP)所属のマリー=アグネス・シュトラック=ツィンマーマン議員は、今回の報道を歓迎した。

厳しい決断で、時間がかかり過ぎたが、最終的には不可避だった」と同議員は述べ、「打ちのめされた勇敢なウクライナ国民」の救いになるだろうとした。

下院副議長の1人で、緑の党に所属するカトリン・ゲーリング=エカルト議員は、「レオパルトは解放された!」と英語でツイートし、今回の動きを祝った。

西側諸国からの圧力

西側諸国はこのところ、ドイツが戦闘車両の供与に消極的だとし、不満を募らせていた。

ポーランドのマテウシュ・モラウィエツキ首相は24日、BBCの取材で、ドイツは開戦前にロシアからガスを購入し、「ロシアの巨額資金」を築いたと主張。ドイツにはウクライナを支援する「特別な責任」があるとした。

また、「理解困難な方法で遅延し、回避し、行動している」とドイツを非難した。

ドイツのボリス・ピストリウス国防相は、レオパルト2の使い方について他国がウクライナ兵を訓練するのは許可していたが、ドイツが戦車を供与することは約束していなかったと述べた。

ウクライナ大統領府のアンドリー・イェルマク首席補佐官は24日、ロシアに大打撃を加えるためとして、数百台規模の戦車の供与を西側諸国に呼びかけた。

イェルマク氏は、ドイツが戦車の供与に同意したと報じられた後、「戦車はウクライナが1991年の国境に戻るための要素の1つだ」と、メッセージアプリのテレグラムに書き込んだ。

<分析> ジョナサン・ビール防衛担当編集委員

ウクライナはまだ、戦争に勝つために必要だとしている新型の主力戦車300台を手に入れそうにない。

だが、西側諸国の半数が戦車14台ずつを提供すれば、合計で100台近くになる。そうなれば戦況を変えうる。

イギリスのチャレンジャー2、ドイツのレオパルト2、アメリカのエイブラムスなど、西側の戦車はどれも、ソヴィエト連邦時代につくられたT-72などのロシア戦車より優れているとされる。

西側の戦車は、さらなる安全性、スピード、精度をウクライナ兵に提供するものだ。

しかし、西側の新型主力戦車は、それだけで驚異的な結果をもたらしたり、戦況を一変させたりするものではない。戦車と共に何が供給されるのかも重要だ

ここ数週間のうちに、西側が供与する重火器が大きく変わった。装甲車を追加で数百台、砲撃システム、弾薬などを送っている

これらを総合すれば、ロシアの戦線を突破し、領土を奪還するためにウクライナが必要とする軍用品となる。

ウクライナ兵の訓練と兵器の供給がタイミングよく行われれば、それらは春の攻勢で重要な役割を果たすだろう。ただ、まだ空の戦力は欠けている

ウクライナは開戦以来、最新鋭の戦闘機を提供するよう西側に要請してきた。今のところ、1機も実現していない。

戦車供与「極めて危険」=米独の決定に猛反発―ロシア

時事通信

 ロシアのネチャエフ駐ドイツ大使は25日の声明で、ウクライナにドイツ製主力戦車「レオパルト2」が供与されることについて「極めて危険な決定だ」と猛反発した。アントノフ駐米大使も、米国による主力戦車「エイブラムス」供与の発表に先立ち「ロシアの戦略的敗北を企図しているのは明らかだ」とし、バイデン政権を非難した。


ロシアのネチャエフ駐ドイツ大使=2022年5月、
ベルリン(EPA時事)© 時事通信 提供 


ドイツとロシアは第2次大戦で、人類史上最悪の地上戦とされる独ソ戦を経験している。これを踏まえ、ネチャエフ氏は「ドイツの選択は、ナチズムの恐ろしくかつ時効のない犯罪を巡り、歴史的な責任を取ることを金輪際拒否するものだ」と主張した。 

参考文献・参考資料

米も戦車供与の方向 (msn.com)

ベラルーシ大統領「ウクライナから不可侵条約締結の提案」 否定的な姿勢示すも詳細は不明 (msn.com)

ドイツが戦車供与へ (msn.com)

アメリカも主力戦車「エイブラムス」供与検討と米メディア “否定的”から一転… (msn.com)

ウクライナへの独製戦車供与 ポーランド 許可を申請へ (msn.com)

ウクライナへの武器供与が原因? エストニアとロシアが相互に大使を国外退去処分 (msn.com)

欧州11カ国がウクライナに「前例のない支援」表明 ドイツは戦車供与に慎重姿勢:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

独、主力戦車供与へ=レオパルト2、ウクライナに―兵器支援加速、ロシアの反発必至 (msn.com)

ウクライナ大統領、高官を相次ぎ解任 汚職対策強化 (msn.com)

ウクライナへの米戦車供与、「あからさまな挑発」に=ロシア大使 (msn.com)

ウクライナ軍に〝切り札〟独米「最強戦車」供与へ 戦線への影響は 軍事ジャーナリスト・世良光弘氏「かなりエポックメイキングな出来事」 (msn.com)

アメリカとドイツ、ウクライナに戦車の供与を計画=報道 (msn.com)

戦車供与「極めて危険」=米独の決定に猛反発―ロシア (msn.com)

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