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政治講座ⅴ859「権力闘争に巻き込まれて、当時の権力者の逆鱗に触れたのであろう」

胡錦濤一派と習近平政権の権力闘争の渦中にいたためであろう。目障りにおもわれたのであろう。日中青年交流ということで中国の情報収集しているスパイ組織とおもったのであろう。孔子学院のようなスパイ組織と睨まれたのであろう。親中派の国会議員の自民党の元幹事長二階 俊博氏に解放の依頼をするなどの政治力を使うべきであったのでは?と考えるが・・・。日本の政治力・交渉力の欠如と言わざるを得ない。

      皇紀2683年2月18日
      さいたま市桜区
      政治研究者 田村 司

「同じような人を生みたくない」 中国で懲役の鈴木氏 外務省に苦言

超党派の国会議員でつくる「中国による人権侵害を究明し行動する議員連盟」(会長・古屋圭司元国家公安委員長)は17日、国会内で総会を開いた。スパイ容疑で中国当局に約6年間拘束され、昨年10月に帰国した日中青年交流協会の元理事長、鈴木英司氏が講演。拘束から解放までの状況を語り、「私と同じような人を生みたくない。中国の人権状況を何としても変えてほしい」と訴えた。

中国人権侵害究明議連で講演する元日中青年交流協会鈴木英司理事長
=17日午前、国会内(矢島康弘撮影)© 産経新聞


鈴木氏は日中交流推進のため2016年までに200回以上訪中したが、同年7月、北京の空港で男6人に「スパイ罪の疑いがある」として突然、車に押し込まれた。アイマスクをつけられて連行された隔離施設では、逮捕前の尋問を行う「居住監視」が約7カ月間続いた。
鈴木氏は当時の状況を「時計も書くものもテレビもない。トイレもシャワーもドアがなく、運動もできない。カーテンは閉め切りで、夜は電気をつけた状況で寝る。全く人権のない場所だった。頼み込んで1度だけ窓際で太陽を15分間見たが、これはうれしかった」と振り返った。
鈴木氏は17年に起訴され、その後懲役6年の実刑判決を受け刑務所に収監。弁護士は無罪を主張する鈴木氏に罪を認めて謝罪すれば刑期を1年程度短縮できると説得したが、鈴木氏は拒否。裁判長に手紙も書いたが徒労に終わった。
鈴木氏は中国がスパイ行為摘発を強化するため「反スパイ法」の改正作業を進めていることに触れ「これからどんどん私のような人が出てくる可能性が高い」と警鐘を鳴らした。一方、日本外務省の対応には苦言を呈した弁護士選定や大使館員との面会、解放に向けた動きが十分ではなかったとし、「外務省はどれだけ現地の日本人のことを考えているのか」と語った。

中国「孔子学院」、日本に15カ所で菅官房長官も「動向注視」 スパイ工作機関の闇

2020年09月02日

菅義偉官房長官(他の写真を見る)

 菅義偉官房長官は8月26日の記者会見で、米国が中国の「孔子学院」を外国公館に指定すると発表したことについて、「わが国も(孔子学院の)動向は注視している」と発言した。中国語や中国文化を普及するための機関である孔子学院は、世界162カ国・地域に約550カ所(2019年12月現在)あり、日本にも15カ所あるが、実情は中国共産党の“スパイ工作機関”だという

 米国のポンペイオ国務長官は8月13日、孔子学院に対して「中国の政治的な宣伝を行い、教育に悪影響を及ぼしている。外国の大使館と同じ、外国政府の機関に指定する」との声明を発表した。これで今後、孔子学院には、職員の個人情報や運営資金などを米国政府に届け出る義務が生じるという。

 孔子学院が設立されたのは2004年。まず韓国のソウルに設置された。中国の大学と諸外国の大学が提携し、中国語をはじめ、漢方、中国茶、太極拳、演劇、水墨画、書法、生け花などを教えるという。孔子の名を冠しているが、孔子哲学や儒教を学ぶことはできない。

 運営するのは、中国教育部が管轄する国家漢語国際推進指導小組弁公室(漢弁)。この漢弁が、孔子学院の開設資金として10万ドル(約1053万円)を大学に提供、運営費は原則、最初の3年間だけ漢弁が負担する。もっとも、その後の運営費が負担できない場合、漢弁は資金援助を続けるという。孔子学院で教える中国人教師の給与や海外生活手当も負担するそうだから、大学にとっては有難い話だ。

 日本では、2005年の立命館大学が孔子学院を開設したのを皮切りに、06年は桜美林大学、07年は札幌大学早稲田大学。08年は工学院大学、09年は関西外国語大学など、15大学で開設している。

FBIが捜査に乗り出した

 アメリカでは、最盛期に120校の孔子学院が開設された。急速に増えた背景には、大学の経営難が挙げられる。とはいえ、14年6月、アメリカの大学教授協会から「孔子学院は中国国家の手足として機能していて、『学問の自由』が無視されている」と批判されたのをきっかけに、閉鎖する動きが出ている。

「アメリカが政府レベルで孔子学院の捜査に乗り出したのは、2018年2月です。クリストファー・ライFBI長官が、孔子学院はスパイ活動の疑いで捜査の対象にしていると発言しました」

 と解説するのは、学習院女子大学の石澤靖治教授。ジャーナリストでもある同氏は、昨年12月、『アメリカ 情報・文化支配の終焉』(PHP新書)を出版、孔子学院が中国共産党の諜報・言論弾圧活動と連動していると指摘した。

孔子学院は、中国共産党中央統一戦線工作部の支配下にあると言われています。統一戦線出身の人間が、孔子学院を運営する漢弁のトップを務めていたからです」

 設立から2007年まで、漢弁の総責任者を統一戦線工作部部長の劉延東が務めている。

孔子学院が拠点となって、反中国的な言動を行った人の封じ込めを行っています。アメリカには、各地に中国人留学生を支援する中国学生学者連合会(CSSA)がありますが、この組織と孔子学院が連携しているのです。大学で中国に批判的な発言をする教員がいれば、CSSAの学生数人を使って、教員を問い詰めます。或いは、領事館に通報することもあります。領事館から教員宛てにメールが届き、言動を慎重に行うように注意されるのです」


参考文献・参考資料

「同じような人を生みたくない」 中国で懲役の鈴木氏 外務省に苦言 (msn.com)

中国の歴代の国家主席(最高指導者)評価一覧~共産党トップ(総書記) (lantiantian.com)

中国「孔子学院」、日本に15カ所で菅官房長官も「動向注視」 スパイ工作機関の闇 | デイリー新潮 (dailyshincho.jp)

二階俊博 - Wikipedia

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