やさしい物理講座ⅴ83「特殊相対性理論というミスリードを引き起こした原因を分析」
「理想空間つまり真空空間」でなく「空気充満空間」での条件で実験が行われたことを以て、結論付けたことがミスリードに繋がったのである。それは媒質(空気)が光速度に及ぼすことを実験で考慮しなかった。「静止エーテル」と概念で実験を始めたが、光の通り道から空気を抜かず、真空状態でなかった結果、干渉縞の移動の観測値が理論値と合致しない結果を導き出したのである。
そして、観測者の運動速度によらずに「光の速度は常に同じ」という「光速度不変の原理」という「特殊相対性理論」が論じられた。しかし