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20240123 イラストエッセイ「ぼくが住んでいる漁村」その3

 ぼくの住む村松浜にはヨウ素を採掘する施設があるのです。核戦争になっても安心(ではないか 笑)。
 昔は日鉱と言いましたが、今は、XJ石油開発と言うそうな。
 ヨウ素だけでなく、石油も天然ガスも算出しております。(国内唯一とのこと)
 実は胎内市は江戸時代から石油の産地で、「燃える水」を幕府に献上しておりました。胎内市は旧黒川村と中条町が合併してできた市なのですが、黒川とは石油に黒く染まった川のことだったそうです。
 そんなわが集落には、「塩の湯温泉」という温泉がありまして、とってもといういというかヨウ素のにおいがするのです。
 皮膚病や慢性病に良いということで、県内外からも湯治の方が来られます。しかもこれ、海洋深層水ということで、百万年前の海水なんです。お湯にはプランクトンの化石が浮いているという。笑 
 しかも温度が高くてね。水で薄めないと入れないぐらい熱いのです。


 という訳で、今度は、近所の温泉まで歩いて行きたいと思います。
 この「塩の湯温泉」、大人一人350円で、皮膚病をはじめ万病に効くという。(笑)
 イラストは、集落の一番海側の通りの東側の家並みです。どの家もちゃんと手入れがされていて美しいです。日本海の強い潮風から家を守るために、昔は胎内市特産の重油を外壁に塗ったそうですよ。今はもちろんペンキですけど。
右を振り向けば日本海の荒波がすぐそこに迫っています。

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