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吾輩はシーチキンに目がないのである!!


とにかく吾輩は、シーチキンに目がないのである。



シーチキンのフタが空く音が聞こえたと同時に、


たとえ寝ていたとしても、


真っ先に飛び起きて、

シーチキンにまっしぐらなのである。



シーチキンは美味である……


ただ、まともに食べさせてもらったことがなく、


ご主人が料理をしている隙を狙って、




やっぱシーチキンは美味いのである。


こうして、こっそり〝つまみ食い〟をしようとするのだが


大抵はすぐに見つかってしまい、キッチンから摘まみ出されるのである。



捕まったのである……



そして、なぜシーチキンを食べさせて貰えないのかというと、


むかし吾輩の不摂生で、入院したことがあるからだ。



ご主人が吾輩のからだを気遣ってくれているのはわかるが、


吾輩の〝シーチキン〟愛が強すぎるのである。



シーチキンは食べたいが、


もう二度と入院はゴメンである……。


永遠のジレンマである……




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