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いじめと不登校を乗り越えた受験生たち

塾生たちが快挙を成し遂げました。

 今年、高校受験に挑戦した塾生の中に通学していた学校内で人間関係のトラブルが原因で、学校に行かない選択をした生徒たち(世間では不登校生と言うようです。)が大学進学という夢を抱いて受験勉強に励んだ結果、見事に県立進学校に合格することが出来ました。しかも、同時に2人もです。某中学校の先生から「学校設立以来初の快挙だ!もしかしたら、弘前市内でも初めての事かもしれない!」と驚きの声をいただきました。

 誤解がないように補足しますが、最終的に2人とも卒業に必要な出席日数をこなし、他の受験生たちと同じ条件で受験しております。

 この2人の塾生は、津軽塾に入塾後、少しずつ心の傷を癒やしながら遅れた分の勉強を我武者羅に学び続けました。その結果、本当に少しずつではありましたが学校のテストの得点が伸び始めて自信が持てるようになっていきました。そして、いつの間にか私にも宣言しないまま学校へ通い始めて、通学できる精神状態まで回復したのです。

 その後、何のために高校へ進学するのか?大学とはどんな場所で何を学ぶことができるのか?社会人になるために必要な仕事とは何なのか?といった内容の講義を授業の中に盛り込んで行くうちに、自分たちなりの夢の形を模索し始めたのです。その結果、2人とも自分たちの夢を叶えるためには、弘前大学に進学するのがベストだ。という自分なりの答えにたどり着き、そのために大学受験の準備をしてくれる弘前市内の県立進学校への受験を決意したのです。

 受験の直前も授業の終了時間が過ぎてもなかなか帰ろうとせずに質問が止まない日々が受験の前日まで続きました。そして本番当日、2人は奇跡を起こしました。

 ここまで読んでくださった皆さんには、作り話のような物語だと感じておられる方もいらっしゃると思います。しかし、現実に2人は合格通知を受け取り、すでに高校から提示された春休みの課題に精力的に取り組んでいます。

 今日、青森県のみならず日本各地で少子化の影響が出始めております。青森県がこれから先の5年間で計画している資料の中にも「若者の県外流出を減らす施策」が盛り込まれております。

 私は、学校内での人間関係のトラブルが原因で将来の可能性が狭められてしまう若者や本来であれば大学へ進学できる若者が埋もれてしまう機会損失を少しでも減らしたいと考えております。そのような若者たちが立ち直り、大学で学んだ後、青森県内で起業したり仕事を生み出して自己実現を果たす。これも1つの青森県の課題解決の方法論だと考えております。

 もし、あなたの近くに学校に行けなくて悩んでいる若者や将来に希望を見いだせず自暴自棄になっているような若者を見かけたら、是非、津軽塾の体験授業をお勧めください。

 津軽塾では、これからも津軽の若者の成長をサポートできるよう楽しんで学びの場を提供して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。


津軽塾 塾長 対馬 太郎


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