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「観光だけでなく関係を紡げるまち」西陣に感じる大きな可能性

僕は今、京都でLaughterというコーヒーショップを運営しています。

お店を構えるのは京都の「西陣」と呼ばれるエリア。
「西陣織」が有名ですが、このエリアの魅力は何といってもそこに住む人々たち。

西陣織の職人たちは織屋建ての町家に住み、「職」と「住」が一体になった暮らしを紡いできました。
西陣で暮らし、働くものが一体となってまちを形作ってきました。
そして今では、僕のように西陣でお店などを構え、西陣に住む、新しい「職住一体」の形も生まれてきています。

個性豊かなお店やスポットが沢山あって、まちの人におすすめを聞けばなんでも教えてくれる。
それぞれのお店の店主はみな個性豊かで、夜飲みに行くと別の店の店主と出会い、そこでお酒を飲み交わすことも。

みなこのまちを愛し、このまちで人やモノが循環する姿は有名観光地にはない独特の雰囲気を感じます。

西陣は「3度目の京都」なんて言われたりするそうです。
京都を訪れ有名観光地を一巡巡った方が、3度目の京都訪問で訪れたくなる。
確かに有名観光地はないかもしれませんが、まちを歩いているだけで心が落ち着く不思議な力があります。

特定のお店やスポットを求めて何度も西陣に訪れる方も沢山いらっしゃいます。「京都に行ったら寄っておこう」と思わせる不思議な力が西陣にはあります。

ただ観光するだけでなく、いつでも帰ってこられる「関係」を築けるのが西陣です。

ベタな観光コースではないかもしれませんが、「関係性を築く」という新しい京都の姿を見せられるまちなんじゃないかなぁと密かに思っています。

まちの魅力を作るのは、そのまちを構成する人々に他なりません。
僕もそんな西陣の一員となれるよう明日からも頑張っていきます!!

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