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【童具店のゆき子さん】#9 「ひいおばあちゃんの夢」

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今日は、お店の中のお話しではありませんが、お客様から教えていただいた、心が温まるエピソードをご紹介します。

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成長した証を背負う姿はひいおばあさまの心にとても響いたのではないでしょうか。

「ランドセル」という鞄には愛情がたくさん詰まっていることを、改めて感じるエピソードでした。

投稿エピソード
主人のおばあちゃんにとって初ひ孫である息子が生まれた時から、ひいおばあちゃんの口癖は息子のランドセルは見ないと!ランドセルと机は私が買うからね!〇〇(地元)にもランドセル作ってる職人さんがいるはずだから、そこで仕立ててもらうといいわ。
ずっと言い続けて息子が年中さんになった頃、ひいおばあちゃんはケガをして自立できなくなり介護施設に入所。息子が年長になりランドセルをという頃にはコロナの影響で施設のひいおばあちゃんに会えなくなりました。一緒に選びに行く事はできないけど、ひいおばあちゃんが言っていた職人さんのランドセルを選ぼう。けど地元にはもう職人さんは居なくなっていました。そこで出会ったのが、今も職人さんの手作業にこだわる土屋鞄さんでした。実際に手に取って選ぶ事はできなかったけど、カタログやHP、インスタグラムでの紹介配信を何度も何度も見て、手作業へのこだわりとひいおばあちゃんの想いがマッチした気がして決めました。
そしてもうすぐ入学。届いたランドセルは施設の方のご親切で、施設の玄関までひいおばあちゃんを連れて来て下さり、少し離れた外からランドセルを背負った息子を見てもらう事ができました。少し涙ぐんだ、ひいおばあちゃんの顔は忘れられません。
ペンネーム:さくむつ様
作者:ヒビユウ
イラストレーター。3歳差の兄妹の母。三重県在住。著書「ヒビ家のムスコとムスメ1・2巻」河出書房新社。
Instagram @hibi_yuu

この連載では、土屋鞄のランドセルスタッフが実際に遭遇したエピソードや、読者の方から寄せられたエピソードを元に作られた、架空のスタッフゆき子さんの物語をお届けします。

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