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“物語”を大切に|ランドセルご愛用者さまインタビュー【若野さん編】

暮らしのリズムやそこから生まれるエピソードは、家族の数だけあるもの。普段大切にしていることや、こどもたちへ抱く思い、もの選びの基準など……。土屋鞄のランドセルをご愛用いただいているのは、どんなご家族でしょう。お宅にお邪魔して、お話を伺いました。

今回は、自然豊かな埼玉県飯能市で暮らす若野さんのお話。木工作家の忍さんと由佳さん、そして、牛革プレミアムカラー・緑のランドセルと学校に通う1年生の光杜(みと)くんの3人家族です。

物語が膨らむ暮らしを大切に

ー 木工ユニット「KIYATA」としてご活躍されているお二人。ものづくりへのこだわりは、どんなところにありますか?

つくり勝手から入らないことですかね。それを優先すると、大体同じ形になってしまいます。うちの製品は、“お客さまの家に入ってから物語が膨らむ”というところを1番の魅力にしたいと思っていて。だから、みんなで“えーっ”て言いながらもまずは思いついたものをつくってみる。それを現実に合わせていく。その繰り返しです。

ー 表情豊かな作品たちは、そんなこだわりから生まれていたんですね。つくる側ではなく買う側になったときはどうでしょう。もの選びの基準などはありますか?

物語のある、背景への想像が膨らむようなものを選びたいと思っています。これは何をイメージしてつくられたのかな、どういう気持ちでつくったのかな、と考えをめぐらせることができるもの。

ー ランドセルも、そう思って選んでくださったのでしょうか。

私自身が使っていた頃を思い出したんです。祖父が贈ってくれたもので、私のだけ6年生になってもへたれませんでした。当時は型崩れしないのが人と違うので恥ずかしかったんですが、今は本当に質の高いものを選んでくれたんだなと感謝しています。

私もこどもに良いものを贈りたいと思って、自分たちの思いを乗せられる、ずっと持っていたいと思えるものを選びました。

ー お祖父様の贈り物が、ずっと心に残っているんですね。

私が親になってやっと思い出したように、息子もまた、親になったタイミングで自分の使っていたランドセルの良さに気づくと思います。そんな、いつか思い出してうれしくなることを積み重ねていくのが、私たちにできることかなと。帰って来るたびに放り投げているのを見ると、すごいもの背負ってるんだぜ、と内心では思いますけどね。

ー 作家としてご活躍されているお二人にそう言っていただけて光栄です。

職業柄、細部の工夫やこだわりにも共感します。妥協しようと思えばできるけれど、しない。そういうところが、他の製品との違いを生むと思うんです。孫にも贈りたいから、今のままつくり続けてほしいですね。

ーありがとうございます!背筋が伸びます。ところで、冷蔵庫に貼ってあるお手紙がさっきから気になっておりまして......。

あれですね。ひょんな時に書いてくれたんです。

光杜くん、なんて優しいんでしょう。「光杜(みと)」というお名前、珍しくて素敵な字ですよね。由来はありますか?

光あふれる森の中に分け入っていくと子どもがいた、というイメージから名付けました。光杜にはやりたいことを自分でつかみ取る子になってほしいですね。自分たちも好きに生きていますし、どんなに非現実的なことでもなんとか応援したいです。

ー 心強いエールですね。私たちも、光杜くんの今後がとっても楽しみです。お話ありがとうございました。

若野忍さん、由佳さん、光杜(みと)くん
軽井澤工房店で職人のつくる風景を見ながら、「本当にあの人たちがつくっているんだ! 」と楽しんでくれたという若野さんご一家。光杜くんが初めて背負ってみた時の、お兄さんになったような誇らしげな表情が印象的だったそうです。
arts & crafts KIYATA : http://www.kiyata.net/


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1965年創業、昔ながらのシンプルな形に、確かな職人技を詰め込んで。こどもたちの心の中で生き続けるランドセルを、一つひとつ、丁寧につくります。
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