備忘録 20240612

●各自のカスタム化されたAI
10年くらい前は、BYOD(bring your own device)と言っていた記憶がある。昨日アップルがOSベースでAIをデバイスに搭載すると発表した。
もう各自にカスタム化されたAIがデバイスに載る時代に移行していく。
一番の変化は、検索という行為が、googleから生成AIに変わり、生成AIの回答に広告を入れる仕組みになるのではないかということだ。
だが、OSに入ってしまえば、アプリレイヤーのすべてに連動できるので、影響の範囲が広範になると思われる。

●生成AIの活用
こういう、社内資料に基づいて回答とかは、めっちゃ生成AIとマッチするだろうなと思った。過去の契約書やNDAなどの記録などの参照して生成するのもいい。そうすると、契約書を紙で保存などしていると、AIの学習ができないので、電子契約書のクラウドサインとか、ドキュサインへの移行圧力がかなりかかるのではないだろうか。
カスタマーハラスメント問題への解決策にもなる。
あとJRは窓口とチケット受け取り券売機が混んでいるので、そこを解消した方が満足度上がると思う。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD307T50Q4A530C2000000/

●米国の高齢化とユニバーサルベーシックインカム
米国大統領選が今年の秋に控えている。
すでに分断しまくっているアメリカで、退職者の待遇はまた大きな政治的問題になるはず。
このへんの収拾がつかなくなったら、いよいよユニバーサルベーシックインカムが進むのではないだろうか。ベーシックインカムのような制度は各国だけ進めることが原理上難しい制度だ。米国だけBIを導入したら、移民希望者が殺到したり、そこで子どもを大量に作ってBIをもらいまくって暮らすということができるからだ。つまり、世界的に足並みを揃える必要がある制度である。
しかし、高齢化で立ち行かなくなったら、米国が音頭を取って制度設計を真剣に進めていく可能性は十分にあると思う。
サム・アルトマンが、核融合炉に力を入れる報道があるのも、彼がBIのボトルネックはエネルギー問題だと考えているからではないかと、個人的に思っている。


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