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プレゼンで解決すべき3つの「違和感」

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今は定期的にセミナーに参加する時間を作っています。※写真はAdvertising Week Asia2019 の岡康道さんの言葉


伝わらない壁となる違和感とは?


セミナーは自身のスキルアップやインプットのためですが、セミナー講師=話し手をやる参考に大いに役立ちます。

聴衆を前にした話し手側に立つとどこで伝わっていないのかって気づくことは案外難しいものです。


そこまで自分が余裕がないだけかもしれませんが限られた時間の中では、参加者も

「先生!そこ話が繋がってませんよ」

と言ってはくれません。


セミナー参加を通じて聞き手という立場から

「あ、今ちょっと伝わらなかったな。なんでだろう?」

というプレゼンの違和感肌で感じてその理由と対策を考えるのは学びになるはずです。


セミナーのプロが話すプレゼンでさえ、伝わらないということが起きるのが現実。でもこの原因を自分なりに掴んでおけば自身のプレゼンアップに繋がると思うのです。


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1.解決すべきは目と耳の違和感をなくすこと


プレゼンは基本的に画面に映し出されたスライドや企画書といった紙を

目=視覚

と講師が話す声を

耳=聴覚

で理解をします。


視覚と聴覚の理解は一心同体


例えば講師がスライドに関係ないことを話し始めると聞き手は混乱します。

あれ?そんな話、企画書にはどこにも書いてないぞ!

講師は良かれと思って話を脱線させていても聞き手の脳は迷路に入り込んでしまうのです。


配られている企画書と映し出させるスライドが変わっている時も同様

あれ、配られている紙が間違え?不手際??

とさえ思ってしまい、そのモヤモヤが最悪、不信感を抱いてしまうことに

なりかねません。


これはセミナー時に違うことをやっていたりとか集中していないわけではなく、真剣に聞いていればこそ起きるちょっとした悲劇。


講師が良かれと思っていれたフリートークやスライド追加が思わぬ障害を引き起こしてしまう。


こういうときはスライドに

今は雑談(フリートーク)

この説明はスライドでのみ公開します

といった但し書きが必要です。

聞き手はまさにまっさらな状態で受け身だからこそスライドや話す内容は順序立てて順番通りに話すことが絶対条件なのです。


聞き手が知った仲間同士のブレストだったりと条件によってではありますが、基本プレゼンする側に立ったときには


いかにスムーズに順番通りに話すか


これを極めることが良いと思います。


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2.迷路にしないための案内板=目次


先ほど講師がスライドに書いていないことや突如フリートークを話すことで、聞き手は迷路に迷い込むと書きましたが


今、どのパートを話していてそこがどれくらいのボリュームなのかを明確にしておくことが大事


このブログも見出し表示設定にしていますが、記事を読み終わるのにどれくらい時間がかかるのかを分かるようにすることで読者は安心できます。


本であればその分厚さやページ数、目次でどれくらい時間がかかるというが一目瞭然ですがブログは案外分からないもの。

サクッと読もうと思ったら、案外長いじゃないか!

というのは意外とよくあることで、なぜか長いからという理由で最後まで読んでもらえなったり、、、

ブログを書く側とすれば一生懸命書いたのに悲しい現実です(笑


セミナーでは本以上に目次が重要


目次には必ずどの章が何ページ数まで


と記載されています。本の場合、読者はいつでも自分が好きなときに目次を見ることができます。


しかもセミナーの場合は時間が限られているので、聞き手は目次を見返すことはできないのです。


セミナーのスライドでは目次の掲載とともに、そのパートにどれくらい時間をかけるのか。そして、今どの章なのかという居場所を

しつこいくらいに伝えるようにした方がいい

のです。


迷路という名の脳の違和感を解決するためには、出だしの目次が鍵を握るのです。



3.ポイントは3つまでと明言


このブログでも「3つの違和感」と、3を提示することでハードルを下げています。3はマジックワードなんて言いますが


これは私が改めて説明するまでもなく、スティーブジョブスが実践していたことでも有名。



セミナーに限っていうとポイントは3つ!といえば聞き手はメモを取りがち。これはセミナーだけではなく、ブレストや会議などで意見を求められたときに効果的です


最近では私は3点ではなく2点にしています。最初に

「ポイントは2点です」

から入ることで

あ、こいつの話は短く済むな!

と話を聞いてくれるのを実感しています。これもひとつのテクニック。


セミナーで長時間話をするとき、アジェンダが3つ以上あっても

今日覚えて帰って欲しいことは3つ

と言えば、聞き手にとって最初のハードルが低くなるはず!

最初のハードルを「3」という数字とともに、一緒に乗り越えていければ話し手のペースに持ち込むことができるのです。


ハードルという名の違和感を解決するには、3ないしは2の小さい数字で学ぶべき項目を極力少なくしてあげる。これがセミナーのうまく行くコツでもあるのです。


全ては聞き手にとってスムーズに理解できる。その道筋を整えることで違和感をなくすことができる。


最後に違和感をなくすための「まとめ」で締めます。

1.目と耳の違和感をなくすこと
2.迷路にしないための案内板=目次 
3.ポイントは3つまでと明言

話し手が良かれと思うことが、聞き手にとって違和感になっていること。それを意識するだけでもプレゼンは格段に良くなると思いますね。

参考になれば幸いです。

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