池上彰 佐藤優『真説 日本左翼史』

 先日の衆院選では与党が政権を維持しましたが、話題にあがっていたのが野党共闘。その中でひとつの政党として存在感をあらわしていた?共産党。そんな共産党や社民党などの派生から現在に至るまでの勉強ができる一冊でした。

 政治のことがわかるというよりは、日本の歴史、流れが理解しやすく池上彰さん、佐藤優さんの対談で描かれています。冒頭で今回の著書を読むにあたっての予備知識的なことも説明してくれているので、よく知らないという方でも内容に入りやすいのではないでしょうか。著者の二人がどちらかというと、どちらにも偏りのない方?なのでわかりやすかったのかな、という思いもあります。

 「へぇ~そうなんだ」ということが多くて大変勉強になったと個人的には思っていますが、それ以上に今の出来事を知る上で「歴史」を学ぶこと、知っておくことは本当に大切なことだと実感しました。これを機に色々と学び直したいという欲求が芽生えたり。

 そういった意味では触発された書籍でもあったので、続編の刊行が待ち遠しいところです。



この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?