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価値観は変わるもの。

自分で言うのも何ですが、仕事旅行社のやっていることって、夢に溢れてて、実に素敵な仕事です。

でも、僕がこの仕事に人生を賭けて取り組んでいくのかと問われるとなんとも言えません。

というのも、「やりたいこと」というのは数年スパンで結構変わるものだと思うからなのです。

だから、この仕事を一生続けていくかと言われたら、わからない。
「今はこれがやりたいと思っている。」以上のことは言えません。
(誤解無きよう、今の仕事に手を抜いているわけでは決してありません)

アクセサリー感覚で選んでいた仕事

社会に出てまだ20年にも満たない僕ですが、10数年の間で仕事に対する価値観は大きく変わり、やりたいことが変わってきました。

社会人になった頃を振り返ると、仕事は自分のステータスを作るための
アクセサリーみたいに捉えていた節があります。大変失礼な話ではあるのですが・・・。

スーツをパリッと着て、タイピンやカフスにもこだわって、香水の匂いをプンプンさせて。しかも丸の内というビジネス街のど真ん中で働く自分に酔いしれていました。

金融業界に勤めていたのですが、それを選んだのもグローバルな仕事であることとか、何十億、何百億というお金に影響できる社会的なインパクトの強い仕事であるとか、見栄以外の何物でもないところに惹かれていたのです。

自由気ままに生きることの重要性に気がつく

邪な気持ちで選んだ仕事だったので、いざ入社し、仕事を始めてみると仕事内容には興味が持てませんでした。

それでも最初の数年間は覚えることに追われ、考える間も無く走り続けたので特に違和感もなく日々を過ごしていました。

しかし、入社して4、5年。仕事に慣れ、余裕が出てくるようにると、案の定仕事に対して、違和感を覚え始めたのです。

もしかすると、本当に金融に興味を持って入社してきた同期に引け目を感じていたのかもしれません。

変化の一番大きなきっかけは、地元に引っ越したことでした。僕の地元は25万人くらいの中規模都市。東京に電車で1時間でアクセスできる一方、海や山といった自然もある街です。

それまでは都内に住んでいたので、平日も週末もショッピングや食べ歩きばかりしていました。

いざ地元に戻ると、平日はまっすぐ帰宅するようになり、週末も釣りに出かけたり、田舎特有のスーパー銭湯に出かけたりと遊び方が一変します。

自然に囲まれたのんびりした空気の中に身を置いている中で、気がつけば都会の洗練されたものよりも、自然体で居られるスタイルに惹かれるようになっていったのです。

すると、仕事に対する考え方も変わり始めます。毎日満員電車に揺られて、大都会に出ていく生活よりも、家の近所の職場で、もっとのんびりと自分の時間を活用できる方が良いという風に価値観が変わっていきました。

都会でスーツを着てかっこよくと考えていたのが、例え稼ぎが減ったとしても、自分の好きな事をして、自由気ままに働きたいと180度価値観が変わってしまったのです。

今更ながら、もっと稼ぎたい、もっと会社を大きくしたい

自由気ままさを求めた結果、紆余曲折ありながらも、仕事旅行社を立ち上げたのですが、現在は自宅ワークOKとしていたり、夏場は毎日短パン、Tシャツで通っているのも自由を求めた結果だったのだと思います。ちなみに写真は営業でとある職場さんを訪問した時の格好です。時間があったので、海に遊びに行ってました。

給料は前職の半分くらいに減ってしまいましたが、それでも8年間も続いています。

このままのんびりとやっていくのかと思っていましたが、実は、最近僕の中でまた価値観が徐々に変わってきています。

変化のきっかけは、同時期に起業した人たちが、上場を果たしたり、
テレビCMをうったりするのを目の当たりにしたことでした。

彼らの活躍を横目に、僕の中で出てきた思いは「悔しい」と言うものでした。同時に、もっと稼ぎたい。会社を大きくしたいという思いに駆られるようになったのです。

もちろん自由に好きな仕事をやりたいという思いも強いので、会社が大きくなるために何でも手広く事業を拡大するということではありませんが、それでも売上だったり、従業員規模を増やしたいと思うようにもなってきました。まあ、現状それがうまく言っているかは別の話ですが・・・・。

何れにせよ、今の僕の中には大きな柱が二つあります。
・一つは自分のやりたいことを自由気ままにやりたいという自分。
・会社を大きくしたい(人にわかりやすく認めてもらいたい)という自分。
上記のどちらか一つだけじゃなくて、両方を同時に叶えたいのです。

変わらない「価値観」は無いからこそ

①誰もが憧れる仕事がしたい
②自然体で好きな事をやりたい
③自然体ながら、多くの人に認められる仕事がしたい

わずか20年に満たない期間に、僕の仕事に対する価値観は3回も変化しました。

なぜこんなことをわざわざ書いているかというと、僕は常々「やりたいこと」を見つけようという話をしていますが、ここでいう「やりたい事」というのは、生涯をかけてやりたい事を見つけようと言うことではありません。

むしろ、そんなものはなかなか出会うことはできないと思っています。

僕がそうであるように、人の価値観は数年スパンくらいで変わっていきます。価値観が変わればやりたいことも変わるのですから、生涯不動の価値観なんてものも、やりたい仕事というものも見つけることは難しいのです。

生涯かけてやりたいことを・・・と青い鳥を探してみても、探しているうちに自分の価値観が変わってて、結局見つからないということになりかねません。

だとしたら、いますぐにでも「現在」やりたいことを始めるべきなのだと思うのです。

まだスキルが足りないから、やりたいかわからないから、とか言っていたら
考えるだけで、何も実現せずに終わってしまいます。

それよりも、今の自分の興味に素直に、今できることを、今すぐ始めることが大切です。

今「やりたいことは何だろう」と考えている方。今すぐ行動。小さく始めまてみませんか。考えてばかりいると、いつまでたっても実現することはありませんよ。

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