自己分析よりも、仕事を経験しよう。

今日伝えたいこと

経験よりも効果的な自己分析は存在しません。机の前で自己分析ばかりしていないで、もっと仕事を経験しましょう。

そう考える理由とは?

自分の思考パターンや好みを洗い出し、次の仕事選びの指針にする、いわゆる自己分析が最近の仕事探しの王道です。

しかし、確実にやりたいこと、好きなことを見つけ出したいのであれば、仕事の経験を積み重ねる方がよっぽど効果的です。やってみれば好きか嫌いかははっきりします。頭で考えて想像するよりもずっと明確に好き嫌いを判断することができるのです。

というのも自己分析から得られる結果はあくまでも傾向や予測でしかありません。このことを忘れて、自己分析ばかりに時間を割いて、頭の中でぐるぐるとやりたいことを妄想している人が多すぎる気がします。

本当に当たり前のことなのですが、世の中の一般的な就職・転職活動のフローや自己分析を重視し過ぎて、このことを忘れてしまっている気がします。

経験して初めて判断できる。

自己分析で堂々巡り

いや、自己分析でも十分わかるのでは?と思う方もいるかもしれません。僕はそのタイプでした。

やりたいことを頭の中だけで考え、自己分析のテストを受けてみたり、業界の本を読んだり....。 でも、結局どれも腹落ちはしませんでした。その結果、ぐるぐる思考ばかりを巡らせ、1年、2年と無駄に過ごしてしまったのです。

自分の好みがはっきりわかったのは、実際に気になる仕事の人に直接話を聞いたり、会社に遊びに行かせてもうようになってから。

実際に人と話したり、会社を訪問したことで、端的に言えば言語化の難しい空気感や人間味に触れることができたのです。それまでなんとなく興味のあった仕事や会社が初めて生々しい「仕事」「会社」と認識されるようになったのです。結果、自分の中での興味の度合いも明確になったのです。

好みの異性と、実際に付き合う異性のギャップ

あまりにも文章力が足らずに、伝わっている自信がないので、もう一つだけ好きな異性のタイプを具体例として紹介します。

好きな異性のタイプを問われた時、おそらく多くの方がなんとなく自分の好みを知っていると思います。

例えば、背の高くて、スラットした、メガネが似合う人・・・みたいに、なんとなくの方向性は出せると思います。

具体的にいえば、芸能人でいうと誰々という風に、理想のタイプもいるかもしれません。

でも、実際に現実でお付き合いする人はそのタイプとは全然違うってことよくある話ですよね。

要するに、自分の理想や好みがわかっていたところで、実際に出会ってみない限りは、その人のことを好きか嫌いかなんてわからないものなのです。

自己分析よりも、仕事を経験しよう。キャリアの相談をしよう。

自分が何かに対して好き・嫌いという感情を持つためには、経験することが必須です。だから頭で考えるよりも経験してみることの方が重要です。

とても当たり前のことなのですが、それがキャリアの話になると、何故か頭で考えることの方が大事なように扱われがち。ひたすら自己分析を続けて、結局ぐるぐると思考だけを巡らせている人をとても多く見かけます。

しかし残念ながら、どれだけ考えてみたところではっきりとした答えは自分の中には見つかりません。だからこそ、いろんな仕事を経験してみることが重要です。

副業、ボランティア、アルバイト、プロボノ、職業体験・・・。今のご時世、ちょっとだけ仕事に挑戦してみたいと思えば、サポートしてくれるサービスは山のようにあります。まずは一回やってみるというのはどうでしょう。

それがハードルが高いということであれば、僕が実際にやったように業界の人に話してみるというだけで、その仕事に対する印象は大きく変わります。考えるのは一旦やめて、実際に挑戦する。おすすめです。


【おとなの新路相談室】あなたのキャリアに第三者の視点を
〜社外との対話で思考を整理〜



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