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長く続く憂鬱感や不安感への対抗策。薬の力ってやっぱり侮れない

ここ一年位、大して辛いことはないはずなのに、朝にとても憂鬱な気分で目覚めることがほとんどだった。それは特に週明けの月曜日に顕著で、少し大袈裟だが生きているのが辛いと感じてしまうほどの憂鬱感と不安感に苛まれていた。

改善するためにいろんなことを試してみた。運動習慣を作ったり、食生活を整えたり、サプリメントを取ってみたり。。。それでも中々改善されず、もどかしい日々を過ごしていた。

ただ、午後に近づくにつれそんな気分は無くなっていき、大体お昼を過ぎればとっても元気になっていて、あの気分はなんだったんだろうという気分になっていた。午後になれば回復することもあり、気持ちの問題だと思って我慢していた。

しかし、一年も続くとだんだん朝を迎えることも怖くなってきたので、思い切ってメンタルクリニックを受診した。メンタルクリニックの受診自体は初めてではなかったので特に抵抗感はなかった。

むしろ、こう言ってはなんだが、メンタルクリニックにあまり良い印象が無く、ほんの少しだけ症状を聞いて薬を処方されるだけであんまり自分と向き合ってくれていないなという印象を抱いていた。以前メンタルクリニックを受診していたときは、ハイペースで人が辞めていくストレスの多い職場で働いており、ストレスの原因が明確であった。そのときは薬を処方されても全く改善されなかったが、職場環境という根本の問題が改善されていないのだから薬でどうにかなる問題ではなかったのだ。

しかし、昨日ほぼ期待せずに処方された薬を飲んで見たところ、朝の気分がとってもよかったのだ。まだ飲み始めて1日目だし、気圧とか他の要因もあるのかもしれないので完全に薬の効能であると確信することはできないが、薬の力ってすごいと思った。

今まで、生活習慣とか食生活、職場環境とか、根本原因をどうにかしないと薬なんて意味がないと斜に構えていたが、薬ってやっぱり侮れない。もちろん、薬だけに頼り切って他の解決策を講じないのはよろしくないが、本当に原因が見当たらない時や、どうにもならない時は薬の力に頼るのも大事なんだって思った。

冷静に考えれば、処方される薬だって、臨床試験で効果が統計的に証明されたから保険適応で使用できるのであって、化学的なエビデンスがあるものなのだ。

依存したり盲信したりするのはあんまりよろしくないと思うが、薬や科学の力に頼ってみることも時には大事なんだと実感した。


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