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ルーブル美術館の訪問タイミングおすすめ

GWにパリに旅行にいった際に、ルーブル美術館に行きました。 私はタイムスロットの事前予約なしで並んだのですが、その際に見た、経験したことをベースに個人的な並ぶタイミング、訪問タイミングのおすすめをまとめてみたいと思います。 尚、本記事は目的別の並ぶタイミングや実際の時系列など、より詳細な情報を記載させていただいています。なので、「そもそもルーブル美術館に入るのにはタイムスロットの予約が必要なの?」、「どうやって予約すればいい?」といった情報は他の方が作成した良い記事があります

    • 明治大学平和教育登戸研究所資料館

      訪問日:2023年10月28日 訪問人数:1人 場所:川崎市多摩区明治大学生田キャンパス内 【感想】  登戸研究所が731部隊を中心とした毒ガスなどの細菌、生物兵器に関する研究所ということは知っていたが、それらの兵器の開発に留まらず、風船爆弾などの特殊兵器や偽札、スパイ道具などの秘密戦に関連する研究、開発を行っているということは知らなかった。  日本には兵器などを展示している博物館自体はあまり多くないかと思うが、この秘密戦に関する資料に関して日本国内で資料が揃っているのはこ

      • 九州国立博物館

        訪問日:2023年10月18日 訪問人数:1人 場所:福岡県太宰府 【展示内容】  今回は常設展である文化交流展示を見学。(ちなみに並行して行われていた特別展は古代メキシコ展で東京国立博物館で死ぬほど混んでいたので、こっちで見ればよかった。。)本展示は「アジアとの交流史」であり、日本と東アジア、更には中世後半以降は欧州などとの交流をテーマとした展示が行われている。  広い展示スペースを縄文、弥生〜飛鳥、奈良〜鎌倉、室町、安土桃山以降で大きく5つのパートに分けて展示が行われて

        • イブサンローラン展 時を超えるスタイル

          訪問日 2023年9月23日 場所 国立新美術館(六本木) 訪問人数 2人 【展示内容】  イブサンローラン氏が手がけた服飾品を中心にデッサン、ジュエリー、関連するポスターを展示している。新美の1階の半分ほどを使用しているため、かなりの展示スペースがある。  主な構成としては初めにサンローラン氏の初めて手がけた作品に関しての展示があったのちに、各国地域にインスピレーションを得た作品、古代ローマから現代までの時代を意識した作品、映画や舞台用に作成された作品といった形でテーマ別

        ルーブル美術館の訪問タイミングおすすめ

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          読書感想 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか

          小野田拓也、田野大輔著 岩波ブックレット、2023年7月  第二次世界大戦を引き起こし、悪の権化として知られるナチスドイツ。本書では「そんなナチスでも良いことをしていた」という主張に対して歴史学のアプローチから検証することを目指して記された。構成としては、よく「良いこと」として挙げられる経済、労働者、家族支援、環境保護、健康政策に対して、歴史学的なアプローチから各政策のオリジナリティ、目的、結果を精査しその政策が本当に「良いこと」だったのかを検証している。    本の内容自

          読書感想 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか

          横須賀美術館

          訪問日:2023年9月18日 訪問人数:2人 常設展、特別展:ロイヤル・コペンハーゲンの世界 【展示内容】 特別展:主にロイヤルコペンハーゲンで作成された陶磁器を展示しつつ、銀食器、宝石などの宝飾品、ガラス品なども合わせて展示されている。展示室3−4室分のスペースがあり、展示品の数としては思ったよりも多く置かれていたと思う。使用目的以外には製作者別に展示が行われており、それぞれの作者の特徴、考えなどがまとめられていた。 常設展:戦後の日本の画家の作品をメインに飾っている。作

          横須賀美術館

          遊就館

          訪問日:2023年9月3日(日) 訪問人数:1人 場所:九段下 靖国神社内 【展示内容】  一部江戸時代以前のものはあるが、基本的には明治維新以降の日本の国防、軍事に関する展示を行っている。  特に重点が置かれているのはアジア・太平洋戦争(同館の表記では大東亜戦争)に関する展示で、2フロア中1フロアを同戦争に関連する展示で埋め尽くしている。各戦闘における展開図であったり、関連する戦死者(英霊)の遺書、遺品、コメントが記載されている。第二次世界大戦をめぐる展示の最後は遺影と遺影

          鶴岡市立加茂水族館

          訪問日:2023年8月26日 訪問人数:2人 場所:山形県鶴岡市 【展示内容】  通常の水族館としての魚を中心とした海の生き物の展示、メインとなるクラゲの展示、海獣の展示の3パートだが、クラゲ以外のパートはあまり大きくなくて、普通の水族館くらいやや小さいくらい。メインとなるクラゲのパートは全体のおおよそ2/3くらいのパートを占めている印象。  クラゲパートに関しては、各水槽に簡単な説明と毒の強さに関する説明パネルがあり、ざっくりと理解する上で良い構成となっている印象。そして

          鶴岡市立加茂水族館