捨てる神と拾う神。我が振りもね。
助っ人バイトへ行く日の朝。
早く仕事を終わらせて向かうべく、掃除もチャチャっと終わらせてパソコンを立ち上げて、まずはメールチェック。
すると1件お問い合わせのメールを受信していました。
お急ぎ案件かもしれないと思って、いの一番に開封。
すると・・・
まさかの「納品された商品が違っているので確認して下さい」との内容。
追い打ちをかけるように問題の商品は、責任感も何もあったもんじゃない揉めたばっかりの取引先の揉めた商品。。
「マジか。。。」
外出確定の日だし、朝から話をする気も失せる相手。
取り急ぎメール内容を確認して下さいと担当者へ転送して、他の作業を急いで進めます。
ある程度の処理を進めた辺りで、お問い合わせに回答しないといけないため、取引先へ電話。
商品は何を送ったのか確認したところ「仕様が変わっていて、それを送りました」との、「でた、またか・・・」的回答。
お問い合わせには「商品が違っていたら交換希望。無かったら返品希望」とあったため、
「仕様変更をまた弊社は聞いていない。返品をお客様へ依頼する。注文自体をキャンセルする。」
そんな感じで話すと、
「あの、あ、、わかりました。。では今後は仕様変更の商品にてお取り扱い頂けますか?」
そもそも仕切り価格が知らない内に上げられていて、さらに知らない内に仕様変更している商品を発送って。。 もはや何も信用出来ないし。
「いえ、この商品は弊社では廃番扱いにします。」
「え、、あ、、承知致しました。。。」
自分が送った「価格管理データ」は、取引先担当者が「修正」をして返送してきてくれたので価格は修正完了済。
なかなかの衝撃的な価格変更多数、勝手に廃番多数で「これを放置していたのか・・・」と思う内容でしたが。
頭をよぎるのは「ひょっとして価格だけでは無くて、仕様変更も連絡されていない商品があるのでは?」ということ。
ありそう・・・、そんな気持ちでいっぱい。
それより何よりお客様へ回答しないといけません。
取り急ぎお電話をしてみると留守電。
再度かけ直しますと伝言を残して、問い合わせに対して回答メール。
「仕様変更となりご希望の商品の提供が出来ないため、返品・キャンセルのご対応とさせて頂けますでしょうか?」といった感じ。
「何で取引先の尻拭いをしているんだろう・・・」と遠い目をしているヒマも無いので、ババババっと昼過ぎに出掛けられるように仕事を処理して、出掛ける前にもう1回電話をしてみましたが、無念の留守電。。。
後ろ髪を引かれる思いで助っ人バイトへ出掛けました。
そして翌日。
自分の送信に返信は無く、電話の着信がありました。
前日と違う時間にかけ直すも、やはり留守電。
モヤモヤしつつ仕事をして、本来帰宅する時間もやむを得ず居残りで、ちょこちょこっと仕事をしていました。
夕方も過ぎた時間に繋がりますように・・と祈りつつ電話をしてみると、ようやく繋がりました。
何回も電話をする非礼をお詫びすると逆に、
「何回もお電話頂いて、すいませんね。今回の商品は返品しますので、よろしくお願いします。」
今のご時世なので、ワーーーっと言われることを覚悟していましたが、こまめに連絡を入れていたことが功を奏してくれました。
同時にありがたいと思いつつ「ご迷惑お掛けして申し訳御座いませんでした。」と電話を置きました。
速攻で、取引先へ「御社宛に返品・返戻して下さるので、受領したら必ず連絡をください」とメール送信。
「受領したら必ず連絡をください」を書かないと、高確率で連絡は無いことでしょう。。。
自分もキャンセル手続きがあるので、処理が止まりますし。
返戻・受領の連絡が来るまで油断できませんし、何よりお客様をガッカリさせてしまったことが悔やまれます。
第二回仕事見直し大会が必要な気がしてきました。
「仕様変更の通知をされていない予感」の商品はバッサリ行こうと、いま決意しました。
「どれを仕様変更したのですか?」と聞いても、恐らく新担当者は理解も管理もしていないと思われ。。。確実な商品だけに整理することが無難だし、お客様にご迷惑お掛けしないで済むし。
前任者さんが退社のご連絡をくださった時に「このご時世だし、この会社で頑張っても無駄」と社内にいるのにバッサリ話していて驚きました。
いま、とっても意味がわかりました。
ニッチな商品なので、全部廃番にする訳にも行かず、痛し痒しではあります。
人の振り見て我が振り直せ。
丁寧な仕事を心掛けているつもりですが、「つもり」で終わらないように随所随所で緊張感を持って臨むべきですね。
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