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解らなくて良い、それが解りました。 ~ 舞踏 ダークマター 大駱駝艦 ~

ぼちぼちと舞台やライブを観に行ける機会が増えて来ました。

今月は2本観に行く予定でしたが、1本はメールを見落としていたようで期日未定で延期となっていました。残念。。。

問い合わせをしてみると、中止ではなく、同じ曜日で延期を予定しているとのこと。1月公演は6月に延期されているようなので、自分のチケットは7月頃かな・・と。他の舞台チケットを取って被ってしまったら泣くかもしれません。それも、縁か。。


そんな縁を信じて取っていたチケットは「大駱駝艦のダークマター」

去年はドキドキしながらチケットを取って、「中止になりませんように・・」と祈っていましたが、今よりも不透明な状況だったため、敢え無く中止。

中止だった舞台は延期となっていたことがラジオの麿赤児さんゲスト回でわかり素早くポチリ。


舞踏は「山海塾」のことだと思っていましたが、カルト映画の「恐怖奇形人間」を観て衝撃を受けて、土方巽さんのことを調べている内に土方さん達が始められたと知りました。派生していった中のひとつが「山海塾」とのこと。

因みに「恐怖奇形人間」は購入当時、日本版のDVDが廃番だったので、逆輸入盤を探して買いました。ここから石井輝男監督と言えば「網走番外地」と思っていましたが、「異常性愛路線」シリーズの方に俄然興味が・・。話が別になるので置いときます。


機会があれば舞踏は一度観て見たいと思っていたので、足取りも軽く劇場へ出掛けました。

観劇する人たちも凄いのかとドキドキしていましたが、至って普通。

ビジュアル系のライブだったりすると、同じメイクやファッションのファンの方があちらこちらにいらしたりしますが、「大駱駝艦」ファンの皆さまは実に普通でした。偏見でした、すいません。。

検温をして手指の消毒をして入場すると、賛助会員の方に配布されている会報?が無料で配置されていました。何て太っ腹なんでしょう!

他の公演チラシと一緒に、もちろん1部頂きました。有難い、有難い。

劇場内に「大駱駝艦」と「麿赤児」さんの垂れ幕がバーーンと下がっているインパクトの強さ。期待が高まります。

今か今かと思いつつ、上演までチラシを読み、会報を読み・・・

会報が面白かったので熟読していると、音楽が鳴り始め場内のライトが落ち始めました。


「キタ!!」と舞台を見ると、カラフルな方々が個々の「をどり」を繰り広げています。そこへラクダの上下に黒い燕尾服の方々が入り込んで来ます。久しぶりに「ひだまり(本気の登山者の方愛用肌着)」を思い出しました。

めくるめく「をどり」が展開されて行くと、満を持して真っ白な麿赤児さんの「をどり」も始まります。

正直に言います、「訳がわかりません」。


「ダークマター」=「暗黒物質」は正体不明の仮説上の物質だそうです。

カラフルと白と黒。

舞台上は激しく展開しています。


途中でシャボン玉がファーーーっと舞台の両袖から大量に噴出されて、当たったライトの加減でシャボン玉にも様々な色の変化が現れます。

「理解しなくて良いのかも」と「理解」してからは、ただポカンっと鑑賞し続けて、一気にラストまで突き進みました。

舞台が暗転して、「をどり」は終演。

麿赤児さんを始めとした演者の皆さまが揃って、大きな拍手と共にカーテンコールが3回行われました。

幕が下りて「はぁぁ」っと脱力すると、物凄く小さなシャボン玉が自分の方へフワフワっと飛んできました。

シャボン玉へ手を伸ばすと、1回手の上で弾んだように見えて、パチンっと消えました。

ベタに、掴もうとしても掴めないってことかしら?

何て思いました。


劇場を出てご飯を食べようと思いましたが、20時を回っていたため、営業時短で食べられる飲食店は皆無。

仕方なくお弁当を買って、部屋に帰宅して、すぐにパソコンを立ち上げて大駱駝艦のホームページをチェック。

部屋でもポケーっとしながら画面を見続けました。

その中で「クレイジーキャメル」という金粉ショウがあることを発見。

今月に島根で行われますが、こちらは行けません。。

5月に東京都庭園美術館で「クレイジーキャメル」の公演がありそうです。

コロナ、頼む、コントロールされて下さい。

観たいのだ、公演が、訳がわからなくても!


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