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しないよりも、するのです。

自分は趣味と言えるほどの量を読まなくなりましたが、読書が好きです。

先日、ラジオで興味深い話を聴きました。


自分は小学校に上がってから字が読めるようになりましたが、その前から読めずとも絵本は大好きでした。

幼稚園で「チャイルドブック」なる毎月1冊だか家に絵本が届く仕組みがあり、まあまあカツカツな家庭事情だったのですが、これは死守してくれていたようでした。

兄妹が三人いるので大変だったと思います。

絵本はボロボロになるまで「眺め」て楽しみました。

字が読めるようになってからは、小学校の図書館へ通い詰めになり、かこさとしさんの「からだの本シリーズ」にドハマリして、毎日数冊借りては家で飽きもせずに読んだものです。

大人になった今も、折に触れ、大人買いしようと思っているアイテムです。


今は中瀬親方(新潮社出版部部長)出演のラジオ番組「あなたとハッピー」内の「ブックソムリエ」コーナーで紹介される本や、新聞の下の方の新刊案内などで、「これは面白そうじゃ」と思ったら本屋さんへテケテケ足を運びます。

本屋さんが潰れたら困るので、極力ネットで本は買わずに、希望の本が無かったらお取り寄せしてもらうことにしています。

そして本屋さんをぶらついて、目が合った本を買ったりします。

お知り合いの海外に住む方へ頼まれて物を送る時は、お子さま向けに自分セレクトの絵本を一緒に送り付けます。

「日本語を忘れないように」と「本を読む楽しみ」を持って貰えたら良いなぁっと。


で、ラジオです。

先日、朝のラジオを聴いていたら「ブックサンタ」なるステキなプロジェクトがあると知りました。

色々な理由で厳しい状況に置かれている子どもたちへ、クリスマスに本を届けるといった、チャリティプログラム。

本の選択はサイトの方へ「お任せ」であったり、送りたい本や作家さんを検索して購入し「プレゼント申込をした子ども」へ届きます。

購入はしますが、自分自身に届くのではなく、希望する子どもへ届く仕組みです。


ズキューンと来ました。

仕事の手を止め(働け)、素早く「ブックサンタ」を検索。

サイト内の「オンライン書店で寄付」を選択し、「かこさとし」で検索をすると「幼児」対象のタブに「からすのやおやさん」を発見。

1冊ポチっとして、少しばかりの「追加寄付」も選択してお支払い。

これで自分も好きだった絵本が、どこかのお子さまへクリスマスに届くのです。

夢があるわぁと、思っています。

クリスマスに何の用事も無いのですが、心の中の楽しみが出来ました。

幸い、自分は本をプレゼント出来る余裕がちょっとあるので。

それと、自分の子どもがおらんので。


「私立(個人)図書館」に来る子どもはキラキラした様子で、借りる為の本を本棚から一生懸命選ぶそうです。

「お家に本は無いの?」と聞くと、「無い」「買って貰えない」と答える子どもが大勢いるそうです。

本が嫌いな訳では無く、読める環境じゃないだけ。

読みたいけど、欲しいけど。

買ってあげたいけど、本まで手が回らない親御さんもいらっしゃるかと。


偽善じゃないの?って思われるかもしれません。

ですが、

いいじゃあ~、ないのぉ~♥

以前、知り合いがとても良いことを言っていました。

「しないよりも、する偽善」

届いた本はきっとその子の大切なものになってくれると信じています。




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