戻るなら何歳へ? ~ ミュージカル 17 AGAIN ~
伊集院さんのラジオを聴いている時に、竹内涼真さんがゲストの日がありました。
初めてミュージカルに出演する話をされていて「そうなんだぁ」と軽く聞き流していたのですが、共演者に「ソニンさん」と出た瞬間、素早くチケットサイトを検索してポチリ。
ソニンさんの舞台は観て見たかったのと、舞台内容も面白そうだったので楽しみにしていました。
東京建物ブリリアホールへ開場時間ぴったりくらいに到着すると、いきなり長蛇の列。
「あれ? 出遅れた?」と思って最後尾へ並ぼうとしたところ、最後尾の看板を持った係の方が「こちらは物販最後尾ですーー!」と。
そういえば、客層が女の子から若い女性、自分と同じくらいの中年層女性と圧倒的に女性。竹内涼真さん人気って凄いんだなぁと思いながら入場口へ向かうと座席までサクサク到着出来ました。
自分の両サイドは推定20代前半と中盤くらいの女性、前の席はお母さんとそのお姉さん?と女の子ふたりの四人。他の席もほぼ女性。
自分は三階席だったので演者さんの顔が見えると良いなぁ位に思っていたのですが、開演時間が迫って来ると、両サイドの女性と前の席の親子の全員が双眼鏡を取り出して一斉に微調整をはじめました。
「本気だ・・・」、しっかり竹内さんを見たい、そんな熱量を感じます。
上演中にペンライトを振るコーナーが設定されていたようで、「このタイミングでこうやって振ってね!」と練習時間がありました。
双眼鏡同盟(両サイドと前の席親子をグループ化)はペンライトは手にしていないので、専ら「ガン見」専門なのでしょう。
そんなこんなで開演ブザーが鳴り、場内の明かりが消えて舞台にひとり走り出て来たるは「竹内さん」。
きっとこのご時世でなかったら「キャーーー!!」っと入るところなんでしょうけど、そこは皆さんジっと我慢の子状態。
ストーリーとしては、主役の竹内さんが35歳で、高校生の時にバスケットで将来有望だったけど、ソニンさんと学生デキ婚。二人の子供に恵まれたけど過去の栄光を引きずり、今の思うようにならない状況の腹いせに「あの時・・・」とグチグチしている、鬱陶しいオヤジ。それが周りは35歳の状況のまま、ひょんなことから輝いていた17歳の年齢に戻ってしまい、「ウッシッシ、好きにやり直すぜぇ~♪」と思っていたけど・・、といった感じ。
全編ほぼ歌いっぱなし、踊りっぱなしでバスケの話だけに運動量多め。自分もバスケをやっていたので、「それはトラベリングでしょうに」とこっそり思ったり、バスケ部分で意外な演出方法を楽しく鑑賞。
そして、ソニンさんが期待通りの歌の上手さと、演技の上手さ!!
実は最初の30分位は「しまった、ハズしたかも。。」と思ってしまっていたのですが、17歳に戻ってしまった辺りからグイグイ劇中に引き込まれて、ネコまっしぐら状態。
「ミュージカル:ウェイトレス」の「おばたのお兄さん」のように、今回も「エハラマサヒロさん」がコメディリリーフ的だったのですが、しっかり和みと笑いを担当されていました。
元宝塚の水夏希さんや、岡山の軌跡こと桜井日菜子さんなど、皆さん当たり前ですが歌が上手い。ミュージカルで歌がマズイ人は抜擢されませんよね、そりゃそうだ。
途中途中で微妙なセクシーシーンやセリフがありますが、ウェイトレス程ガッチリでは無いにしても、なんか観劇者一同でそういうのを見るのってストリップと違って「そこ狙い」じゃないだけに、不思議な感じがしました。考えすぎる方が良くありませんけど。。(恥)
観終わった後には、自分も戻れるならいくつが良いかなぁと思いました。
「その時」にはわからない、色々な経験をした上で戻ることが出来たら「その時」を上手く出来るのか? なんて考えてみたり。
ハッピーな内容だったし、前向きに考えることの大切さも改めて思います。
最近、ダークゾーンがっちりだったので。
とっても楽しく気持ちが明るくなる素敵な舞台でした。
有難う御座いました!
ナイショですが、自分はテレビを見ないので竹内涼真さんと高橋一生さんの顔の区別が出来ませんでした。
が、これからは大丈夫です(誰に向けて?)。
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