せめて電話に出てあげてくださいな。
月末の支払いやら何やらでバッタバタな状態の朝一に「ピンポーン」と軽やかなにチャイムが鳴りました。
「お届け物かいな?」、ああ、忙しい忙しい・・、パタパタっと玄関を開けるとそこには母が。
「忙しいところ悪いんだけど、ちょっとこれをお願いしたい」と「どうぞ」と言ってもいないのに事務所へ乗り込んで来る勢いで履物を脱ぎかけています。
「いやいや、いまは忙しいから後にして」とムっとしながら言うと、「しまった!」といった顔をしながら「じゃあ、これを・・」とお菓子の包みを突き出しながら去って行きました。
「午前中は忙しいから来てくれるな」と100万回言っていますが、シレっとやってきます。
忙しかったこともあり、イライラ指数がググっとあがりつつ仕事をこなしました。
夕方に仕事が一段落して、実家に用事が発生したために休憩がてら向かいました。
用事を済ませてから母に、「用事って何よ?」と聞いてみると、ワクチン接種の予約をしたいけど、電話が全く繋がらないとのこと。
ニュースで聞いている内容そのもので、電話は全く通じず高齢者には厳しい「ネット予約への道」しか無い状態な様子。
1回目のネット予約は友人(多分10歳くらい下の方)が手伝って下さって出来たけど、2回目が出来なくて困っている、と。
1回目予約完了のメールを見ると確かに出来ている様子。
通知書類を見ながらポチポチと予約ページへ飛んでみますが、これがまた地獄のようにわかりにくいし、予約可能日一覧表がPDFになっているけど、拡大しないとガッチリ見えないサイズ。
これはケンカを売っています。
パソコンなりスマホなり、そこそこ触れていないと通知書類の「ネット予約」の文字をみた途端に拒絶反応を示すと思いますし、サイトに飛んだとてこれまた接種会場の選択やら希望日の選択やらがなかなか手強い。
1回目の予約をする時に、なぜ同時に2回目も予約するシステムにしていないのかも謎。
なるほど、これは電話で予約したいよねぇとしみじみ納得。
取り敢えず3週間後の応当日の予約は取れないことが判明し、応当日の3日後を予約。
「ちゃんと効くのかしら?」と不安そうな母ですが、ネット上で1回目の予約を入れている人間が2回目の予約を入れに来ているにも関わらず、応当日の予約が出来ないシステムだし。
因みに1回目の予約が6月中旬、2回目が7月上旬。
母は幸いネット予約が出来ましたが、電話上等な方たちは電話が繋がらない限り予約が出来ず、いつまで経っても接種出来ない不安感により、予約無しで会場に現れて懇願する、そんな状況に至ることが予想出来ます。
で、オリパラは7月ですよね。
高齢者の接種が「6月中に完璧!!」はもう不可能ですわ、母、7月だし。
父は「オレは打たないよ~ん」とのこと。
なんだこれ。
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