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スマホとの上手な付き合い方を模索する

多くのタスクがスマホで完結するようになり、スマホとの関わり方が急速に密接になったと感じています。自分のスクリーンタイムを確認したら、1日6~8時間触れていることに驚かされました。
「スマホとの付き合い方を見直さないとなー…」と考えていた時、この本に出会いました。

1. この本の概要

強烈なタイトルに惹かれ手に取りましたが、内容も面白かったので簡単に紹介します。スマホとの付き合い方に悩んでいる方は参考になると思います。

平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブスを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存ー最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。

Kindleから引用

2. この本から得た気づき

スマホは便利なツールですが、デメリットもあることに気付かされました。
そのうちの1つは便利すぎる故に時間を削がれてしまうことだと思います。

a. スマホを開いてしまうのは意志の弱さだけが原因ではない!

スマホの仕組みは人間の報酬システムの基礎的なメカニズムに沿って「開きたい」という感情を誘発するように設計されています。そのため、意識してスマホから距離を置かないと、無視するのは難しいことが分かりました。

b. スマホに集中力を削がれている

重たいタスクに行き詰まるとすぐにスマホを開き、調べ物をするはずがSNSやメールに手が伸び…、結果として時間も集中力もスマホに削がれていることに気付きました。私たちの脳は一度にひとつのことにしか集中できないため、スマホを閉じた後も仕事に集中するために時間を要してしまいます。

c. SNSが人生の満足度を下げている?

SNSの普及に伴いインフルエンサーが台頭し、有名人を身近に感じるようになりました。その結果、このような人々が自分の生活の比較対象に含まれることになり、「人生はこうあるべきだ」という基準が手の届かない位置に設定され、人生の満足度を下げる要因になってしまっています。

3. この本から得たスマホ依存への対策

今の生活を見返すとスマホが中心になっており、この状態が続くと精神衛生上よくないことも起こりそうなので、この本を参考にスマホ脱却を図ろうと思っています。私が実践(予定)のものを紹介します。

a. 目覚まし時計と腕時計を買おう

時間を確認するついでにスマホを開き、SNSなどをチェックしてしまうことがあります。また、起きて最初に見るものがスマホというのも良くないと思い目覚まし時計を購入しました。

b. プッシュ通知をオフにしよう

メールなど必要なものを除き、SNSの通知を全てオフにしました。
その結果、スマホを見る回数が減りました。

c. 友達と会っているときはスマホをマナーモードにして少し遠ざけておき、一緒にいる相手に集中しよう

家族での食事から社内の打ち合わせまで、常にスマホをテーブルに置いていることに気付かされました。これでは通知が鳴るたびスマホに意識が向いてしまいますので、別の場所に遠ざけ、その瞬間に集中するようにしました。

d. スマホを寝室に置かない

スマホをアラームとして使っていたので、セットと同時に10~15分くらいSNSを見る癖がついていました。これを改善すべく目覚まし時計を購入し、寝室からスマホを追い出そうと思っています(未実現)。

4. 改めてスマホとの付き合い方を考えてみる

スマホの登場によりプライベートからビジネスまで多くのことがスマホ1台で完結する便利な社会になりました。しかし一方で、スマホを触る時間が増え、依存傾向であることも確かだと思います。
この本が自分のスマホの使用状況を振り返るきっかけになり、1日のうちにSNSやゲームが占める時間の長さに気づきました。今はアプリごとに使用時間に制限をかけ、スマホとの上手な付き合い方を探しています。

スマホの利用時間が気になる方は、是非読んでみて頂ければと思います。
この記事が参考になれば嬉しいです。

TSK

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