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見た映画の備忘録ですが本業は音楽なのでそっちも書くかもしれません。

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見た映画の備忘録ですが本業は音楽なのでそっちも書くかもしれません。

最近の記事

PERFECT DAYS

ルーティーンを大事にするトイレ清掃人の慎ましくも美しい暮らしが、他人の干渉によってぐらついたり、かけがえのないもになったりする話です。 ヴィム・ヴェンダース版「東京物語」 役所広司さん演じる主人公の名前は「平山」で、これはヴェンダースさんが敬愛する小津さんの「東京物語」と同じですね。 ドイツ人が日本で、日本語の映画を作るというのはかなり大変だったと思うのですが(あなたがドイツで、ドイツ語の映画を現地のキャストで作ることを想像してみてください)、平山を「口下手」にすること

    • 織田信長の跡目をめぐって争う戦国武将たちを北野監督らしい視点から描いた作品です。 リアルたけし城 たけしさんが秀吉役で「殿!」と言われてるのがちょっと楽しい。たけし城じゃん、と思う。本人も意識してると思うけど。あのキャスト陣の中で、秀吉をたけしさんが演じるというのは年齢的にはどう考えてもおかしいわけで、あれは言ってみればたけしさん流のギャグですよね。つまり、当たり前だけど、これは「ファンタジー」ですよ、と。その非現実的な感触がこの映画を特別なものにしています。 素材とし

      • 231217 tohoku day2

        松島にいくことに 白石蔵王でレンタカー借りました。黒いトヨタヤリス。なかなかかっこいい。ガソリンが満タンじゃない気がするが・・まぁいいか。 雪の中、下道で進む。 こっちの方が町の雰囲気が楽しめるかな、なんて思ってたけど、ほとんどよくある国道沿いの感じが延々と続いているだけだった。 松島は結構晴れてました。風は強くて肌寒い。 端から端まで歩いて巡りました。 まずは五大堂へ。 こんな海沿いでよく頑張ってるなという感じ。 趣があります。よく見ると蟇股(かえるまた)に十二支

        • 231216 tohoku day1

          白石蔵王ってどこ? 毎年恒例、妻からの誕生日プレゼントは「島流し」という名目でどこかの「島」への旅行がプレゼントされるのですが、今年はJR東日本の「どこかにビューン」(ランダムに新幹線駅が4駅選ばれ、そのうちどこか1つに飛ばされる)というサービスを利用してみない?と誘われ、面白そうなのでやってみたところ、「白石蔵王駅」に行くことになりました。 どこなの?笑 調べてみたところ、「白石」駅と宮城「蔵王」の近くらしいのですが、駅周辺にはどうも何もなさそう。でも折角なので初日は

        PERFECT DAYS

          くるりのえいが

          京都出身のロックバンド「くるり」が、脱退したドラマー含む結成当初のメンバーで試行錯誤しながらアルバムを制作する音楽ドキュメンタリーです。 ※画像は京都で出会った「路地裏のニャンコ」です。 岸田さんは「おっさんの同窓会にはしたくない」と言ってましたが、昔の衣装の話でキャッキャしてる3人の様子は同窓会そのものでした。大学の同級生がひさびさ揃えばそりゃ積もる話もありますよね。 が、ひとたびスタジオに入るとその雰囲気は一変します。 ギスギスしているわけではないし、むしろリラックス

          くるりのえいが

          231015 kyoto day09

          京都最終日。 朝から家族で六波羅蜜寺。 「近くに六波羅探題があるよ」という標柱が残っている。 六波羅蜜寺には「空也上人立像」を見に行きました。 あの、口から阿弥陀如来が6体でてるやつですね。 寺面白いと娘が言ってくれたので、近くの建仁寺にも寄る。この旅2度目。 葉っぱ一枚落ちていない。 こんな美しい庭をキープするの大変だよなと思っていたら、スタッフの方?が手作業で落ち葉など拾っていました。 寺に行くと気持ちがいいんですけど、なんでかと思ったらまず綺麗に掃ってあるんで

          231015 kyoto day09

          231014 kyoto day08

          前日の夜に家族、友人と合流。 鴨川沿いの素敵な宿に移動し、二週目の週末へ。 この日は友人と共に「京都トレイル」の東山セクションへ。 トータル15キロほどの道のり。 前半部は試走しておいたので、迷うことなくスムーズに進む。 天気も良く、順調に進んでいたのですが、途中で同行者が転倒するアクシデント。残念ながらそこでリタイヤとなったのですが、私は家族と先の大文字山で落ち合うことになっていたので、そのまま進ませてもらう。 いい感じのトンネルをくぐり、 「琵琶湖疎水」っていうん

          231014 kyoto day08

          231013 kyoto day07

          この日も仕事はお休みさせてもらって観光へ(ワーケーションとは一体・・)。 午前中は修学旅行の王道中の王道、金閣寺へ。 金閣寺のやばさは庭にあった 金曜日でしたが、修学旅行生+観光客で大賑わいでした。 修学旅行生が「金箔持って帰りて~~」みたいな安い感想を大声で連呼していたのですが、ぼくも中学の修学旅行で来たときは似たようなもんだったんだろうなと、昔を懐かしく思ったり。 でも今回はですね、わたしもいい年のおっさんになり、仏教だの庭園だのに対して興味を持っておりますので、

          231013 kyoto day07

          231012 kyoto day06

          早起きして京都トレイル試走の第二弾にいく。 鴨川が赤く染まってとてもきれいでした。 対岸に白い十字架が輝いている。 クリスチャンだって京都に住んでるよ、と言っているようだった。 前回試走を終えた地点まで走っていく。 ↑ 見出し画面はそのあたりの地図ですが、「洪積世」って地質時代の区分ですよね。いまはその名前は使われてなくて「更新世」というらしいです。 京都に来て「うへぇ~1200年の歴史かぁ~~」なんてよく思いますが、更新世は約200万~1万年前! 「人類の歴史」に加え

          231012 kyoto day06

          231011 kyoto day05

          「鈍考」で雷に打たれる(2度目) 平日ですが、1日お休みを頂いてちょっと観光。 地下鉄に乗り、京都盆地の北の果てまで行ってきました。 駅からさらに徒歩15分ほど、「鈍考」というところです。 ここはBACHという、本のキュレーションみたいなお仕事をされている幅さんの会社が作った私設図書館みたいなところです。予約制で、おいしいコーヒーを飲みながら90分間静かに本を読むことができます。 ここにある本は、選書のプロである幅さんの選りすぐりなので、どれも面白そうで迷う。90分で

          231011 kyoto day05

          231010 kyoto day04

          平日は一応お仕事。 朝早めに起きて「京都一周トレイル」の東山セクションへ。 昨日行った伏見稲荷から入ります。 ↑ この写真は人がいないけど、朝から観光客で一杯でした。 ひたすら階段を上がっていくのは割と楽しい。こういう景色は普段もちろん見れませんし。 しばらく上がっていくと、標識が出てきた。 こんな感じで、分岐とか迷いそうなところにはだいたい標識が立っていてわかりやすい。一応地図はスマホに入れてきたけど、ほとんどいらなかった。 この分岐を過ぎてからは下りになって、観光

          231010 kyoto day04

          231009 kyoto day03

          この日まで三連休。 朝から東寺へ。 ここは中国から密教を持って帰ってきた空海に託されたお寺です。 「東寺のすべて」とスマートフォンによる修行 先日「ブラタモリ」でやってたんですけど、実は「西寺」というのもあったそうです(平安時代、京都の中心はもっと西側だった)。今は跡地があるだけですが、東寺と同じく五重塔もあり、それを左右に従えた街並みを見てみたかったですね。 そして、真言宗ができて1200年!すごい! その記念事業、「東寺のすべて」を見てきました。 東寺は全体が密教

          231009 kyoto day03

          231008 kyoto day02

          朝から清水寺唯識とはなんぞや 五時半ぐらいに起床。 朝飯を急いで食べて、バスに乗って清水寺へ。 「唯識についてやさしく教えます」という会があると聞いて行ったんです。 唯識っていうのは、ぼくの今のところの理解で言うと、この世は全部ただの認識ですよね、っていう思想です。例えば、いま目の前に割りばしがあるんですが(夕飯食べながら書いてます)、これが「割りばし」なのはそうぼくが認識してるだけで、実際は「木」ですし、なんなら「炭素」とかの塊ですよね。 それは人間でも同じで、われわ

          231008 kyoto day02

          231007 kyoto day01

          朝六時から近所で神社の「綱はり」。 終わったら東京に行く娘に朝食を食べさせ車で駅まで送る。 急いでシャワーなどして、最寄駅からJR。 途中の塩尻駅から特急しなの。 名古屋で新幹線に乗り換え・・・がうまくいかない。改札でひっかかる。 さんざん調べたのにな・・。 東海道新幹線に乗る。 窓際の席を取っていたんだけど、隣の通路側にすでにお客さん。 トレイを開いてスマホに集中。通れない。 「すみません」と言っても聞こえていない。 顔の前で手をひらひらさせる。 なんかすごくめんどくさ

          231007 kyoto day01

          【BGM作りました】図画工作

          環さんの個展、「図画工作」に音楽を提供しました。 環 個展「図画工作」 2023年9月15日〜25日(会期中無休) open: 10-17時 おいでやギャラリー(山梨県北杜市長坂町長坂上条2340-1) この音源は(ほぼ)すべてエレキギターで作成しました。 エレキって、意外と誤解されている気がするんですよね。 ロック系のひとたちがぎゃんぎゃん弾くイメージが強いのかな(ぼくもやりますが)。 エレキギターは、ほかのギターと同じく弦を弾いて音を出す楽器ですが、大きく違うのは

          【BGM作りました】図画工作

          アステロイド・シティ

          1950年代、人口87人の「隕石が落ちた街」アステロイドシティにて宇宙分野で優秀な成績を残した5人の学生を表彰する式典があり、その親たちともども集まった会場に宇宙人が登場してんやわんやする話です。 この映画のポイントは3つです。 1.めっちゃスタイリッシュ 2.めっちゃキャストが豪華 3.めっちゃ淡々とした演技 1.色使いといい、縦横カメラワークといい、隅々までデザインされまくっており、どこのカットを切り取ってもポストカードになりそう。見ているだけで大変楽しい。 2.日

          アステロイド・シティ