見出し画像

231010 kyoto day04

平日は一応お仕事。
朝早めに起きて「京都一周トレイル」の東山セクションへ。
昨日行った伏見稲荷から入ります。

こんな感じでずっと鳥居をくぐりながら階段を上がっていく

↑ この写真は人がいないけど、朝から観光客で一杯でした。
ひたすら階段を上がっていくのは割と楽しい。こういう景色は普段もちろん見れませんし。

しばらく上がっていくと、標識が出てきた。

見晴らしもよかったです

こんな感じで、分岐とか迷いそうなところにはだいたい標識が立っていてわかりやすい。一応地図はスマホに入れてきたけど、ほとんどいらなかった。

この分岐を過ぎてからは下りになって、観光客はもういなかった。
しばらく降りると何やら神聖な雰囲気・・

奉納された巨石

こういう石と鳥居がセットになって10体ぐらい置いてあるゾーンがありました。迫力があります。

石・・・石ねぇ・・・
うちの娘が鉱石に興味を持ちだして、近場の山で石を探しに言ったりして、わたしもにわかに石に興味を持ちだしたのですが、これがまたきりがない・・。
石って、身近なところで言っても、墓石、地蔵、道祖神、占いの水晶などなどありますよね。日本庭園においても重要な位置をしめているみたいですし、古今東西、日本に限らず石にはいろんな意味を付加されていますよね。ストーンヘンジもモアイ像もピラミッドも石だ。

その複雑に絡み合った文脈をうまく解きほぐして「神道ではこう」「仏教ではこう」とか言えればいいんですけど、いまのところわかりません。

でもこういう石に、誰かの、何かしらの、切なる思いが込められているのはわかる。文脈を理解しなくても感覚でわかることもある。

そういう感覚は大事にしたい。
「他人の考えることはわからない」と簡単に理解を拒むことが危険であると、われわれは何度も何度も経験しているはずだから。

稲荷山から下りてくると何やらまた神聖な場所が・・

ちょっとした古墳のような・・・

ここは「淑子内親墓・守脩親王墓・朝彦親王墓」でした。
「桂宮家」という、かつて存在した(今はあたらしく別の桂宮家があるそうです。昔の方は「旧桂宮家」というらしいです。桂離宮の!)親王家の「宮墓地」です(ほんとうのお墓は寺にあるらしい・・!)。
この鳥居+石碑+墳土の組み合わせと、まわりを囲む石のフェンスによって聖域感を醸し出してますね。

仏教の事ばかり考えていましたが、当然ながら京都は古の都。
天皇家にまつわる方々の史跡というのももちろん沢山あるわけで、その関わり合いというのも日本史における大きなトピックなんだろうな、と思ったり。ああ、宿題がどんどん増えていく・・・・・・・・・・・・・

これは山を下りてからみた東福寺 境内が巨大です

ホテルに戻り、日中はお仕事・・・
「ワーケーション」ってこんな感じ、というのを体感しております。
仕事してると、普通にこの辺に住んでるような気持になりまして、観光とかどうでもよくなってきますね。不思議だ。

仕事を終えて、夜ごはんを食べようと街をさまよう。

近場で聖地巡礼 正門のガードマンがマリオみたいな立ち方してた笑

こんなこと言うと自分で自分の首を絞めるようなものだけど、switchとかスマホの基板に入っている半導体チップも「石」ですからね。シリコン=ケイ素ですから。われわれは昔も今も「石」にいろんなものを捧げながら生きているのかもしれない。

九条駅近くの「三興飯店」 うまかった。京都のラーメンは上品で好きです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?