神さまが語るアトランティスの歴史#8
©︎ Ichiko Aoba
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本の紹介
バシャールがおすすめする数少ない本に、シエン・デロハンの『意志の正しい使い方 (Right Use of Will)』があります。この本は「大いなる全て (all that is)」、つまり神さまから直接チャネリングして書かれた本だとバシャールはいいます。本の内容はバシャールや並木良和さんの教えと共鳴するところが多く、まさに「針の目」もしくは「大激動の時期」を抜けてアセンションに向かう私たちにとって、貴重な叡智やインスピレーションがたくさん詰まっています。現時点で日本語の翻訳は出版されていませんが、著者と版権のお話を済ませ、並木良和さんに帯を書いていただくことになっています。ご興味のある出版社の方、ご連絡お待ちしています。
神さまはこの本の中で、私たちはいま地球の歴史上「重要な岐路」に立っていることや、否定を手放すことで分離してしまった「スピリット」と「意志」を統合できることなどについて話しています。さらに、パンゲア、レムリア、アトランティス時代の歴史を神さま視点から明らかにしています。今まで神さまとの対話や、神さまからチャネリングした予言の書などは出版されてきましたが、有史以前の地球のお話を神さまから直接チャネリングした本はとても珍しいです。バシャールは、「本当の地球の歴史」は2023年9月現在で47％しか開示されておらず、オープンコンタクトが始まってからその全貌が徐々に明らにされていくといっています。本当の歴史をいま知りたい方は、ぜひこの本を読んでくださいね。今日はアトランティスの#8です。
今日のテキスト: 「アトランティス」 (#8)
神さまはアセンションにむけて「スピリット」と「意志」のバランスをとる必要があると教えてくれます。この二つの言葉はとても大切なので先に説明しておきます。
「スピリット」 (Spirit)
肉体や物質に対する、魂を意味します。これは、理性や理念の主体にもなります。
例) 「働かざる者、食うべからず」という理念。
「意志」(Will)
理性や理念に対する、感覚や感情のはたらきを意味し、女性性を表します。
例) 「そうはいってもしんどいよー（涙）」という感情。
「レムリアは意志に傾倒しすぎて海底に沈んでしまったのだ」と思ったアトランティス人は、意志を否定してスピリットを重視します。スピリットの素晴らしさを具現化した「地球で最も高度な文明」のように思われたアトランティスは、果たしてどんな結末を迎えるのでしょうか？
アトランティス人は意志のことを恐れていたのですが、そのような自覚はありませんでした。そのためアトランティス人は心の奥底で「レムリアで起こったこと」に対する恐れも一緒に否定していました。アトランティス人は依然として「意志は勝手な奴だ」と思いながら、「意志が暴走してあらゆるものを破壊しないように、スピリットが意志をしっかりとコントロールしなければならない」と信じていました。一方で意志は、地球で最初に経験したパンの大陸での出来事があまりにもひどかったために「いつも否定してくるスピリットに対抗しなきゃいけない」と信じていました。また意志は「アトランティスでも相変わらずスピリットは意志が表現しようとすることを否定してきている」と思いました。
意志はスピリットに再び「お前の全てを受け入れることはできない」と言われているような気になりました。スピリットが意志を愛の光で包み込めば意志の傷は癒やされたのですが、スピリットは傷ついた意志を無視し続けました。そのため、ますます意志は「スピリットは自分のことを本当に受け入れる気がないのだ」と思いました。スピリットが意志を受け入れているかどうかに関わらず、そもそも意志には「自分は地球でスピリットには受け入れてもらえない」という気持ちがありました。スピリットはこのような意志の卑屈な態度が気に入らず、意志の気持ちを封じ込めることで、意志の気持ちに向き合うことから逃げていました。「意志を封じてしまえば、意志が不愉快なことをしてくることはないだろう」とスピリットは考えました。このようにしてスピリットに封じられた意志は、抱え込んだ気持ちを手放すことができませんでした。
アトランティスで意志は再び揺れ動き始めました。アトランティス人は意志を服従させるために、さらに支配して規制し、意志がルールを守るように圧力をかけました。溜まりに溜まった感情にいよいよ意志が耐えられなくなったとき、意志はあらゆる方法で感情を解放しようとしました。それでも溜まった感情は完全には解放されなかったので、残った感情の一部はアトランティス人の肉体に留まりました。そうして次は肉体が耐えられなくなり、肉体は様々な方法で感情を解放しようとし始めました。結果として、紛争や暴力、性的な表現や病気がアトランティスに蔓延り始めたのです。
意志が否定されていくにつれて、アトランティス人の健康は損なわれ始めました。
病気は「本来のバランスを取り戻すためのサイン」としてあらわれるのですが、アトランティス人は病気を「意志や身体の弱さ」ととらえて、光や音などの治療法で身体を治して病気と戦おうとしました。アトランティス人が身体や精神の病気を治療するときには、身体や感情を抑圧して罰するような方法で治療がなされました。時にアトランティス人は手術にも頼りました。
病気がかなり進行していて「どう癒せばいいのかわからない」という場合には、手術や抜本的な治療が必要かもしれません。しかし、「病気になった身体の一部は切り取ってしまえばいい」という考え方は、実際には「いけにえ」と変わりありません。このようなやり方は、「全体の利益のためには、部分的なものを犠牲にしてもよい」という考えに基づいています。実際には手術や抜本的な治療を施さなくても、早い段階で病気の本質をしっかりと理解することで「本来のバランス」を取り戻すことができるのです。
事故に遭ったり病気になるのは、「愛の光を受け取れていない」というサインです。アトランティスでスピリットは意志と身体を否定していたので、意志と身体は「愛の光」を受け取って成長することができませんでした。スピリットに否定された意志と身体が「愛の光」で自らを浄化できなくなったとき、意志と身体は絶望を感じました。意志と身体の絶望は、結果としてアトランティスの終焉を早めることになったのです。
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訳者コメント
「病気は『本来のバランスを取り戻すためのサイン』としてあらわれる」という今日のテキストはとっても興味深いです。本書には病気に関する章があるのですが、その中で神さまはこのように言っています ー「病気になった時には、身体の声を聞いて受け入れることで、病気を浄化することができます。」自分で自分の身体の声を聞かずに、あらかじめ専門家によって定められた「処法」だけを受け入れたとしても、病をもたらした根本的な原因を取り除くことはできないのです。その意味で、西洋医学的な処置や手術は病気の再発を先延ばしにする「対症療法」でしかありません。
昔は身体が健康であることを当たり前に思って、風邪を引いたら自分の身体の「弱さ」をいまいましく思っていました。それこそ今日のテキストに出てくるアトランティス人みたいに「病気になる身体が悪い」と思ながら、すぐに抗生物質や痛み止めを飲んで身体の「異常」を「正常」にしようとしてたの。自分の言うことを聞かなくなった身体は「どこかおかしい」から「薬で叩いて治すのが当然でしょ」って思ってたな。(これを書きながら、昔の自分にゾッとしてます。こわーい。)
だけど最近は、風邪を引いたり病気になれば「身体を悪くした自分の原因はどこにあるんだろう？」って内省するようになりました。自分の身体と静かに対話をする時間はすごく豊かで、細胞のひとつひとつがとっても健気に感じられて愛おしく思うの。例えば生理痛がひどかった後に自分の身体の声に耳を傾けると「そういえば最近、女性性を否定してたな」とか「古いエネルギーの浄化だな」とか、普段の生活では気がつけなかったいろんなことが見えてくる。そういうメッセージをちゃんと素直に受け入れて「受け取ったよ、ありがとう」って感謝して身体をいたわり続けているうちに、身体が回復して良くなることが多いかもしれません。( あとは漢方で自然の働きの助けをかりながら、緩やかにバランスを取り戻していくのが心地いいです。) 意志と身体の声を聞くと、バラバラに分断された自分をもう一度愛で統合しなおして、新しく生きる道がひらけてきます。
アトランティスの章ももうすぐ終わり。パンゲアとレムリアが崩壊するときも、翻訳しながら胸がざわついてたくさん手放し統合してたけど、アトランティスも結構ざわざわします。アトランティス末期と今の地球は少し似ているから、このタイミングでみんなに必要なテキストなんだと思う。アトランティス終わったら、出版社に持っていこ♡ ワクワクドキドキ。
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