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建築≒ファッション。全体のバランスが重要なの


ランウェイで笑って
皆さんこの作品をご存じでしょうか?
ファッションを題材にした週刊少年マガジンの作品であり、ファッションデザイナーを目指す少年と、低身長ながらも夢をあきらめずトップモデルを目指す少女のダブル主人公という異色な漫画作品です!!


私は「ランウェイで笑って」というタイトルから、この作品に衝撃を受けたのですが…。実はファッション業界においてモデルがランウェイで笑顔を見せることはタブーだと言われています。"ファッションショーは服を見せるためのものであり、モデルは笑ってはいけないのが常識″というもの。この漫画のタイトルには、世の中の価値観をひっくり返してやるという強い気持ちがこもっているように感じ私のお気に入りの作品です。

しかし、最近漫画が最終回を迎えてしまい、いまだに立ち直れない私です。

今回はそんなランウェイにちなんだ弊社の施工事例を紹介します。
世の中の価値観をひっくり返すような…
スタイリング後ランウェイの上を笑って帰れるような…
そんな美容室です!!

『プロッソル山本店』

この度CAPD設計、ティーエス・ハマモト施工で7月末にプロッソル山本店(美容室)のリフォームが完成しました。今回はプロッソル山本店についての紹介と完成までの秘話やコンセプトなどを織り交ぜながらご紹介します。

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01.美容室ができるまでの流れ

もともと弊社の代表が普段通っている美容室であり、新店舗の計画を聞いた際に『設計・施工を自社ですることができる』と声を上げたのがキッカケでした。そして、プランと熱意で弊社での設計と施工が実現しました。

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設計に関する打ち合わせ1回目で設計の門内氏が最初に放った言葉は
「外装はどう頑張ってもかっこよくなりません。」という衝撃的でマイナスな言葉でした…
ただこの言葉にはお手上げと言った意味ではなく、それを解決していくためのプロセスのようなものでした。

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解決策として、もともとの建物の周りにルーバー格子で覆うというもの。

ルーバーとは?
一般的にルーバーとは細長い羽板(はねいた)を隙間をあけて平行に並べたもののことを言います。ですが、建築に使うルーバーは主に日除け・雨除け・通風・換気・目隠しを目的として様々な場所に使われます。

ですが、既存の建築物を隠すだけのためにこのルーバーを採用しただけでなく、そこには重要な意味が込められています。
"美容室の用語で髪を梳くすく、ヘアカラーで色を抜く”などの言葉を建築に置き換えていくものでした。
既存の建築物をルーバーで隠すことで透け感を出す
等…簡単に説明すると、ハイライトカラーを入れることで透明感や軽さを出す内装のみをデザインするのではなく外装も含めトータルでデザインしていくといった思いが込められています。


カット、カラー、シャンプーしたのちにランウェイを通って動画の撮影ができます。SNS映えといった流行をくみ取り、一連の流れをプロデュースしていくことで多くのお客様が利用できるプランにしていきました。

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02.こだわり・イチオシ箇所

そんな一連の流れをプロデュースできる店内。その1番人の目に触れられるランウェイの部分に、自社製品であるモクメントをふんだんに使用させていただいた点がイチオシ箇所でもありますね。

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他にもシャンプー側とカット側では照明の色温度が分けられています。シャンプー面ではLEDの電球色にし、温かみがありシャンプー時にリラックス出来る空間となっています。また、カット面で白色にし、カラーを入れた際に日光の下にいるときと同じように見えるといったそれぞれの空間に合ったものを選定しています。

プロッソルの為に 作られたカット台 (1)

CAPDが今まで美容室を設計した経験を活かして、プロッソルの美容師の方々がカット台やシャンプー台で仕事がしやすい動線を意識してデザインしました。
そしてこのカット台はプロッソルの為に作られた、唯一無二の1点物です。


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03.現場での苦労

店舗のオープン日が決まっているため2カ月の決まった日数に対して逆算して工事していかなければいけないためスケジュール感が重要でした。
実質50日程度で工事を完成させたかと思います。オープン前日に完成していては、オープン当日に店舗が上手く機能しなくなってしまいます。その為、機材等の搬入も視野に入れた工事の段取りを行っていかなければならなかったのが大変だった部分です。


建築≒ファッション…

ココ・シャネル
“ファッションは建築。全体のバランスが重要なの” という名言があります。たった1枚では巻きつけることしかできない布切れが各パーツを切り出し縫い合わせることで無限の表現方法を可能にするというものです。ココ・シャネルは中世の王宮建築から影響を受けたのではないかと言われています。

緻密に計算され、美しく装飾され、そこに飾られたインテリアなど…
その1つ1つのバランスが美しさを創り出しているのだと…

美しさはバランス。
それは建築にも言えるのかもしれません。

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最後に

皆さんは普段どのような美容室を選ばれていますか?
「家や職場から近い」「価格が安い」「口コミの評価が高い」etc…
現在は、様々な情報を簡単に探し選択できる時代になっています。美容室の店舗数が増加傾向にある中、「選ばれる美容室」というのは限られてくるのかもしれません…

そんな中でも特別な体験ができる美容室「プロッソル」にぜひ一度足を運び、ランウェイで笑って美容室を後にしていただけたらと思います。

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プロッソル山本店
住所  :広島県広島市安佐南区山本1丁目9−30
電話番号:082-874-9900
営業時間:9:00〜19:00
定休日 :不定休


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