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【歴史18】オランダ史備忘録11

オランダ史の学習を深めていきます。

本日は、
①終戦後のオランダの海外領土には南米のオランダ領ギアナと
カリブ海のオランダ領西インド諸島であった。

②1948年に植民地規定改定しそれぞれの自治を認める方針に転換した。1954年にそれに基づきオランダ王国憲章が公布された。

③ギアナは1954年に自治権を獲得した。オランダと交渉をして1975年にスリナム共和国として独立をした。

④オランダ領西インド諸島は1954年にオランダ領アンティルに名称を変更し内政自治権を得ている。

アルバ、ボネール、キュラソー、シント・マールテン、シント・ユースタティウス、サバの6島によって構成されている。キュラソーはWICの本拠地の一つであった。

⑤1986年にアルバは単独でオランダ王国の構成国となった。
そして2010年にオランダ領アンティルは解体された。

自治領はアルバ、キュラソー、シント・マールテンであり特別自治体がボネール、シント・ユースティウス、サバである。これが2023年現在のオランダの体制である。

⑥戦後のオランダ経済はアメリカのマーシャル・プランにより社会インフラを復旧させ新設備投資なども進めていき1960年ごろに戦前水準に戻った。

⑦石油精製、石油化学工業、金属工業などの産業成長率が高かった。石油化学工業の中心地ユーロポート(ロッテルダム港)の貨物取扱量は1965年に世界1位。(2020年7位)

アムステルダム・スキポール空港は2019年にはヨーロッパ空港第3位の旅客数となった事などを学びました。

■参考文献 『1冊でわかるオランダ史』 水島 治郎 河出書房新社

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